ガチトラ!_?暴れん坊教師_in_High_School?
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ガチトラ!
?暴れん坊教師 in High School?ジャンル
アクションアドベンチャーゲーム
対応機種PlayStation Portable
開発元スタジオ斬
発売元スパイク
プロデューサー寺澤善徳
ディレクター松本朋幸
シナリオTOMOZOU(松本朋幸)
音楽ノイジークローク
美術江藤裕介(キャラクターデザイン)
人数1人
メディアUMD
発売日2011年4月21日
対象年齢CERO:D(17才以上対象)
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『ガチトラ! ?暴れん坊教師 in High School?』(ガチトラ あばれんぼうきょうし イン ハイスクール)はスパイクより2011年4月21日に発売されたコンピュータゲームソフト。対応プラットフォームはPlayStation Portable。開発は有限会社スタジオ斬
概要

喧嘩番長』を手掛けた松本朋幸によるオリジナルのアクションアドベンチャーゲーム。元ヤクザの教師がクセ者揃いの学園に赴任し、生徒たちの悩みを体当たりで解決していく。『喧嘩番長』シリーズのように、街並みがリアルに再現されたフィールドを自由に探索することが可能で、ストーリーを進める以外にも、バトルやミニゲーム、多数のサブイベントを楽しむことが出来る。

公式サイトとPlayStation Storeから体験版のダウンロードが可能。なお、体験版は本編には無いオリジナルのシナリオが収録されている。

本作の体験版、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』、『喧嘩番長5 漢の法則』のセーブデータがあるとそれぞれ特典を入手することが出来る。

スピンオフ作品として2011年11月2日に『メイド☆ぱらだいす ?目指せ!メイドナンバーワン!?』のダウンロード販売が開始された。
システム
SNB

本作の大きな特徴として「ソウルヌードバトル」が存在する。これは相手と激論を交わす戦闘であり、実際に殴り合っている訳ではないが、いわば魂をぶつけ合っているため通常の戦闘と同じように戦うことになる。つまり本作では生徒や一般市民とも戦闘が可能である。攻撃を当てることで発言し、その様子は画面上部に表示される。現実世界の戦いではないので、光線を放ったり変身したりと、実際にはありえない現象も多発するユニークな戦闘が繰り広げられる。なお、「ソウルヌードバトル」とは、激論を交わすことで心を閉ざした相手の魂を裸にする(本音を引き出す)という意味。

ヤクザや不良とは通常のバトル(殴り合い)が発生する。操作方法は変わらないものの、現実の戦闘なので以下のシステムは無く、また複数の敵を同時に相手にする場合がある。なお、主人公のパラメーターはSNBも通常のバトルも共通。
虎語録
いわゆる必殺技。心力を消費することで遠距離攻撃や回復、パラメータアップが可能。心力が無くなると使用不可になるが、心力はアイテムを使用するか挑発を行なうことで回復する。
イライラ度
主人公のイライラを現すゲージ。相手に攻撃を当てると上昇し、限界まで達すると主人公がキレて一定時間操作不能になってしまう。深呼吸で下げることが出来る。
心の殻
相手は体力がゼロになるとブチギレ状態となり、心の殻に閉じこもってしまう。この状態になると支離滅裂なことばかり言うようになり、戦闘ではガード不能の連続攻撃や遠距離攻撃を放ったり、武器などのオブジェクトを召喚したりと、相手によって多彩な攻撃を行なう。殻を破壊すると、まだ殻が残っている場合は相手の体力が回復して戦闘が再開、全ての殻を破壊した場合は悩みを解決したことになり、勝利できる。各シナリオのボスキャラクターは最後の心の殻を破壊すると心の叫びをぶつけてくる。これを打ち破る(悩みをぶっ飛ばす)トドメの一撃が四つの選択肢で表示され、制限時間以内に正しいものを選べば主人公の放った黄金の虎によって相手の心が裸になり(本当に服が砕けて丸裸になる演出が入る)激論終了となる。間違えたり制限時間以内に選択しなかった場合は逆にダメージを受け、さらにはボスの体力が回復して戦闘が再開する。
授業

ストーリーが進むと虎男自身が授業を行なうことが出来る。100種類もの授業(実際は授業一回につきトリビアを一つ教える)が存在し、行なうためにはそれぞれ条件が設定されている。授業を行なうと生徒達のパラメータが上昇し、生徒毎に設定された規定値まで達すれば卒業見込証が貰え、生徒毎の特典アイテムが手に入る。生徒によって得意科目不得意科目が存在し、パラメータの上がり具合が異なる。卒業見込みとなった生徒はエンディングで卒業式の集合写真に載ることが出来る(逆に載らなかった生徒は留年扱い)。

授業に設定されている条件(教材研究)はバトルに関する物やアイテムの収集率、ミニゲームやサブイベントに関連したものなど、様々に存在する。生徒達も、少し授業を行えばすぐに卒業出来る生徒も居れば、全ての授業をこなさなければ卒業出来ない生徒も存在する。授業の中にはアイテムやミッションのコンプリート、他の授業を全て完了する、と行った条件を持つものも存在し、全ての授業を行うにはゲームのほぼ全てを遊び尽くす必要がある。全員を卒業させることがこのゲームの最終目標と言える。
部活指導

空手、ボクシング、プロレス、野球、テニスといった部活を指導する。厳密にはその部毎のミニゲームやバトルで部員と勝負する。各部毎に6人の部員が存在し、最初は弱い部員しか指導できないが、勝つと一段階強い部員を指導可能になる。全ての部員の指導が完了すると記録の残るエンドレスの指導に挑戦可能となる。
プレイスポット

街には様々なプレイスポットが存在し、ミニゲームを楽しんだり、主人公の服や髪型をカスタマイズすることも可能。
メイドぱらだいす
ストーリーが進むと
メイド喫茶に寄ることが出来る。浅見萌が働いている時間帯(夕方?夜)のみ利用可能。行える行動は「料理を注文する」「メイドさんと遊ぶ」「萌のお仕事」の三種類。料理は代金を払うことでアイテムとして入手出来る他、釣って来た魚を料理してもらえる。メイドさんと遊ぶではスピード、早押しクイズ、撮影会の中から遊びたいゲームを選ぶ。これら二つのコマンドで萌のやる気やパラメータが上昇し、「萌のお仕事」を行えるようになる。「萌のお仕事」ではやる気を消費して接客を行う。客によって求められるパラメータが異なり、売り上げが上手く目標まで達すれば成功となる。仕事の内容で萌のメイドとしてのレベルを上昇させるができる。『メイド☆ぱらだいす ?目指せ!メイドナンバーワン!?』はこのミニゲームに特化した作品である。虎男曰く「前はノーパンしゃぶしゃぶだった」。
シネマRYUGA
龍ヶ峰にある映画館。入場料を払うことで特典映像を見ることが出来る。富士急ハイランドとのタイアップにより『絶叫戦隊ハイランダー』の一部が公開されている他、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』『喧嘩番長5 漢の法則』『侍道4』のプロモーションビデオも視聴可能。
グレーゾーン
消費者金融。一定額まで借りることが出来るが返済には一割の利息が伴う。返済せずに次の章に移ってしまうと利息が上乗せになる上に取立て屋に襲われてしまう。
ミニゲーム

本作には多数のミニゲームが収録されている。上記のプレイスポットに含まれる釣り、ストラックアウトなど任意に行うミニゲームの他、各章にはクリアしなければストーリーが進行しないミニゲームが用意されている。逃亡者を追い掛けて捕まえる、相手を口説いて説得する、シューティングゲームでハイスコアを出す、爆弾を解体する、女子生徒のツボを押すといった様々な課題に挑戦する。
虎男の軌跡

本編をクリアすると以降は好きな章を選択してプレイ可能。また、本編中のボス戦とミニゲームの選んだものだけをプレイできる。ただし、一度章を初めてしまうとその章をクリアするまで虎男の軌跡には戻れない。また、全体的に敵のパラメータが底上げされ、ストーリーが後半になるにつれて難易度が上昇する。

なお、虎男の軌跡が使用可能になると未達成のサブイベントの発生時期と発生場所、依頼人が表示されるようになる。ただし、発生条件までは表示されない。
登場人物
龍ヶ峰学院
梶虎男(かじ とらお)
声 -
小西克幸本作の主人公。任侠組織・大神組の若頭だったが、ふとしたことで龍ヶ峰学院の教師になった男。23歳[1]。喧嘩は401戦無敗で「人喰いのトラ」と恐れられている。両親に捨てられ、大神に拾われて極道の世界で育ったため、本来なら教師になれるほどの教養は無く、ドイツが国名であることすら知らない程。教員免許も持っておらず、スケベで面倒くさがりでいい加減な所もあるが、義理人情に篤く漢気溢れる性格で、生徒達の悩みと龍ヶ峰学院が抱える問題を次々と解決していく。龍ヶ峰学院3年D組副担任。専門の教科は無く、「俺的○○で?」と言った独特の授業を受け持ち(○○には教科名が入り、?には授業内容が入る)、生徒には「受験には役に立たない」とは言われつつも評判は良い。喧嘩の強さに加え、車にはねられても無傷、鉄パイプやコンクリートで殴られても平然としているなど不死身に近い超人的な肉体を持つが、酒はあまり飲めずすぐに酔いが回ってしまう所謂下戸。また、彼のみ要所でギャグマンガのようなコミカルな表情を見せる。当初は目的のために嫌々教師をやっていたが、生徒達と触れ合ううちに彼らに情が湧き、徐々に教師の仕事に魅力を感じ始める。目的を果たした後も、3年D組の生徒達の卒業を見届けるまで教師を続けることを片山校長に自ら申し出た。その後、黒木悠美の策略で元ヤクザであったことを暴露され、PTAの糾弾を受けたことで一時は解雇の危機に陥るも、3年D組の生徒達やその父兄の必死の直訴により、解雇を免れた。最後は3年D組の生徒を拉致した加納を直接対決で倒し、龍之介と一也の仇を討つべくドスを向けるも大神と美鈴に諭され、命までは奪わなかった。しかしそれが仇となり、隙を突いた加納に背中を撃たれて意識を失ってしまう。さらに生徒達の乗っていたバスに爆弾が仕掛けられていることを明かされ絶体絶命の危機に陥るが、不屈の生命力で復活し、生徒や美鈴達を守るために瀕死の身体を押してバスを運転し崖に突っ込んで行った。今度ばかりは死亡したと思われていたが、卒業式の日にツネに連れられて龍ヶ峰学園に戻ってくる。ギプスを填めて松葉杖を突いた恰好ではあるが、無事な姿を見せ、美鈴や生徒達と再会を果たした。
新堂美鈴(しんどう みすず)
声 - 遠藤綾本作のヒロイン。龍ヶ峰学院3年D組担任。23歳。受け持つ教科は英語。両親ともに教育者であり、自身も高い教育理念を持つが、現実とのギャップに折り合いをつけ切れずにいる。恋愛経験は皆無。副担任として派遣された虎男を毛嫌いしていたが、彼が生徒達の悩みを次々を解決していく様子を見て次第に心情に変化が現れ、虎男こそが自分の憧れる「本物の教師」ではないかと考えるようになる。一時は虎男が活躍する一方で何も出来ない自分に嫌気が指し、自信を失ったことで辞職を考えてしまう。しかし虎男の言葉で立ち直り、自身が理想とする「本物の教師」を本気で目指すようになり、虎男のことも教師として以上に異性として意識するようになる。生徒ではないが第六話のボスでもあり、心の殻発動時は彼女のネガティブな気持ちを反映したような暗い分身「美鈴ゴースト」を嗾けて来る。


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