カールトン・フィスク
Carlton Fisk2013年7月27日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地バーモント州ベローズフォールズ
カールトン・アーネスト・フィスク(Carlton Ernest Fisk, 1947年12月26日 - )は、アメリカ合衆国バーモント州ベローズフォールズ出身の元プロ野球選手(捕手)。右投右打。愛称は「Pudge」。 1967年1月のMLBドラフトでMLBのボストン・レッドソックスから1巡目(全体4位)に指名を受け入団。同年9月18日の対ボルチモア・オリオールズ戦でMLBデビュー。 1971年9月12日の対デトロイト・タイガース戦でMLB初本塁打を記録。 1972年にレギュラーを獲得し、前半戦で打率.310、15本塁打の成績でオールスターゲームに初選出される。打率.293、22本塁打、61打点、リーグトップの9三塁打、共にリーグ2位の長打率.538、OPS.909を記録し、新人王を満票で受賞[1]。MVPの投票でも4位に入り、ゴールドグラブ賞も獲得した。 1973年はニューヨーク・ヤンキースとの開幕戦で満塁本塁打を含む2本塁打を放ち6打点を記録するなど、前半戦で18本塁打を放つが、後半戦で打率.196と不振に陥った。 1974年は故障で出遅れ、復帰後は好調だったものの6月28日を最後に左足を骨折して離脱し、52試合の出場に留まる。同年のオールスターゲーム前の開会式では、松葉杖に支えられながらアメリカンリーグのスター選手達とファウルライン上に並び、スタンドのファンの大喝采を受けた[2]。1975年 1975年も故障で出遅れ、6月下旬に復帰。79試合の出場ながら打率.331、10本塁打、52打点を記録しチームの地区優勝に貢献。ワールドシリーズ3連覇中のオークランド・アスレチックスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは打率.417と活躍し、チームは3連勝で8年ぶりのリーグ優勝。シンシナティ・レッズとのワールドシリーズでは王手をかけられ、本拠地フェンウェイ・パークで迎えた第6戦の延長12回裏に先頭打者として打席に立ち、左翼ポールを直撃するサヨナラ本塁打を放つ。ポール際に飛んだ打球に向かって両手を大きく右に振って「入れ、入れ」とジェスチャーする姿は全米の注目の的となり、当時世界一の名バレエダンサーだったルドルフ・ヌレエフばりに「ヌレエフ・ダンス」と有名になった[2]。後に「シリーズ史上最高のゲーム」と呼ばれるようになった試合の象徴的なシーンだった。チームは第7戦で敗れてワールドチャンピオンを逃す。レッズ監督のスパーキー・アンダーソンはフィスクの送球がシュート気味に二塁ベースの右の方に偏るのを見抜いて積極的に走らせ、レッズはこのシリーズでフィスクから9連続で盗塁を成功させている[2]。
経歴
ボストン・レッドソックス