カントリー・ブルース
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カントリー・ブルース
様式的起源
ブルースフォークソング
文化的起源アメリカ合衆国南部、20世紀初頭
使用楽器ギターハーモニカ
派生ジャンルシカゴ・ブルース、デトロイト・ブルース、エレクトリック・ブルース(英語版)、メンフィス・ブルース、ニューオリンズ・ブルース、スワンプ・ブルース、ヒル・カントリー・ブルース
サブジャンル
デルタ・ブルース、ルイジアナ・ブルース、ピードモント・ブルース
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カントリー・ブルース (country blues) は、アメリカ合衆国の田舎で演奏された、主にギターを中心としたブルースの形態の内、アコースティック・ギターを用いるものの総称である。他にフォーク・ブルース (folk blues)、ルーラル・ブルース (rural blues)、ダウンホーム・ブルース (downhome blues) などの呼び方もある。
歴史

戦前、アフロアメリカンの間で人気があったブルース・シンガーとしては、チャーリー・パットン[1][2]ブラインド・レモン・ジェファーソンらがいた。1960年代に有名になったロバート・ジョンソンは、当時は無名の存在だったという[注 1]。カントリー・ブルースは、田舎のゴスペルや、ラグタイムの要素を取り込み、ときにはヒルビリー(英語版)、ディキシーランド・ジャズなどの要素まで見られる場合もある。アメリカ合衆国南部ブルースが生まれた後、ブルースはカントリー/田舎にも、その他の場所にも広がって行き、各地に独自のスタイルが誕生した。メンフィス・ブルース(英語版)、デトロイト・ブルース(英語版)、シカゴ・ブルース、テキサス・ブルース(英語版)、ピードモント・ブルース(英語版)、ルイジアナ・ブルース(英語版)、ウェスト・コースト・ブルース(英語版)、アトランタ・ブルース(英語版)、セントルイス・ブルース(英語版)、イースト・コースト・ブルース(英語版)、スワンプ・ブルース(英語版)、ニューオリンズ・ブルース(英語版)、デルタ・ブルース、ヒル・カントリー・ブルース(英語版)、カンザスシティ・ブルース(英語版)などがその例である[3]

1960年代はじめに、アフリカ系アメリカ人の音楽の嗜好が変化し始め、ソウルミュージックリズム・アンド・ブルースへと傾斜すると、カントリー・ブルースは、「フォーク・ブルース」として新たな人気を呼ぶようになり、おもに白人の、大学生くらいの年代の聴衆に受け入れられるようになった。ビッグ・ビル・ブルーンジーサニー・ボーイ・ウィリアムソンIIのような伝統的なアーティストたちが、フォーク・ブルースのアーティストとして装いを新たに再登場し、ソニー・テリー(英語版)やブラウニー・マッギー(英語版)のようなピードモント・ブルースのミュージシャンたちが、アメリカ合衆国のフォーク音楽リバイバル運動(英語版)の中で活躍するようになった[4]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ローリング・ストーンズ、クリームらがカバーしたことで、有名になった。

出典^“? Charley Patton April 28, 1891 ? April 28, 1934...” (英語). ⇒http://iloveancestry.net/post/58016762187/charley-patton-april-28-1891-april-28-1934 2022年2月2日閲覧。 
^ “Charley Patton (1891?1934)”. Findagrave.com. 2022年2月2日閲覧。
^ “ ⇒Country Blues”. The Blues Foundation. 2014年1月22日閲覧。
^ Reverend Keith A. Gordon. “ ⇒Blues Styles: Country Blues: Country Blues style defined”. About.com. 2014年1月22日閲覧。

関連項目

en:List of country blues musicians


en:Hill country blues










ブルース
楽式

8小節ブルース (en)

12小節ブルース(ブルース形式)

ウォーキングベース (en)

コールアンドレスポンス

スウィング

即興演奏

伝統的なブルースの歌詞 (en)

ブギ

ブルー・ノート・スケール

ブルース・スケール (en)

起源

ブルースの起源 (en)

フィールド・ハラー (en)

霊歌

労働歌


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