カーニバル・ロウ
Carnival Row
ジャンル
ファンタジー
ネオ・ノワール
政治風刺
原案
ルネ・エチェベリア
『カーニバル・ロウ』(原題:Carnival Row)は、ルネ・エチェベリア(英語版)とトラヴィス・ビーチャムに創作されたアメリカ合衆国のネオ・ノワール・ファンタジー・ドラマシリーズである。オーランド・ブルームとカーラ・デルヴィーニュが主演をつとめる。 『カーニバル・ロウ』は人間と異形の妖精が共存する世界を舞台とする。妖精の移民の増加が人間との間で摩擦を引き起こす。物語は、バーグ王国の街カーニバル・ロウで起きる妖精を犠牲者とした連続殺人事件を中心に語られる[1]。ストーリーは現代イギリスにおける移民問題を反映する。 シーズン1は8エピソードからなり、2019年8月30日にAmazonビデオで配信された。2019年7月、最終シーズン2の製作が発表され、2023年2月17日より配信された[2][3][4]。 シーズン1はチェコで撮影された。 産業革命期のイギリスに類似したバーグ王国には、パクト王国に侵略されたかつての同盟国アヌーン王国のティルナノックからピックスと呼ばれる妖精が移住し、人間にはクリッチと呼ばれて差別される。妖精の中には羽の生えたフェイ、渦を巻いた角の生えたパック、二本の上に伸びた角の生えたファウン、ケンタウロス、小人のコボルドなどがいる。パクト王国の侵略と迫害から逃げた妖精の中にはバーグのファイロ捜査官の恋人だったフェイのヴィネットもいる。バーグの歓楽街のカーニバル・ロウでは連続殺人事件が起きて被害者の肝臓が抜き取られ、ファイロが調べる。 富豪となったパックのアグレウスは人間の上流階級に受け入れられようと望み、破産状態にある隣家のイモジェン・スパーンローズと親しくなり、世間の目を逃れて船で駆け落ちする。妖精に好意的な宰相のアブサロム・ブレイクスピアは妖精排斥を主張する政敵のリッター・ロンガーベインと争う。被害者達は半妖精であるファイロの出生の秘密に絡んでいたことがわかり、捜査情報を隠していたファイロは逮捕される。アブサロムは妖精との間にファイロをもうけたことを告白する。息子ジョナを溺愛するアブサロムの妻のパイエティが、家のスキャンダルを潰すために魔物を使って殺人を犯していたことがわかる。パイエティはリッターに続いて夫を殺し、次にファイロを狙ってヴィネットに殺される。アブサロムの息子ジョナはリッターの娘ソフィと密かに関係を結んでいたが、ソフィが自分の腹違いの姉妹であり、かつスキャンダルで母を脅迫していたことを知る。ジョナは宰相職を継ぎ、ソフィと組んで妖精たちをゲットーに閉じ込め、ヴィネットとファイロもそこに入れられる。
概要
あらすじ
シーズン1のあらすじ