カーズ
Cars
監督ジョン・ラセター
ジョー・ランフト(共同監督)
脚本ジョン・ラセター
ジョー・ランフト
ジョルゲン・クルビエン
『カーズ』(原題:Cars )は、ピクサー・アニメーション・スタジオの制作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズの配給により、2006年6月9日に公開された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞受賞。アメリカ本国および日本では、ピクサー長編アニメーションとしては、最後のVHS版発売作品となった。 2001年より制作開始され、当初は『Route 66』というタイトルで制作されていたが、1960年代に同名のテレビドラマ『ルート66』(Route 66
概要
当初、2005年の冬に公開予定であったが日付がずれ込み、2006年半ばに公開となった。日本では公開時期がスタジオジブリ製作の『ゲド戦記』と重なったこともあり、興行収入は前作『Mr.インクレディブル』の半分程度の22億円[2]と厳しい結果となった。
配給はディズニー。ディズニー・ピクサー間の契約とその契約更新の破綻に伴い、ディズニー配給としては最後のピクサー制作作品になる予定であったが、ディズニーによるピクサーの買収により上記の事態は回避された。なお、この作品コンテンツの商用利用権に関しては、全てディズニー関連会社が有している。
本作品は、車を中心とした乗物を擬人化したキャラクターによって物語が構成されており、虫や牛なども車化されている。なお、人間や動物などは一切登場しない。
車がしゃべる、文明を築いて生活しているなどの点はTVゲームのチョロQシリーズを参考にしているとされ、実際に「チョロQHG4」の公式サイトには、本作の原点になっているとの記述がある。[3]。
また、ディズニーデジタル3Dとしてのリバイバル上映は行われていない。
2011年には続編『カーズ2』が公開され、2017年には3作目『カーズ/クロスロード』が公開された。 2005年、カーレース「ピストン・カップ」シーズン最終レース「ダイナコ400」で、初の新人チャンピオンを狙う人気天才レーサーライトニング・マックィーン。彼にとって一番のライバルは今シーズンで引退する伝説のレーサーキングことストリップ・ウェザーズと万年2位のベテランレーサー、チック・ヒックス。マックィーンは彼らに引けを取らないほどのレースを繰り広げるも、タイヤを交換せずに走り続けた為、最終ラップで後輪がバーストしてしまう。ゴール時なんとか舌を出して自分を含む3台が同着となり、1週間後にカリフォルニアで優勝決定戦が行われることとなる。マックィーンはスポンサーである錆取り用クリーム会社「ラスティーズ」のイメージキャラクターとされていたが、スポンサーに恩義があるにもかかわらず、錆びた車が嫌いという理由で会社に辟易しており、優勝後はダイナコ石油への移籍を考えていた。 出発前にチックから、一番にカリフォルニアに着いた車がダイナコ石油との契約に有利になるという言葉を真に受けてしまったマックィーンは、専用トレーラーのマックに夜通しかけて走ってでも一番にカリフォルニアに着くよう無理にお願いする。結果マックは居眠り運転をしてしまうことに。さらには暴走族のイタズラが原因でマックと離れ離れになり、探し回るうちにルート66沿いの田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込んでしまう。パニックになったマックィーンは夜の町中を暴走した上、ひょんなことから町のメインストリートのアスファルトをボロボロに壊してしまい町の保安官であるシェリフに逮捕されてしまう。 翌日、交通裁判で判決により、社会奉仕として「道路の舗装」を命じられることに。マックィーンは住民たちに「自分はレーサーで、カリフォルニアのレース会場に一刻も早く着かなくてはならない」と説明するが、田舎者の住民たちは彼の言葉を信じず、取り合ってくれない。
あらすじ