カンフー・パンダ3
Kung Fu Panda 3
監督ジェニファー・ユー・ネルソン
『カンフー・パンダ3』(原題: Kung Fu Panda 3)は、2016年のアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・アクション・コメディ映画。ドリームワークス・アニメーションが製作し、世界では20世紀フォックスが、中国ではオリエンタル・ドリームワークスが配給している。『カンフー・パンダシリーズ』の第3作で、『カンフー・パンダ2』(2011年)の続編に当たる。作中では、ポーは生みの親と再会し、秘密のパンダ村の存在を知るが、すぐに気を習得し、ウーグウェイ導師の遺産を破壊しようとする精霊戦士であるカイと戦うためにパンダたちを準備しなければならなくなる。
監督はジェニファー・ユー・ネルソン(英語版)とアレッサンドロ・カルローニ(英語版)、脚本はジョナサン・アイベルとグレン・バーガー(英語版)が務めた。ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ルーシー・リュー、セス・ローゲン、デヴィッド・クロス、ジェームズ・ホン、ジャッキー・チェンが前作から続投し、ランドール・ダク・キム(英語版)が第1作からウーグウェイ導師役を再演している。この2人に加え、ブライアン・クランストン(フレッド・タタショアに代わり、マスター・ベアの声を担当)、J・K・シモンズ、ケイト・ハドソンがそれぞれリー・シェン、カイ、メイメイ役で出演している。本作は、2015年9月18日に大腸癌のため55歳で亡くなった、ドリームワークス・アニメーションで製作責任者を務めたナンシー・バーンスタイン(英語版)に捧げられた作品である。
本作は2016年1月16日にロサンゼルスで初公開された[5]。1月23日に中国で3時間の特別スニーク・プレビューを行い限定公開され、3月25日に3Dで全米公開され、製作費1億4,500万ドルに対して全世界で5億2,100万ドルを記録し、1月の公開作品としては『アメリカン・スナイパー』に次ぐ第2位の興行収入を記録した。また、声優、アニメーション、ビジュアル、ユーモアなどが賞賛され、概ね好評を博した。日本では当初は2016年夏公開予定だったが、諸事情により、Netflix独占配信に変更された。