カルテット!人生のオペラハウス
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カルテット! 人生のオペラハウス
Quartet
パリ・プレミアでのトム・コートネイとダスティン・ホフマン
監督ダスティン・ホフマン
脚本ロナルド・ハーウッド
原作ロナルド・ハーウッド
『想い出のカルテット ?もう一度唄わせて?』
製作フィノラ・ドワイヤー
スチュアート・マッキントン
製作総指揮ダリオ・ズーター
マルク・シュミットハイニー
クリストフ・ダニエル
出演者マギー・スミス
トム・コートネイ
ビリー・コノリー
ポーリーン・コリンズ
マイケル・ガンボン
音楽ダリオ・マリアネッリ
撮影ジョン・デ・ボーマン
編集バーニー・ピリング(英語版)
製作会社ヘッドライン・ピクチャーズ
BBCフィルムズ
配給 ワインスタイン・カンパニー
モメンタム・ピクチャーズ(英語版)
ギャガ
公開 2012年9月9日(TIFF
2012年12月28日
2013年1月1日
2013年4月19日
上映時間94分
製作国 イギリス
言語英語
興行収入$22,320,668[1]
1億7200万円[2]
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『カルテット! 人生のオペラハウス』(カルテット じんせいのオペラハウス、Quartet)は、2012年イギリスコメディ・ドラマ映画である。ダニエル・シュミット監督のドキュメンタリー映画『トスカの接吻(英語版)』(1984年)を原案としたロナルド・ハーウッドの舞台『想い出のカルテット ?もう一度唄わせて?(英語版)』が原作であり、ハーウッド自身が脚色し、ダスティン・ホフマンが監督した[3]。ホフマンにとっては監督デビュー作となる。出演はマギー・スミストム・コートネイビリー・コノリーポーリーン・コリンズらである。ジュゼッペ・ヴェルディの「音楽家のための憩いの家」(英語“Casa di Riposo per Musicisti”)をモデルにしている。
ストーリー

引退した音楽家たちが身を寄せるビーチャム・ハウス(Beecham House)は資金難のため存続の危機にある。若者に対する音楽の普及に心血を注ぐレジー、ボケが始まったシシー(「弱虫」の意味もある)、ホームでも女性を追い回しているウィルフに衝撃が走る。プリマドンナだったジーンが入居してきたのだ。かつてイギリス史上最高と謳われたカルテットを組んでいたが、野心とエゴで皆を傷つけ、別れたままだった。特に9時間だけジーンと結婚していたレジーは彼女の本性を知らないと責任者に詰め寄る。ジーンはレジーに何度も謝罪をする。

それでも、ホームを救うためにヴェルディの生誕記念ガラコンサートで『リゴレット』のカルテット(四重唱)「美しき愛らしい娘よ」(Bella figlia dell’amore)を歌おうと考えて食事に誘うが、ジーンは人前で歌えない状態で激怒。しかし、「老年は弱虫では生きられない」という皆の説得に応じる。

ガラコンが始まり、『椿姫』から「乾杯の歌」、『トスカ』から「歌に生き、愛に生き」、『ミカド』から「学校帰りの三人娘」などが歌われる。レジーは離婚の原因となったジーンの浮気の話を盗み聞きして「違う」という。シシーがボケて帰ろうとするのをジーンがうまく説得。舞台の袖でジーンがウィルフに「倒れたら寄りかかるかも」というと「レジーにしろ、君のことを今も好きだ」という。そして、歌う前にレジーが「結婚しよう」という。.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}.mw-parser-output .listen .side-box-text{line-height:1.1em}.mw-parser-output .listen-plain{border:none;background:transparent}.mw-parser-output .listen-embedded{width:100%;margin:0;border-width:1px 0 0 0;background:transparent}.mw-parser-output .listen-header{padding:2px}.mw-parser-output .listen-embedded .listen-header{padding:2px 0}.mw-parser-output .listen-file-header{padding:4px 0}.mw-parser-output .listen .description{padding-top:2px}.mw-parser-output .listen .mw-tmh-player{max-width:100%}@media(max-width:719px){.mw-parser-output .listen{clear:both}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .listen:not(.listen-noimage){width:320px}.mw-parser-output .listen-left{overflow:visible;float:left}.mw-parser-output .listen-center{float:none;margin-left:auto;margin-right:auto}}美しい愛らしい娘よリゴレット』、1851年、Act 3. A 1907、ビクタートーキングマシン。出演:エンリコ・カルーソー、ベッシー・アボット(英語版)、ルイーズ・ホーマー、アントニオ・スコッティ(英語版)この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。
キャスト

※括弧内は日本語吹替

ジーン・ホートン -
マギー・スミス藤波京子

レジナルド・“レジー”・パジェット - トム・コートネイ佐々木敏

ウィルフレッド・“ウィルフ”・ボンド - ビリー・コノリー小島敏彦

セシリー・“シシー”・ロブソン - ポーリーン・コリンズ竹口安芸子

セドリック(シィドリック)・リビングストン - マイケル・ガンボン村松康雄

ルーシー・コーガン先生 - シェリダン・スミス(英語版)

ボビー・スワンソン - アンドリュー・サックス(英語版)

アン・ラングレー - グウィネス・ジョーンズ

スタッフ

監督:
ダスティン・ホフマン

脚本:ロナルド・ハーウッド

原作:ロナルド・ハーウッド 『想い出のカルテット ?もう一度唄わせて?』

製作:フィノラ・ドワイヤー、スチュアート・マッキントン

製作総指揮:ダリオ・ズーター、マルク・シュミットハイニー、クリストフ・ダニエル

撮影監督:ジョン・デ・ボーマン

プロダクションデザイナー:アンドリュー・マッカルパイン

編集:バーニー・ピリング

衣裳デザイン:オディール・ディックス=ミロー

音楽:ダリオ・マリアネッリ

日本語字幕:栗原とみ子

字幕監修:前島秀国

吹替翻訳:小島さやか

公開

2012年9月9日に第37回トロント国際映画祭でプレミア上映された。
批評家の反応

2013年9月27日時点でRotten Tomatoesでは122件のレビューで支持率は80%、平均点は6.6/10となっている[4]。また、Metacriticでは、36件のレビューで平均点は64/100となっている。[5]
参考文献^ “Quartet” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年4月9日閲覧。
^キネマ旬報」2014年2月下旬決算特別号 211頁


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