ガラスの仮面_千の仮面を持つ少女
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ガラスの仮面
ジャンル
演劇漫画少女漫画
漫画
作者美内すずえ
出版社白泉社
掲載誌花とゆめ(1976-1997)
別冊花とゆめ(2008 - 2012)
レーベル花とゆめコミックス
発表号1976年1号 - 連載中
発表期間1. 『花とゆめ』1976年1月5日号 - 1997年10月5日号[1][2]
2. 『別冊花とゆめ』2008年9月号 - 2012年7月号[3][4]
巻数既刊49巻(2012年10月現在)
その他文庫版:既刊27巻(2016年9月現在)
アニメ
原作美内すずえ
総監督杉井ギサブロー
監督坂本雄作
角田利隆
脚本篠崎好
藤川桂介
金春智子
三沢もと子
朝倉千筆
キャラクターデザイン国保誠
音楽大谷和夫
アニメーション制作エイケン
製作エイケン
放送局日本テレビ
放送期間1984年4月9日 - 9月24日
話数全22話 + 総集編全1話
アニメ
原作美内すずえ
監督浜津守
シリーズ構成佐伯俊道
キャラクターデザイン平山智
音楽寺嶋民哉
アニメーション制作東京ムービー
製作MEDIANET
トムス・エンタテインメント
放送局テレビ東京
放送期間2005年4月6日 - 2006年3月29日
話数全51話
OVA:ガラスの仮面 千の仮面を持つ少女
原作美内すずえ
監督小林常夫
脚本岸間信明
菅良幸
金春智子
キャラクターデザイン平山智
後藤真砂子
アニメーション制作東京ムービー
発表期間1998年 - 1999年
ドラマ
演出西前俊典
今井和久
杉山登
制作テレビ朝日
G・カンパニー
放送局テレビ朝日
放送期間第1期:1997年7月7日 - 9月15日
第2期:1998年4月13日 - 6月29日
話数第1期:全11話 / 第2期:全12話
ラジオドラマ
放送局ニッポン放送
番組夜のドラマハウス
発表期間1982年 - 1982年
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『ガラスの仮面』(ガラスのかめん)は、美内すずえによる日本少女漫画作品。略称は「ガラかめ」[5]1975年12月5日から連載が始まり[1]、長期休載を何度も挟みながら「未完」の大ベストセラー白泉社を代表する漫画作品の一つである(2024年5月現在[6])。2021年3月時点で累計発行部数は5000万部を記録している[7]。平凡な一人の少女が、ライバルとの葛藤を通して眠れる芝居の才能を開花させ、成長していく過程を描いた作品である。
概要
連載の経緯

「ガラスの仮面」は隔週誌『花とゆめ』(白泉社)に1975年12月5日発売の1976年1号[1][注 1]から40年以上連載されている。長期連載となった本作だが、美内すずえは2巻程度で終わらせる構想であった[8]

1982年頃(劇中劇「ふたりの王女」の前後)より、雑誌版から単行本にする際に大幅な改稿を行なうようになった。単行本の巻末にも雑誌掲載原稿を改稿した旨記載されているが、特に単行本38巻以降は、雑誌版原稿を使用せず、全面改稿されている[9]。実際に、1989年以降『花とゆめ』誌に掲載されたストーリーの大部分が単行本に収録されず(いわゆる未刊行部分)、単行本版・『花とゆめ』連載版・短期集中連載及びプラチナ増刊版という、3種類のストーリーが展開されるようになった。例えば、第13章の題名は『花とゆめ』連載版では「生命」であったが、単行本版では「ふたりの阿古夜」となっている。

1995年から翌年まで二年の長期休載を経て、1997年の1997年20号、連載351回をもって『花とゆめ』における連載は事実上終了した。1998年に1989年11号までの内容で構成された41巻が、2004年12月16日に完全書き下ろしで42巻が発売された。

そして、2008年7月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ』9月号[3]より、コミックス42巻の続きから連載が再開された。1970年代に始まった作品であるためいわゆる「黒電話」しか描かれることがなかったが、時代背景の変化により42巻で初めて携帯電話が登場した。普遍的な作品となることを目指しモチーフなどに同時代性を持たせないようにしていた美内には葛藤があったという[10][11]。また、『別冊花とゆめ』再連載以降には、『花とゆめ』連載版の未刊行部分の内容が再構成されて登場している。

2012年5月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ(略称:別花)』7月号にて連載を中断[4]。その際別花誌面では「コミックス発行準備」と告知され、当初の予定から多少の遅れは発生したものの[12]コミックス49巻を2012年10月5日に発売。翌春にはその続きとなるコミックス50巻の発売予定を白泉社公式サイトにて発表したが二転三転し、「発売延期」が発表されたままとなっている[13][14]
また休刊前の別花2016年7月号の別冊特別付録(小冊子)にて、コミックス50巻の一部を大公開として18ページ程の漫画が発表されたが[15]、その内容は速水真澄が鷹宮邸を訪問し正式に婚約破棄を申し入れ、精神を病んだ婚約者の鷹宮紫織の治療をすべく山の療養所に連れて行くと宣言する迄で大きな進展は無かった。その後連載の再開は全く無いままとなっている(2023年7月現在)。

2018年5月26日発売の7月号をもって掲載誌『別冊花とゆめ』が休刊[16]。連載作品や常連作家などの今後の掲載予定のリストの中に本作の名がなかったため危惧の声が上がり、美内が公式ツイッターで「必ず最終巻まで描き続けます。」とコメントしている[17][18]

美内は「スタッフにしごかれながら、PCでの作画に挑戦」「何があっても、絶対に描くことをあきらめません。これからも、『ガラスの仮面』完結に向けて頑張ります」と、白泉社50周年記念特集の『MOE』インタビューにて近況を語っている(2024年5月現在[19])。
内容

演劇を題材にしており、実際に劇が作中で演じられるといういわば劇中劇の形式をとった作品である。


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