カレッジステーション
College Station
テキサスA&M大学キャンパス
位置
ブラゾス郡内の位置
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯30度36分5秒 西経96度18分52秒 / 北緯30.60139度 西経96.31444度 / 30.60139; -96.31444
カレッジステーション(College Station)は、アメリカ合衆国テキサス州のブラゾス郡にある都市。人口は12万0511人(2020年)。テキサスA&M大学が本部キャンパスを置く学園都市である。北西に隣接するブライアンと共に形成している都市圏はブラゾス郡を中心に3郡にまたがる。
歴史カレッジステーションの市境を示す標識(1938年)。「人口2,184人」と記されている。
この地の開発が始まったのは1860年、ヒューストン・アンド・テキサス・セントラル鉄道の建設が始まったときであった[2]。1871年、テキサス州議会はこの地に農学と機械工学の高等教育を行うランドグラント大学を設置することを決定し、5年後の1876年にテキサスA&M大学が開学した[3]。翌1877年には、この地に鉄道駅の名を取って設置された「カレッジ・ステーション」郵便局から、コミュニティはカレッジステーションと名づけられた[2]。
19世紀中の成長は緩やかなもので、1900年時点での人口はわずか391人であった。しかし、20世紀に入ると、交通網の整備やテキサスA&M大学の成長に伴って、カレッジステーションの成長速度も高まった。1910年にはブライアンとカレッジステーションを結ぶインターアーバンが開通し、1920年には路線バス網に置き換えられた。1938年にはカレッジステーションが市として正式に法人化され、1940年には、カレッジステーションの人口は2,184人を数えた。1942年に市長に就任したアーネスト・ラングフォードは、就任早々にシティー・マネージャー制を導入した後、26年間にわたって市長を務め、その間、行政サービスを重視する政策で市を高成長に導き、「カレッジステーションの父」と呼ばれた[2]。 カレッジステーションは北緯30度36分5秒 西経96度18分52秒 / 北緯30.60139度 西経96.31444度 / 30.60139; -96.31444
地理
アメリカ合衆国国勢調査局によると、カレッジステーション市は総面積104.5km2(40.34mi2)である。そのうち104.4km2(40.3mi2)が陸地で0.1km2(0.04mi2)が水域になっている。総面積の0.10%が水域になっている。市の南西にはブラゾス川が流れている。テキサスA&M大学は市の中心部にキャンパスを構えており、その北側にはレストランやバー、娯楽スポットや各種の店舗が建ち並ぶノースゲート地区が広がっている[4][5]。
ブライアン・カレッジステーション地域の気候は亜熱帯性で、ケッペンの気候区分では温暖湿潤気候(Cfa)に属する。夏は非常に蒸し暑く、7月・8月となると最高気温は30℃を超えるのが常で、最高気温の平均は33℃に達する。冬は総じて温暖で、最も寒い1月でも月平均気温は10℃、最高気温の平均は15℃、最低気温の平均でも4℃で、時々氷点下に下がることがある程度である。降水は1年を通じてほぼ平均しているが、春から初夏にかけて多く、最も多い5月には月間110mm程度になる。年間降水量は1,000mm程度である。冬の降雪はまれである[6]。
ブライアン・カレッジステーションの気候[6]1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月年 カレッジステーションは1943年以来シティー・マネージャー制を採っている。シティー・マネージャーは市の行政実務の最高責任者であると同時に市議会のチーフアドバイザーであり、市議会の採択した政策の実行、市議会で審議される予算案の準備、および市職員の人事に責任を負う。一方、市長は市の代表として、市議会の議長を務め、市議会の目標設定や政策決定を助け、選出/採用された市議員・市職員とのコミュニケーションを深め、また市外当局との調整を行う[7]。市の立法機関である市議会は市長および6人の市議員からなっている。市長および市議員は全員が全市からの投票で選出され、その任期は3年である[8]。 テキサスA&M大学のキャンパスの南西に隣接する、同学所有のイースターウッド空港(IATA: CLL)は、カレッジステーションおよびブライアンの玄関口となる商業空港としての役割も果たしている。同空港にはアメリカン航空によるダラス・フォートワースへの便、およびユナイテッド航空(旧コンチネンタル航空)によるヒューストンへの便が就航しており、それぞれ1日4便ずつ発着する[9]。鉄道はおもに貨物輸送用であるが、ユニオン・パシフィック鉄道が通っている[10]。 カレッジステーションには州間高速道路は通っていないが、州道6号線がカレッジステーションおよびブライアンの北東をバイパスしており、この区間のみ高速道路規格になっている。州道6号線は北西へはウェーコへ、南東へはヒューストン北西郊のヘンプステッド
平均気温(℃)9.911.915.820.224.127.429.029.226.221.115.311.120.1
降水量(mm)727469881139959631059982781,002
政治
交通イースターウッド空港の入口
ブラゾス交通局はカレッジステーションおよびブライアンの両市をカバーする7系統の路線バス網を運営している[11]。