ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲ
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紋章地図
(郡の位置)

基本情報
連邦州:バーデン=ヴュルテンベルク州
行政管区:シュトゥットガルト行政管区
郡:ゲッピンゲン郡
市町村連合体:ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲ行政共同体
緯度経度:.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯48度37分28秒 東経09度49分50秒 / 北緯48.62444度 東経9.83056度 / 48.62444; 9.83056座標: 北緯48度37分28秒 東経09度49分50秒 / 北緯48.62444度 東経9.83056度 / 48.62444; 9.83056
標高:海抜 464 m
面積:75.83 km2
人口:

28,290人(2021年12月31日現在)[1]
人口密度:373 人/km2
郵便番号:73312
市外局番:07331, 07334, 07337
ナンバープレート:GP
自治体コード:

08 1 17 024
行政庁舎の住所:Hauptstrase 1
ウェブサイト: ⇒www.geislingen.de
首長:フランク・デーマー (Frank Dehmer)
郡内の位置

地図

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲ (ドイツ語: Geislingen an der Steige) は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト行政管区ゲッピンゲン郡に属す市である。レギオン・シュトゥットガルト(シュトゥットガルト地方(ドイツ語版、英語版)南東部に位置し、ゲッピンゲンから南東に約 15 km、ウルムの北西約 27 km の距離にある。本市は、郡庁所在地ゲッピンゲンに次いで郡内で2番目に大きな都市であり。近隣市町村の中級中心(ドイツ語版)をなしている。

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲは、1956年からバーデン=ヴュルテンベルク州自治体法の規定により大規模郡都市(ドイツ語版、英語版)に位置づけられている。この街はバート・ユーバーキンゲンクーヘンとともに行政共同体を形成している。
地理
位置

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲは、シュヴェービシェ・アルプ中央部の端、アルプトラウフ(シュヴェービシェ・アルプの尾根)を背景とするフィルス川の谷に位置している。本市とそのアルテンシュタット市区は、いくつかの谷が連結した盆地にある。このためガイスリンゲンは、「フュンフテーラーシュタット(5つの谷の街)」(オーベーレス・フィルス、ウンテーレス・フィルス、アイプ(ドイツ語版、英語版)、ローラハ、レンゲンタールバッハの各谷)とも呼ばれる。フィルスウアシュプルングから湧出したフィルス川は、バート・ユーバーキンゲンから本市に流れ込み(オーベーレス・フィルスタール)、市内を南西方向に流れ、アルテンシュタット近くで北西に向きを変えた後、クーヘン方向へ流れて行く(ウンテーレス・フィルスタール)。
地質学

ガイスリンゲンはアルプトラウフに位置することから、カルスト露頭を含む白ジュラ紀(ジュラ紀後期)の地質を特徴としている。この街は、2500万年前の重要な地質・河川形成上の接点にあたる。

約2400万年前(中新世後期)、原初ローネ川と呼ばれる川が、おおよそ現在のネッカー川フィルス川、ローラハ川、ローネ川の谷に沿って、現在とは逆向きの南に向かってヴェスターシュテッテン(ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲから南に 11 km)付近の海に流れ込んでいた(クリフライン)。原初フィルス川(ハーゼンタール - ヴィーゼンシュタイク - ガイスリンゲン)はガイスリンゲン付近でこの川に合流していた。アルプトラウフの南向きの浸食と強力な地殻変動によって、約1100万年前にガイスリンゲンのはるか北側の原初ローネ川は南側部分(原初アイプ川、原初フィルス川、原初ローネ川)とライン水系の原初フィルス川とに分離された。ライン水系の原初フィルス川は恒常的な浸食により、「地質史学上の昨日」(リス氷期(ドイツ語版、英語版))に、原初エイプ川と原初フィルス川が開削したガイスリンゲンまで後退した。アイプ川とフィルス川はこれ以後北に向かいネッカー川に注いでいる。その結果、ガイスリンゲンの南に位置する原初ローネ川の谷が干上がった。シュタイクホーフ - ウアシュプリング(ロンゼー(ドイツ語版、英語版))間の約 400 m は、現在も比較的広い涸れ谷となっている。ガイスリンゲンの高度は 400 から 465 m で、ローネタールの高度より約 170 m 低い。カルスト化の進行は、原初フィルス川の谷の最上部(フィルス川水源上部のハーゼンタール)の乾燥ももたらした。

現在ガイスリンゲンの南、シュタイクホーフ付近から湧出するローラハ川は原初ローネ川のアムシュテッテン付近およびランゲンタールの部分、約 8 km を一層広く削り続けている。ガイスリンガー・シュタイゲが通る旧市街があるこの川の下流部分とガイスリンゲンの盆地の多くは浸食された斜面と約 20 m に及ぶ厚さのカルストに典型的な石灰岩を含むトゥファの堆積を特徴とする。先史時代古代の集落は、このトゥファの付近に集中している。旧市街の場所も例外ではない。
自然保護地区

ガイスリンゲンの市域の一部は、5,430 ha のFFH-地域(ドイツ語版、英語版)「フィルスタール」、1,826 ha の「アイプタール・バイ・ガイスリンゲン」、39,597 ha の鳥類保護区「ミットレーレ・シュヴェービシェ・アルプ」に含まれる。

自然保護区

ローラハタール

レンゲンタールとローラハタールの一部を含むアイプタール

フェーゲレスタールとオーベーレス・ロンタール

および景観保護区

ヴァグライン

フンガーブルネンタール

周辺部を含むフェーゲルスタール

フンガーベルク=シルトヴァハト

が、上述の欧州レベルで重要な保護区に組み込まれている。
隣接する市町村

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲは、東から時計回りに以下の市町村と境を接している。ゲルシュテッテン(ドイツ語版、英語版)(ハイデンハイム郡(ドイツ語版、英語版))、アムシュテッテン(ドイツ語版、英語版)、ネリンゲン(ドイツ語版、英語版)(ともにアルプ=ドナウ郡)、デッギンゲンバート・ユーバーキンゲンクーヘンドンツドルフベーメンキルヒ(以上、ゲッピンゲン郡)。
市の構成

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲの市域には、1912年に合併され、やがて完全に都市の中心に成長したアルテンシュタットを含む中核市区と、1966年に合併したヴァイラー・オプ・ヘルフェンシュタイン、1970年代の市町村再編で合併したアウフハウゼン、アイバッハ、シュテッテン、テュルクハイム、ヴァルトハウゼンからなる。これらの地区は、現在はシュタットベツィルク(直訳: 市管区)を形成している。これらの市管区は同時に、バーデン=ヴュルテンベルク州自治体法上のオルトシャフト(自治地区)となっており、地区議会を有している。その議員は、市議会議員選挙と同時に各地区の有権者の投票によって選出される。地区議会の議長はオルトフォアシュテーアー(区長)を呼ばれる。議員数は各地区の人口に応じて7人から11人である。

いくつかの市区はさらに地域的に分けられた独自の名前を持つ居住区を有している。アウフハウゼン地区にはヴァネンホーフ、アイバッハ地区にはクリストフスホーフ、オスマンスヴァイラー、ロッゲンシュタイン城趾を含むウンテーレ・ロッゲンミューレ、テュルクハイムにはヴィッティンゲン、ヴァイラー・オプ・ヘルフェンシュタインにはバッテナウ、ホーフシュテット・アム・シュタイク、リンデンホーフの居住区が含まれる。中核市区にはアルテンシュタットの他に、建設の過程で独自の名前をつけられた居住区があるが、その境界は定まっていない。
土地利用

用途面積 (ha)占有率 (%)
住宅地2883.8
商工業地1592.2
レクリエーション用地450.6
その他市街地1311.7
交通用地4315.7
農業用地3,91751.6
森林2,52233.3
水域180.2
その他821.0
合計7,583100

2022年現在の州統計局のデータに基づく[2]
地域計画

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲは、シュトゥットガルトを上級中心(ドイツ語版)とするシュトゥットガルト地方(ドイツ語版、英語版)の中級中心(ドイツ語版)をなしている。ガイスリンゲンを中級中心とする地域には、フィルスタール上流域およびアルプ高原いくつかの町が含まれる。バート・ディッツェンバッハバート・ユーバーキンゲンベーメンキルヒデッギンゲンドラッケンシュタイングリュービンゲンホーエンシュタットクーヘン、ミューレンハウゼン・イム・テーレ、ヴィーゼンシュタイクがこれにあたる。
歴史
19世紀までカント通りで1994年に緊急発掘調査されたメロヴィング朝の墓1643年のマテウス・メーリアンの銅版画に描かれたガイスリンゲン

ガイスリンゲン・アン・デア・シュタイゲは、1108年の寄進文書に初めて Giselingen という名で記録されている。


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