カーブル国際空港自爆テロ
国外退避するアメリカ人とアフガニスタン人を載せるアメリカ空軍
場所アフガニスタン、カーブル、カーブル国際空港
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度33分31秒 東経69度13分13秒 / 北緯34.55861度 東経69.22028度 / 34.55861; 69.22028
カーブル国際空港自爆テロ事件(カーブルこくさいくうこうじばくてろじけん、英: Kabul airport attack)は、2021年8月26日にアフガニスタンのカーブル国際空港周辺で発生した自爆テロと銃撃事件である[9]。ターリバーンによるアフガニスタン制圧を受け国外へ脱出しようと集まっていた多数のアフガニスタン人と、警備を行っていたアメリカ兵、またターリバーン関係者が事件に巻き込まれ、少なくとも182人が死亡した[3]。ISKPが犯行声明を発表している。
背景「2021年ターリバーン攻勢」も参照
アフガニスタンから米軍が撤退を始めたことを受け、ターリバーンが攻勢に出てアフガニスタン全土を掌握しつつあった2021年8月12日から、アメリカやイギリスなどは軍を一時的に増派させて大使館員やアフガニスタン人の協力者を脱出させようとしていた[10]。カーブルが陥落した15日には国外脱出を望むアフガニスタン人がカーブル国際空港に殺到してパニックが起きた他[11]、その後も空港には国外退避を望むアフガニスタン人が多く集まり、各国が自国民とアフガニスタン人協力者を空路で脱出させるよう活動していた[12]
そのような状況の中、米政府は21日、ISの地域組織による攻撃の可能性があるとして、個別に移動の指示を受けた人以外は空港に近づかないよう警告する危険情報を発出した[13]。その後もISによる攻撃は強く警戒されていて[14]、ジョー・バイデン大統領が24日にISIS-Kが空港を攻撃しようとしていると警告する会見を開くなどしていた[15]。
23日には正体不明の武装勢力によるアフガニスタン人の警備隊への銃撃があり、米独軍も応戦、アフガニスタン人の警備隊が1人死亡する事件があった[16]。 現地時間2021年8月26日、アフガニスタン国際空港のアビーゲート付近で自爆テロが発生した。アビーゲートではアメリカ軍が空港に入るアフガニスタン人に保安検査を行っていて、多くの人が集まっていた[17]。IS-Kは、自爆犯はAbdul Rahman al-Logariと呼ばれている者であり[8]、米軍部隊から5メートルの位置で爆弾ベルトを起爆させたと主張している[18]。AP通信によれば、一般的な自爆テロの2.5倍から5倍の量の爆発物か使われたとされ[19]、爆発の威力は大きく水路に落ちたり道路に叩きつけられたりした人もいた[20]。
攻撃