カンタレラ_(曲)
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「カンタレラ」
WhiteFlameの
楽曲
時間2分27秒
作詞者黒うさ
作曲者黒うさ
その他収録アルバム


EXIT TUNES PRESENTS Vocalostar feat.初音ミク(2009年)

君のいる景色(2009年)

Digital Trax presents VOCALO★POPS BEST feat. 初音ミク(2011年)

VOCALOID BEST from ニコニコ動画 (あか)(2011年)

カンタレラ(2012年)

ボカロ超ミックス39 feat. 初音ミク(2012年)

月と星の虚構空間(2013年)

5th ANNIVERSARY BEST(2013年)


カバー


プリコ(ニコニコオムニバスツアー ?歌ってみた全国ツアー?)

clear(Dearest)

兼崎健太郎、弟の姉(ニコニコミュージカル カンタレラ music tracks)

みちゃおん(MEET YOUR ONLY WORLD)

nero(monochrome)

野島健児緑川光(ACTORS - Deluxe Duet Edition -)


「カンタレラ」は、WhiteFlame(黒うさP)の曲である。2008年に動画投稿サイトニコニコ動画で音声合成ソフトVOCALOIDKAITO初音ミクをボーカルに用いて発表した動画で人気を集め、舞台化、小説化、漫画化も行われている。
概要

カンタレラとは、中世にイタリア貴族ボルジア家が政略に用いたとされる毒薬の名前である。15世紀から16世紀にかけ活躍したボルジア家のチェーザレ・ボルジアと、その妹ルクレツィア・ボルジアには近親相姦の噂があったとされており、本曲はその兄妹の禁断の愛を題材としたラブソングである[1]。歌詞は男性視点であるが、元々はWhiteFlameがニコニコ動画でVOCALOID作品での活動を始める以前に、同人音楽の活動で女性ボーカルで発表していた曲である[2][3]。ニコニコ動画に投稿され人気を集めたカンタレラの動画は、コンテンツ投稿サイトピアプロに投稿されていたexrayによる「仮面舞踏会」というタイトルの、KAITOと初音ミクを描いた中世風のイラストをきっかけに作成された[2][4]。当時黒うさはニコニコ動画で初音ミクを用いた曲の発表を行っていたが、このイラストを見てカンタレラの世界が表現できると考え、男声ボーカルのKAITOを購入[2]、KAITOと初音ミクを兄妹に見立てたデュエット曲として2008年2月にニコニコ動画で発表した[5]。VOCALOIDの中でも、KAITOは初音ミクの人気の影響で2007年末ごろから注目を集めるようになっていたが[6]、カンタレラはKAITOファンの女性達から絶大な支持を受けることとなる[3]。また、黒うさ自身の投稿した動画の人気のみならず、多くのフォロワーによる関連動画も登場し、それらをあわせた再生数は翌2009年までに500万回を超えている[7]

2009年にはWhiteFlameとしてのメジャーデビューアルバム『君のいる景色』が発売され、カンタレラも収録された。2011年には、本曲などを原案としたミュージカルの公演が行われ、ミュージカルの物語を元にした小説、漫画も発表された。2012年にも内容を一新して再度ミュージカルの公演が行われた。また、壱加による本曲を原作とした漫画版も発表されている。2013年には、KAITOのバージョンアップ版『KAITO V3』の発売に伴い、セルフリメイクしたカンタレラが『KAITO V3』の公式デモソングの一つとして発表された[8]
ミュージカル

ミュージカルは、ニコニコ動画運営元のニワンゴの親会社ドワンゴが主催するニコニコミュージカルによって公演が行われた。本曲に加え、同じくニコニコ動画で発表されたorange作詞、Dios/シグナルP作曲の「サンドリヨン」、ガルナ(オワタP)作詞作曲の「パラジクロロベンゼン」の2曲を原案協力として取り入れている[9]。2011年に『カンタレラ』として公演が行われ、2012年にも劇中曲、脚本、キャストを一新した『カンタレラ2012 ?裏切りの毒薬?』が上演された[10]。2011年版についてはDVD、ライブCDが発売されている。

上記ニコニコミュージカルを元に、2016年に女性のみの歌劇団であるOSK日本歌劇団が『カンタレラ2016?愛と裏切りの毒薬?』を上演する。
『カンタレラ』
日程:2011年8月3日 - 8月7日会場:全労済ホールスペース・ゼロ演出/振付:上島雪夫原案:カンタレラ(作詞/作曲・黒うさP)原案協力:サンドリヨン(作詞:orange・作曲:Dios/シグナルP)、パラジクロロベンゼン(作詞/作曲・オワタP)脚本:大石 薫夏、三井 秀樹出演:兼崎健太郎チェーザレ・ボルジア) / 弟の姉(ルクレツィア・ボルジア) / 少年T(Tomohisa) (ホアン・ボルジア)/ koma'n(カプリ) / 郷本直也(フェルナンド) / ヨウスケ・クロフォード(サヴォナローラ) / 兼松若人(ミゲル) / AD笠原(ピエロ・デ・メディチ) / 海斗 / コンコン / 水谷誠司上島雪夫(ロドリゴ・ボルジア) / 太田在(クラウディア、ヴァンノッツァ) / 渡辺大輔(ジョヴァンニ・デ・メディチ)
『カンタレラ2012?裏切りの毒薬?』
日程:2012年3月7日 - 3月13日会場:博品館劇場演出/振付:上島雪夫原案:カンタレラ(作詞/作曲・黒うさP)原案協力:サンドリヨン(作詞:orange・作曲:Dios/シグナルP)、パラジクロロベンゼン(作詞/作曲・オワタP)脚本:大石薫夏出演:兼崎健太郎(チェーザレ・ボルジア) / 郷本直也(サヴォナローラ) / 齋藤ヤスカ(フェルナンド3世) / 小野田龍之介(ホァン・ボルジア) / 野田和佳子(ルクレツィア・ボルジア) / 彩夏涼(クラウディア/ヴァノッツァ) / 兼松若人(ミゲル(チェーザレの部下)) / 吉岡麻由子(ローザ(ルクレツィアの従者)) / 上島雪夫(ロドリゴ・ボルジアAキャスト) / 別紙慶一(ロドリゴ・ボルジアBキャスト) / やすし・橋本由希子(ダンサー) / 渡辺大輔(ジョヴァンニ・デ・メディチ)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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