ガガイモ
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「カガミ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「カガミ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

漫画家・イラストレーターについては「石田裕揮」をご覧ください。

ガガイモ
ガガイモ
分類APG IV

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
階級なし:コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし:キク上群 superasterids
階級なし:キク類 asterids
階級なし:asterids I
:リンドウ目 Gentianales
:キョウチクトウ科 Apocynaceae
:ガガイモ属 Metaplexis
:ガガイモ M. japonica

学名
Metaplexis japonica (Thunb.) Makino (1903)[1]
シノニム


Cynanchum rostellatum (Turcz.) Liede et Khanum (2016)[2]

和名
ガガイモ(蘿?)

ガガイモ(蘿?[3]学名: Metaplexis japonica)はキョウチクトウ科[注 1]ガガイモ属のつる性多年草である。中国名は蘿?[1]。種子や葉は薬用に、若い芽は食用になる。
名称

古名をカガミまたはカガミグサという。夏の季語。いずれの名も語源には諸説あり、イモというのは根ではなくて実の形によるともいう。高橋 (2003) は割れた実の内側が鏡のように光るのでカガミイモ(鏡芋、輝美芋)の名がつき、これが訛ってガガイモとなったとしている。

平安初期の『本草和名』で中国語名の蘿?がガガイモを表す漢字表記としてあてられ、やがて蘿?の表記が用いられるようになった。

日本神話では、スクナビコナの神が天之蘿摩船(あまのかがみのふね)に乗ってきたといい、これはガガイモの実を2つに割った小さな舟のこと。

地方により、ガンガラ[4]、ゴンガラ[4]、トウノキ[4]などととばれている。

ガガイモの学名牧野 (1940) などで Metaplexis japonica と紹介されてきたが、Khanum et al. (2016) でMetaplexis属など[注 2]はイケマ属(Cynanchum)に統合するのが妥当とする学説が出され、ガガイモに関しては同論文480頁で提案された Cynanchum rostellatum という新学名がキュー植物園からも認められている[5]
分布と生育環境

日本北海道本州四国九州のほか[6]朝鮮半島中国東アジア一帯に分布する[6][7]。低地から低山帯に分布する[3]。各地の山野に自生し[6]、日当たりのよいの草原道端河川敷、林縁などに見られる[3][7]。日当たりと排水がよく、肥えた土地を好む性質があり群生する[6][3]
形態・生態

つる性の多年草で、長く太い地下茎があり、白い線状で長く伸びると、その先にを出す[6]。地下茎はちぎれても、地下茎の一部分から容易に繁殖できる[6]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:46 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef