カルドセプト
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カルドセプト
ジャンルカードゲーム+ボードゲーム
開発元
大宮ソフト
発売元セガ、メディアファクトリー、バンダイナムコゲームス、任天堂
1作目カルドセプト
1997年10月30日
最新作カルドセプト リボルト
2016年7月7日
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カルドセプト対応機種セガサターン
開発元大宮ソフト
発売元セガ
人数1?4人
発売日1997年10月30日
デバイスFDD対応
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『カルドセプト』(Culdcept)は、大宮ソフトが開発した1997年10月発売のセガサターン用ゲームソフト。ジャンルボードゲーム+トレーディングカードゲーム

PlayStationドリームキャストPlayStation 2携帯電話Xbox 360ニンテンドーDSニンテンドー3DSで続編が発売されている。
概要

ゲームの大まかな流れとして、各プレイヤーはダイスを振って出た目に従ってマップ上を進む。チェックポイントを経てスタート地点に戻ると収入を得られる。停止したマス目を自分の領地として所有すれば、その領地に他のプレイヤーが停止した際に通行料を得る。逆に、他のプレイヤーの所有するマス目に停止した場合は、通行料を支払う。マップを周回して領地を獲得、さらに自領地に投資することによりその価値を高めるなどして、いちはやく自分の資産を目標額以上に殖やしてスタート地点に戻ることがゲームの目的である。

クリーチャー、それらの戦闘を補佐するアイテム、各プレイヤーがダイスを振る前に使用できるスペルと称される魔法然とした効果全てが、手札にしたカードから具現化するイメージである。その手札を補充する山札はブックと称され、各プレイヤーがゲーム前に自分の作戦を反映して予め準備する。そのブックを構築する為のカードのストックが、初めてのゲームをしたときには50枚のみであり、ゲームを重ねる毎に少しずつ収集していく。
基本ルール及びプレイの流れ
ゲームの大まかな流れ

各プレイヤーはセプターと呼ばれ、最大4人(AIを参加させることもできる)でプレイ可能である。ゲームを開始する前に、プレイヤー各自は、クリーチャー・スペル・アイテムの計50枚(同じカードは4枚まで。なお、カルドセプトDSでは、ルール設定によってさらに細かい制限を設けることも可能)のカードで構成された個人専用の山札(ブックと呼ばれる)を用意する。駒を置くのに用いるボード(マップと呼ばれる)は、全プレイヤーでひとつを共同で使用するものとし、これもゲーム前に複数ある中から選択する。

このゲームでのお金に相当する魔力(コスト)の単位はG(ゲイン)と呼ばれ、所持魔力、カードの使用料、土地の価値や通行料など、全ての計算はこの魔力によって行われる。

各プレイヤーの手番(ターンと呼ばれる)は以下のように行われる。
ブックから1枚手札をドローする。

最初のターンではあらかじめ手札を4枚引いておく。手札は6枚までで、それ以上になった場合は任意の手札を捨てて6枚に収めなければならない。

全てのカードをドローした場合は「ブックが周回」(山札がもとの50枚の構成に戻ること)し、再びブックから手札を引くことができる。


スペルと呼ばれるカードが手札にあれば、それを1枚選んで使用可能(使用しなくてもよい)。これによって多種多様な効果を得ることが出来る。

ダイスを振り、出た数のマス目(土地と呼ばれる)だけ進行方向に駒を進める。

スペルの効果によって、ダイスを振ることができない場合もある。


魔力を消費し、プレイヤーの駒が停止した土地にクリーチャーを召喚する。あるいは、通過または停止している領地のうち1つに領地コマンドを使用する。これらのうち1つしか実行できないが、実行しなくてもよい。

空地であれば手札にあるクリーチャーを召喚、配置し、自分の領地にすることが出来る。召喚にはカードに記載されたクリーチャーのコストが必要となる。

もし、停止した土地に別のセプターのクリーチャーがすでに配置されている場合には、土地によって決められた通行料を支払わなければならない。ただし、手札にあるクリーチャーを、その土地にいるクリーチャーと戦闘させて相手の土地を奪うこともできる。戦闘に勝って土地を奪えた場合は通行料は免除されるが、負けもしくは引き分けで土地を奪えなかった場合には通行料を支払う。なお、何らかの原因で両者いずれのクリーチャーもその土地に残れなかった場合は、通行料のやり取りは発生しない。

多額の通行料支払い等により所持魔力がマイナスになった場合は、所持魔力が0以上になるまで土地・護符を手放さなければならない。手放せる土地・護符が無くなってもマイナス分が残っている場合は魔力枯渇(破産)となり、強制的に城に戻される。魔力枯渇した後には、所持魔力のマイナスが帳消しになった上で周回ボーナスに等しい魔力が与えられる。

領地コマンドによって、すでに土地に配置している自分のクリーチャーを隣の土地に移動させることもできる。ただし、自分の別のクリーチャーが配置してある土地には移動させられない。なお、移動させた土地に別のセプターのクリーチャーがすでに配置されている場合にも、戦闘は発生する。


ターンを終了し、次のセプターに手番を移す。

全てのセプターが手番を終えるまでをラウンドと呼び、規定ラウンドが終わった時点でゲームが終了するという対戦条件も設定できる。

マップは全て周回ができるようになっており、マップ上の全ての砦を通過してから城に戻ると周回ボーナスとして大量の魔力が得られる。周回ボーナスは周回数、領地の数、護符の価値などによって変化する。セプターが得られる収入には、他に通行料、スペルによる効果などがある。つまり、ゲームに勝つためには周回数を増やし、多くの領地を確保し、多くの通行料を得ることが望ましい。

最終的には、領地の価値、所持魔力、護符魔力、の3つの合計値である総魔力が目標魔力に達成した状態で城(スタート地点)に戻ったセプターが勝者となる。1ゲーム終了するごとに順位に応じた報酬枚数のカードが貰える。対戦条件(「奪取枚数」の設定)によっては、上位のセプターは下位のセプターからブック中のカードをランダムで奪うことができる。
土地

ボード(マップ)のそれぞれのマス目のことを土地と呼ぶ。土地は、大まかに2種類に分類でき、通常地形と特殊地形に区別される。通常地形は、プレイヤーがクリーチャーを配置して領地にすることが可能である。特殊地形は、クリーチャーを配置することはできないが、プレイヤーの駒が停止や通過することで特別な効果をもたらす。
通常地形

通常地形はそれぞれ属性(火・水・地・風)と無属性の5種類あるどれかになる。なお、各クリーチャーにも同様の属性がある。

各属性に合ったクリーチャーで土地を占領(配置)することにより、戦闘時に土地レベル×10の地形効果(=耐久力増加)が得られる。ただし、無属性の土地は(無属性クリーチャーを含む)どの属性のクリーチャーを配置しても地形効果が得られない。戦闘を行う土地の隣に自分の領地があれば、その戦闘の自分のクリーチャーは隣の領地の数×10の支援効果(=攻撃力増加)が得られる。なお、すでに他のプレイヤーの領地になっているマス目にクリーチャーを攻め込ませた場合(侵略と呼ぶ)、そのクリーチャーは支援効果を得ることはできるが、地形効果を得ることはできない。

マップは、複数のエリアと呼ばれる区分けがされている場合がある。各セプターは、同じエリアの同じ属性の土地を複数所有することにより、土地の連鎖を発生させられる。連鎖は5連鎖まで連鎖倍率を増やすことができる。各土地における価値と通行料は、この連鎖倍率をもとの数値に掛けた分だけ上昇するため、総魔力も増える。

プレイヤーの駒が自分の領地を通過もしくは停止すれば、その領地に対し既定の魔力を消費して領地コマンドが使用できる。領地コマンドには以下の項目がある。


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