ガトー級潜水艦
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2018年8月)

ガトー級潜水艦
USS アンバージャック
基本情報
艦種攻撃型潜水艦
命名基準魚名
建造所.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ポーツマス海軍造船所

メア・アイランド海軍造船所

GDEB

マニトワック造船

運用者

アメリカ海軍

 イタリア海軍

 トルコ海軍

 ギリシャ海軍

 ブラジル海軍

 海上自衛隊

建造期間1940年 - 1944年
就役期間1941年 - 1969年
計画数77
建造数77
前級マッケレル級潜水艦
次級バラオ級潜水艦
要目
排水量1,825 トン
水中排水量2,410 トン
全長311フィート9インチ (95.02 m)
最大幅27フィート3インチ (8.31 m)
吃水17フィート (5.2 m)
機関方式ディーゼル・エレクトリック方式
主機水上航行用ディーゼルエンジン×4基
エレクトリックモーター×4基
推進器2軸
出力5,400馬力 (4.0 MW)
電力2,740馬力 (2.0 MW)
最大速力水上:20.75 ノット
水中:8.75 ノット
航続距離水上:11,000 カイリ/10ノット
水中:96 カイリ/2ノット
潜航深度300フィート (91 m)
乗員80名程度
兵装

21インチ (533mm) 魚雷発射管×10門(艦首6、艦尾4)、魚雷24本

3インチ砲(英語版)×1基

エリコンKA 20 mm 機関砲×2門

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ガトー級潜水艦(ガトーきゅうせんすいかん : Gato-class submarine)は、アメリカ海軍が運用していた潜水艦の艦級。ディーゼルエンジン電動機を用いる通常動力型潜水艦第二次世界大戦時におけるアメリカの主力潜水艦として有名。改良型のバラオ級潜水艦 (Balao class) 及びテンチ級潜水艦 (Tench class) もガトー級潜水艦と呼ばれることがある。アメリカ英語の発音により忠実に表記すれば「ゲイトー級」と呼ぶべきであろうが、日本では「ガトー級」と表記されることが多い。
概要

アメリカ海軍は1939年度、1940年度にタンバー級潜水艦を6隻ずつ建造した。1941年度にも引き続いてタンバー級を6隻建造することとなり、艦名もタンバー級の1940年度艦(「タンバー級第2グループ」/「ガー級潜水艦」)に続いて頭文字を「G」で揃えることに決定した。

建造に際しては、潜航能力の増大や艦内容積の拡大、それに復原性の改善が取り入れられ、予算上ではタンバー級の第3グループとして建造されることとなった。しかし、この頃アメリカ海軍では国際情勢の緊迫化などを受けて「二大洋艦隊整備計画」など海軍兵力の大増強に乗り出しており、本来の1941年度艦とは別に65隻の追加建造が決定し、また1941年度艦も2隻追加建造されることとなった。翌1942年度にも4隻が建造され、本艦級は最終的に全部で1941年艦、1942年度艦、緊急計画追加艦合わせて77隻が就役した。

なおタンバー級潜水艦のうち、第2グループに属するガー (USS Gar, SS-206) からガジョン (USS Gudgeon, SS-211) までを「ガー級潜水艦 (Gar-class submarine) 」として扱う場合がある。本来の意味での1941年度艦(追加分は含まず)である「ガトー」以下は前述のように「G級」として扱われて頭文字に「G」を冠したが[注釈 1]、同型艦がほぼ出揃った1943年以降は「ガー級」と「ガトー級」に区分し正式に単独の形式として扱われるようになった。ちなみにガトー級潜水艦の中で最初に起工し、最初に就役したのは「ドラム (USS Drum, SS-228) 」であった[注釈 2]
船体と兵装

前項で述べたように、ガトー級は(タンバー級/ガー級)の設計を受け継いだものであるが、艦内容積の増大と復原性の低下の均衡を考慮して、全長を1.5メートル延長して結果的に若干艦型が大きくなった。

ディーゼル機関の馬力では日本の「伊176」に劣ったが、機関はコンパクトにまとめられており整備性に優れ、いつでも気軽に最高速度を出せるなど信頼性も高かった。このことは戦後ミンゴに乗務した筑土龍男海将も記録に書き残している。ただし、一部の艦では本来搭載されるべき機関生産が追いつかなかったので、就役を早めるために旧型の機関を搭載して就役した。この機関は整備性が劣り振動も甚だしかったので、全艦オーバーホールの際に換装されている。

船体構造も改正され、安全深度が91メートルに増大した。その他造水能力、居住性(シャワー室が二箇所に存在した)、電気系統の制御など、多くの点で同時期の日本の伊号潜水艦を凌駕していた。なお、航続距離と燃料搭載量はタンバー級と実質変わらない。大量建造を促進するため、太平洋戦争開戦後に大規模な設計変更や船体改修を禁じたが、戦訓に基づいた改修および性能に差しさわりのない部分の省略といった改修は順次実施されている。また、艦橋構造のデザインもエレクトリック・ボート社設計のものとポーツマス海軍造船所またはメア・アイランド海軍造船所設計のものでは差異がある。もっともわかり易いのは後部のデザインであり、上から見て後部が丸みを帯びているのがエレクトリック・ボート社設計の艦橋で、角になっているのが海軍造船所設計の艦橋である。艦橋構造は戦訓によって凸型に改装されていったが、その際でも潜望鏡支基や見張り台の構造のデザインが設計によって異なっている。

魚雷発射管はタンバー級に引き続いて前部6門、後部4門の計10門装備されており、魚雷搭載数24本、機雷搭載数40個もタンバー級と同一である。

備砲は、就役当初はタンバー級やそれ以前の艦同様3インチ砲を装備して就役したが、同砲の威力や評判が芳しくないことから、途中からS級潜水艦などに搭載されていた4インチ砲に換装している。砲は基本的に前部か後部に搭載された。前部に搭載される意味としては、目標に接近しながら撃てるということであり、後部に搭載される意味は、乗員が艦橋から飛び出して直ちに配置に就けるよう配慮されたものであった。

機銃も当初は12.7 mm機銃を搭載していたが、これも次第にエリコンFF 20 mm 機関砲に強化されていった。水上兵装の更なる増強に関しては後述する。
建造所

ガトー級はエレクトリック・ボート社(潜水艦用の船台数22)とポーツマス(船台数10)、メア・アイランド(船台数5)両海軍造船所で主に建造されたが、これらの造船所が程なくして飽和状態になり、建造用の船台不足に陥るのは目に見えていた。それでは大量建造は出来ないため、従来の各造船所を拡張すると同時に、設計のライセンスを取らせた造船所にも潜水艦を建造させることとした。

その適当な造船所を探している際、ある若手の士官が「伯父が五大湖に大きな造船所を持っているから、ぜひそれを活用してほしい」と艦船局に申し出た。艦船局では最初はアメリカン・ジョークとしてあまり相手にしてなかったようだが、実際にその造船所に士官を派遣して打ち合わせを重ねた結果、何もかもがうまくいってただちに潜水艦の建造に着手することとなった。


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