ガイル_(ストリートファイター)
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ガイル プロフィール

初出作品:
ストリートファイターII

格闘スタイル: 

マーシャルアーツ(『CVS』シリーズ)

マーシャルアーツにプロレス技をブレンド(『ストIV』)

マーシャルアーツ、プロレス技(『ストV』)


出身地: アメリカ合衆国

生年月日:1960年12月23日

身長:182cm

体重: 

86kg(『ストII』、『ZERO3』、『ストIV』)

99kg(『ストV』)


スリーサイズ:B125 W83 H89

血液型:O型

好きなもの:アメリカンコーヒー

嫌いなもの:日本でリュウに食べさせられた納豆(『ストII』、『ストIV』、『ストV』)、ヘルシーフード(『ZERO3』)

特技:マーシャルアーツ(『ZERO3』)、ダーツ(『ストIV』[1]、『ストV』)

職業/所属:米空軍所属の軍人(『ストV』)

キャッチコピー: 

「静かなる復讐者」(『II』)

「音速の両断」(『CVS』)

「真空の刃」(『IV』)

「空を断つ戦技」(『ストリートファイター X 鉄拳』)

「不落の移動要塞」(『V』)


関連キャラクター:ナッシュ - ケン - 春麗 - ベガ

ガイル(Guile)は、カプコンが開発・販売している対戦型格闘ゲームストリートファイター』シリーズに登場する架空の人物。アメリカ向けのメディアでは主役級の扱いを受ける。
キャラクターの設定

ベガに殺された親友ナッシュの仇を取るために、家族を捨て復讐のために闘う。しかし家族を捨てた後も少なからず家族を大切に思っている一面はあり、劇中でも家族を口にする台詞が多々ある他、『ストリートファイターII』(以下『ストII』と表記)のエンディングでも家族を捨てた身でありながら、自身を想ってくれる妻と娘を気遣っている。

初出の『ストII』ではアメリカ空軍少佐。沈着な性格であるが熱血漢でもある。闘いは非情なものであるとの信念を持つ。言動に渋みを感じさせるものが多くハードボイルドなキャラクターとして描かれている。

ホウキを逆さにしたような髪型と、両肩に施された星条旗タトゥーがトレードマーク。特に髪型には並々ならぬこだわりを持っており、櫛を常備して闘いが終わる度に髪を整える。首からはドッグタグを、自分の物とナッシュの形見の物を一緒にして提げている。

格闘スタイルはマーシャルアーツ。ボクシングのような構えをとり、前述のマーシャルアーツの他、柔道プロレスに用いられる投げ技、ムエタイの蹴り技も使う。自身が回転する技や、風にちなんだ技も多い。日本におけるマーシャルアーツと外国におけるマーシャルアーツは意味合いが違うため(詳細はマーシャルアーツを参照)、日本国外版での格闘スタイルは「Special Forces Military Training(軍人格闘術)」となっている。

ストリートファイターZERO3』(以下『ZERO3』と表記)には、家庭用移植版および『ZERO3↑』(アッパー)の追加キャラクターとして登場する(プレイステーション版とゲームボーイアドバンス版のみ隠しキャラクター)。企画担当の村田治生は前作『ZERO2』のインタビューで「最初はガイルの設定にすごく気を使っていたので、『ZERO3』でガイルを出したらストーリーをぶち壊すんじゃないかとか言われた」と語っており[2]、初代『ストII』の登場キャラクターの中では『ZERO』シリーズ中で最も遅い登場となった。本作ではアメリカ空軍中尉で、軍の命令を無視して単身シャドルーの捜査をしているナッシュを止めるよう、軍上層部から要請を受ける。

ストリートファイターIV』(以下『ストIV』と表記)では、壊滅させたはずのシャドルーの暗躍を察知し、春麗とともに調査を開始。同時に、ナッシュ捜索打ち切りの報を聞いたことをきっかけに、彼の生存を信じて再び家族を捨てて旅立つ[3]。バックストーリーでは、若い頃(ナッシュがベガに殺される前)は「酒を飲んで仲間とバカ騒ぎする普通の男だった」とガイル自身が語っている。

ストリートファイターV』(以下『ストV』と表記)でのデフォルトの衣装は常にサングラスをかけ、袖を肩までまくり上げたワイシャツとネクタイ姿になった。なお、本作では『ストII』シリーズおよび『ストIV』シリーズよりも後の時系列となっており、アメリカ空軍中佐に昇進している。復活したナッシュと再会した時も何があったか聞かず、自身の仕事をこなすほどの冷静さを持つようになる。

F-16パイロットでもあり、『ストII』シリーズのガイルステージでは駐機中のF-16が登場する。愛車はフォード・マスタング・シェルビーGT350

以前は「静かなる復讐者」の異名を持っていたものの、『ストリートファイターEX』(以下『ストEX』と表記)でかつての部下だったドクトリン・ダークから「自分を鍛えてくれなかった」との理由で逆恨みされていることもあり、以降の作品では復讐が虚しい行為であることを悟っている。

ボイス(勝利メッセージ画面以外)は基本的には英語で喋っているが、『ストEX』シリーズでの勝利時や『ストIV』シリーズや『ストV』シリーズでは日本語を口にする。

『ZERO3』ではネバダゴーストバレーを本拠地にしており、列車の上で闘うためステージが高速移動している。
家族
ユリア
ガイルの妻。ユリアの妹イライザは
ケンの恋人(のちに妻)であるため、ガイルとケンは相婿にあたる。ケンとイライザの息子であるメルはとなる。一度は家族を捨てた身だが、その後もユリアはガイルを愛しており、彼女の説得を受けて縒りを戻す。その後のガイルは各作品のエンディングなどで見られるように良き父親として過ごしている。なお、『ストIV』のアニメムービーでは旅立つガイルをクリスとともに複雑な表情で見送るシーンがある。欧米版では名前がJane(ジェーン)になっている。
クリス
ガイルの娘。彼女とダルシムの息子・ダッタは文通相手である。メルは従弟にあたる。『ストII』のガイルのエンディングに登場しているが、スーパーファミコン版初代『ストII』のエンディングのみガイルの会話で名前が挙げられている。『ストV』の公式サイト「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」でプロフィールが紹介される。明るい性格でポップなものが大好き。格闘技には興味が無く、むしろ嫌いで争いごとも苦手な繊細な部分もある。家族思いな一面があり、父親を心配する優しい一面も見せる。携帯電話が好きで、ダッタとの文通がメールになった。ディージェイのファンでもあり、好きな物の中に「ディージェイの新譜」がある。嫌いな物は早起きとほうれん草。欧米版では名前がAmy(エイミー)になっている。
サブ
飼い犬。
他キャラクターとの関係

ケンのことはそれほど気に掛けてはいないが、ケンとイライザの結婚には反対しており、軟派なケンが義弟になるのをあまり快く思っていないとする記述もある[4]

ナッシュとはかつて同じ部隊にいた親友。彼との友情についてはゲーム内ではあまり語られていないが、UDONによるアメリカンコミック(日本では2004年発売)では「捕虜となっていたガイルをナッシュが助けたのが2人の出会い」というエピソードがあり、『ストIV』でも同じ設定となっている[5]。ガイルの必殺技もナッシュから伝授されたものとされている。『ZERO』シリーズではナッシュの部隊には所属していない[6]が、ナッシュの格闘術は彼が所属する部隊の全ての隊員が習得しており、ガイルがそれを学んだ可能性があると説明されている[7]

シャドルーの総帥ベガはナッシュの仇であり、ガイルの闘う目的は彼を追うことが多い。

春麗とはベガによって大切な人を失ったという共通点を持つことから、共に行動する作品が多い(『ストIV』、『II MOVIE』など)。

『ストIV』に登場する、シャドルーを追う傭兵部隊出身の青年アベルは、ガイルと同じ技を使う男を見たことがあるらしく、何らかの関係を匂わせている。本編では語られていないが、この男は後にナッシュであることが明かされ、アベルは彼によってシャドルーの研究所から助け出された経験があると語られた[8]

ほかにも納豆を嫌いなものとして挙げる原因になったリュウなど、『ストII』シリーズの中では他キャラクターとの関わりが多い人物である。


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