ガゼル
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この項目では、動物について説明しています。その他の用法については「ガゼル (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ガゼル
トムソンガゼル Gazella thomsonii
分類

:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:哺乳綱 Mammalia
:鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目:ウシ亜目 Ruminantia
:ウシ科 Bovidae
亜科:ブラックバック亜科 Antilopinae
:ブラックバック族 Antilopini
亜族:ブラックバック亜族 Antilopina
:広義のガゼル属 Gazella sensu lato

学名
Gazella Blainville, 1816
和名
ガゼル
英名
Gazelle



ガゼル属 Gazella sensu stricto

トムソンガゼル属 Eudorcas

ダマガゼル属 Nanger

ガゼル (Gazelle) は、ウシ科ブラックバック亜科ブラックバック族ブラックバック亜族の3、ガゼル属 Gazella・トムソンガゼル属 Eudorcas・ダマガゼル属 Nanger の総称である[1]

これらは近縁で、かつてはガゼル属1属とすることもあったが、単系統性が不確実であり、現在では3属に分割される。

これら3属の他、1ないし数属をガゼルに含めることも(主に古い文献で)あるが、ここではこれら3属をガゼルとして扱う。
目次

1 分布

2 特徴

2.1 形態

2.2 生態


3 分類

3.1 属

3.2 種

3.2.1 現生種

3.2.2 現世絶滅種

3.2.3 化石絶滅種

3.2.4 含めることがあった種



4 人間との関係

5 脚注

6 参考文献

分布

アフリカ大陸ユーラシア大陸[2][3][4][5]
特徴
形態

最大種はダマガゼル体長140?165センチメートル[3][4]。尾長25-35センチメートル[3][4]。肩高90?120センチメートル[3][4]体重40-75キログラム[3][4]

尾はやや長い[3]。眼から鼻孔にかけて白色や汚白色で縁取られた暗色斑(顔側線)が入る[3][疑問点ノート]。

脳頭蓋(眼窩より後方の頭骨)が顔面頭蓋(眼窩後端より前の部分)の1⁄2と長い[3]。コウジョウセンガゼルを除いて雌雄共に前から見ると竪琴状、横から見るとアルファベットの「S」字状の角がある[2][3]。角の表面には節が発達する[2][3]。眼下部(眼下腺)と後肢基部内側(鼠蹊腺)に臭腺がある[3]

オスは角が太く長い[2]
生態

サバンナステップ、半砂漠、砂漠などに生息する[2]

食性は植物食で、、木の葉などを食べる[3]
分類

ガゼル属 Gazella + トムソンガゼル属 Eudorcas + ダマガゼル属 Nanger が、通常「ガゼル」と総称される[1]。このガゼルは、ブラックバック姉妹群とする単系統[6]、あるいは、ブラックバックをガゼル属の姉妹群として内包する側系統である[1]

加えてさらに、チベットガゼル属 Procapra[7][8]、あるいはさらに、スプリングボック属 Antidorcas・ディバタグ属 Ammodorcas・ジェレヌク属 Litocranius を、ガゼルに含めることもあった[8]。しかしこれらのうち、スプリングボック属・ディバタグ属・ジェレヌク属はガゼル(およびブラックバック)に近縁で互いにも近縁だが、チベットガゼル属は系統的に離れている[9][1][6]

トムソンガゼル属とダマガゼル属をガゼル属に含める説もあった。さらにチベットガゼル属をガゼル属に含む説もあった[3]

ブラックバック族


ブラックバック亜族




ブラックバック属 Antilope



ガゼル属 Gazella




トムソンガゼル属 Eudorcas



ダマガゼル属 Nanger










スプリングボック属 Antidorcas




ディバタグ属 Ammodorcas



ジェレヌク属 Litocranius












サイガ属 Saiga





オリビ亜族

オリビ属 Ourebia





ボック亜族



ベイラ属 Dorcatragus



ディクディク属 Madoqua






ボック属 Raphicerus


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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