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やノートページでの議論にご協力ください。カーン・ノニエン・シン(Khan Noonien Singh)はSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の人物。『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』ではカーン・ヌニエン・シンと表記される。遺伝子操作を受けた優生人類、独裁者。『宇宙大作戦』と『スタートレックII カーンの逆襲』ではリカルド・モンタルバン、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』ではベネディクト・カンバーバッチが演じた。日本語吹き替えを担当した声優は『宇宙大作戦』では森山周一郎(このバージョンの日本語音声ではカーンではなくカンと発音されている)、『スタートレックII カーンの逆襲』では大木民夫、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』では三上哲。 20世紀末(1992年 - 1996年)にアジア及び中東を支配した独裁者。広大な領土を有する帝国を築いたが、チャーリーやドクター・マッコイの言によれば、自分から仕掛けた戦争はなく、虐殺も行わなかったという。出身については詳らかではないがエンタープライズ号に搭乗していた歴史学者のマーラ・マクガイヴァーズ少尉の描いた彼の肖像画によればターバンを巻くこともあったようなのでインド、あるいは中東諸国の出身ではないかと推測される。 『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』シーズン2第3話では、時間戦争により歴史がずらされて、2022年にいまだ子供であり、未来から時間旅行でやって来た親族のラアン・ヌニエン・シンに命を救われる。 独裁者ではあるが優れた人物として理解されているらしく、チャーリーなどは密かに尊敬していたと発言している。 世界統一の野望を表明して後に優生戦争
経歴
上記オリジナル作品の平行世界を舞台にした映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』でも、仲間とともに宇宙船で冬眠中のところを惑星連邦に発見、救出された、という設定になっている。 遺伝子操作を受けた改良人間であるため、頭脳・身体能力共に優秀である。 3世紀も後の宇宙船であるエンタープライズ号の仕組みを図面を見ただけで理解し、同じく連邦宇宙船であるリライアント号を奪った時は、ほとんど初めての宇宙船指揮にも拘らず歴戦の艦長であるカークと互角以上の戦いを繰り広げるなど、天才的な頭脳の持ち主であることが分かる。 それ以上に驚異的なのが身体能力で、船室に軟禁されていたところを素手でドアをこじ開け脱出する、フェイザーガンを素手で捻じ曲げて無力化する、カークの渾身の打撃にもびくともしないなど、常人を遥かに超える強靭性を誇っている。 映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』においても、その強靭な肉体と高度な知性は変わらず、戦闘ではクリンゴンの戦闘部隊を圧倒し、カークの渾身の殴打にも全く動じず、ついにはカークのほうが先に疲労困憊してしまった。また、スポックのヴァルカン神経掴みにも抵抗し、更にはスタンモードのフェイザーを数発受けても耐えるなど、驚異的な体力を見せた。その血液から作られた血清にも驚異的な回復力があり、放射線被曝によって絶命したカークを再生させている。 王としての自覚を持ち、傲慢で尊大、狡猾。他者に対して非常に高圧的だが、それに見合う統率力とカリスマ性を持っている。また、優生人類ではない普通の人間を見下している節があるが、普通の人間であるマクガイヴァーズ少尉に対しては(利用する目的があったとはいえ)恋愛感情を抱くなど、完全に差別しているわけではないようである。セティ・アルファXに流刑されたときは、カークに対して失楽園の一節(我、天国にて神の奴隷となるよりは、地獄をこそ支配せん)を引用してみせ、決して誰にも従わず屈さない覇王としての矜持を見せていた。 カーンはTVシリーズ『宇宙大作戦』「宇宙の帝王」("Space Seed 「宇宙の帝王」ではエンタープライズ号に救出されながらも、逆にエンタープライズ号を奪うことを画策する。
能力
性格
劇中での活躍