この項目では、文学作品について説明しています。映画については「カンタベリー物語 (映画)」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}
この記事には複数の問題があります。改善
やノートページでの議論にご協力ください。カンタベリー物語
The Canterbury Tales
ウィリアム・キャクストンによる第2版(1484年)の木版画
著者ジェフリー・チョーサー
発行日14世紀
ジャンル
騎士道物語(ロマンス)
ブルターニュのレー
説教
寓話
ファブリオー など
国イングランド
言語中英語
形態短編集(物語集)
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示
カンタベリー大聖堂のあるケント州の位置
『カンタベリー物語』(The Canterbury Tales)は、14世紀にイングランドの詩人ジェフリー・チョーサーによって書かれた物語集である。
聖トマス・ベケット廟[注釈 1]があるカンタベリー大聖堂への巡礼の途中、たまたま宿で同宿した様々の身分・職業の人間が、旅の退屈しのぎに自分の知っている物語を順に語っていく「枠物語」の形式を取っている。これはボッカッチョの『デカメロン』と同じ構造で、チョーサーは以前イタリアを訪問した時に『デカメロン』を読んだと言われている。各人が語る物語は、オリジナルのものもあれば、そうでないものもあり、ジャンルは騎士道物語(ロマンス)、ブルターニュのレー、説教、寓話、ファブリオーと様々である。中英語で書かれている。 Whan that Aprill, with his shoures soote
登場人物
騎士
粉屋
親分
料理人
法律家
バースの女房
托鉢僧
刑事
学僧
貿易商人
騎士の従者
郷士
医者
赦罪状売り
船長
尼寺の長
チョーサー
修道院僧
尼寺侍僧
第二の尼
僧の従者
大学賄人
牧師
宿屋の主人
あらすじ
総序(General Prologue)Hengwrt写本の『総序』の冒頭の詩行リチャード・ピンソンによる1492年版の『総序』から騎士の挿絵。3詩行含む1850年頃の「陣羽織」
The droghte of March hath perced to the roote
And bathed every veyne in swich licour,
Of which vertu engendred is the flour;
騎士の話(The Knight's Tale)エルズミア写本の『騎士の話』の表紙【第一部】アテネ大公のセーセウスは女人国スキタイを滅ぼし、その女王イポリタと結婚、彼女とその妹エミリーを伴いアテネへと向かう。その帰途、テーベの支配者クレオンの暴虐を訴える黒衣の婦人らの訴えを聞き、テーベを討伐。囚われたテーベの王族の若者、パラモンとアルシーテとをアテナイの塔に幽閉する。その後その二人は塔の窓からエミリーを見て恋のライバルとなる。やがてアルシーテは友人ペロセウス公の願いにより解放されるが、同時にアテナイからの追放を言い渡される。
【第二部】追放されたアルシーテは身をやつしてアテナイに戻り、フィロストラーテという名前でテセウスの宮廷に仕える。投獄から七年後に脱獄し茂みに潜んでいたパラモンは逍遥するアルシーテと出くわす。二人は決闘の約束を取り付け、翌日その決闘のさなかに狩に出て来たテセウス公に問い質される。事実を知ったテセウス公はその一年後にそれぞれ百人の騎士を引き連れさせて馬上槍試合を行い、勝ったものにエミリーを嫁がせることにする。
【第三部】テセウス公が建設した試合場とそれに付属するヴィーナス、マルス、ダイアナの神殿の様子と、二人が引き連れた騎士らの様子、パラモンがアフロディーテに、アルシーテがマルスに、エミリーがアルテミスに祈りを捧げた様子が語られる。
【第四部】試合にはアルシーテが勝利しエミリーの愛を勝ち取るものの、神々の事情からサゥルヌスが怪物を送りアルシーテを事故死させる。その今際の際にアルシーテはエミリーが結婚する場合にはパラモンがふさわしいと告げる。盛大な葬儀が開かれ、数年経ったのちアテネの議会とテセウスはパラモンとエミリーを結婚させる。
ボッカッチョの叙事詩『Teseida delle nozze di Emilia』に基づいているが、『Teseida』が9000行なのに対して『騎士の話』は2000行ちょっとしかなく、さらに内容も「騎士道物語」に変更されている。プロットの一部が失われているが、以前チョーサーが翻訳したことのあるボエティウスの『哲学の慰め』に主に想を得た哲学的な伏線が加えられている。
この物語はウィリアム・シェイクスピアとジョン・フレッチャー共作の戯曲『二人の貴公子』の原作となった他、1700年にはジョン・ドライデンによってとして当時の英語に翻訳された(『パラモンとアルシット(Palamon and Arcite)』)。 チョーサーはこれから語る話は下品な話だが、あくまで粉屋が語ったことで、読む読まないは読者の自由だと断ってから、話を始める。 大工の家に下宿していた書生ニコラスは、大工の若妻アリスーンと恋仲になる。『聖書』の「ノアの方舟」規模の大洪水が来ると大工を騙して、屋根の下に吊り下げた桶の中に避難させた隙に、二人は大工のベッドでいちゃつく。
粉屋の話(The Miller's Tale)1492年のフォリオから粉屋の絵
粉屋の話・序
粉屋の話