カリャリ
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カリャリ
Cagliari / Casteddu

行政
イタリア
サルデーニャ
県/大都市 カリャリ
CAP(郵便番号)09100
市外局番070
ISTATコード092009
識別コードB354
分離集落Pirri
隣接コムーネ#隣接コムーネ参照
地震分類zona 4 (sismicita molto bassa)
気候分類zona C, 990 GG
公式サイト ⇒リンク
人口
人口154,267 [1] 人 (2019-01-01)
人口密度1,803.2 人/km2
文化
住民の呼称cagliaritani
守護聖人サトゥルニーノ (San Saturnino)
祝祭日10月30日
地理
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯39度13分 東経09度07分 / 北緯39.217度 東経9.117度 / 39.217; 9.117座標: 北緯39度13分 東経09度07分 / 北緯39.217度 東経9.117度 / 39.217; 9.117
標高6 (0 - 709) [2] m
面積85.55 [3] km2
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カリャリ県におけるコムーネの領域
ポータル イタリア
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カリャリ、カッリャリ(イタリア語: Cagliari [?ka??ari] ( 音声ファイル))は、イタリア共和国サルデーニャ島南部に位置する都市で、その周辺地域を含む人口約15万人の基礎自治体コムーネ)。サルデーニャ自治州の州都であり、カリャリ県県都でもある。カリアリとも表記される。

カリャリ湾に面したサルデーニャ最大の都市で、郊外コムーネを含めて人口約50万人の大都市圏を形成している。
名称

サルデーニャ語では、カステッドゥ(Casteddu)と呼ばれ、「城」を意味している。

日本語文献では「カリアリ」[4]「カッリャリ」[5]と表記されることもある。
地理
位置・広がり

カリャリ県中央部に位置する、カリャリ湾に面したコムーネである。カリャリの市街は、オリスターノの南東約89km、ヌーオロの南約123km、サッサリの南南東約174km、首都ローマの南西約410kmに位置する。
隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。

アッセーミニ

カポテッラ

エルマス

モンセッラート

クアルトゥ・サンテーレナ

クアルトゥッチュ

セラルジウス

セストゥ

歴史
古代

カリャリは新石器時代より人が定住していた。町は海と肥沃な平野に挟まれた好ましい位置を占め、周囲を2箇所の湿地に囲まれていた(これは内陸からの敵の攻撃を防御するのに適していることを示す)。そして高く緑の多い山地に近接していた(もし何もかも失っても人々は定住地を立ち退くことが可能だった)。先史時代の住民のいくつかの証拠は、モンテ・クラーロとサンターリア岬で見つかっている。

カラリス(Karalis、古代ギリシャ語:Kalares、ラテン語:Caralis)の名で、紀元前7世紀頃、ティルスをつくったフェニキア人が、サルデーニャ島での貿易植民地の一群の一つとしてカリャリをつくった(その他にはスルキス、ノーラ、タロスがあった)。定住地の基盤は明確にカルタゴ人へあてがわれた(パウサニアス x. 17. § 9; クラウディアヌス, B. Gild. 520)。優れた港であるのと同様に、アフリカ大陸との通信にうってつけの位置であったためである。ローマ人に征服されたのも、同じ重要な条件のもとでローマの政権が行ったと推測されるのは疑いもない。島をローマが征服した時期についての記載は何も見つかっていない。しかし第二次ポエニ戦争の間、プラエトルであったマンリウスの本部が島に置かれていた。彼はハンプシコラとカルタゴ人に対抗する作戦に従事していた(リウィウス xxiii. 40, 41)。その他の機会に現れたのは、島のローマ海軍主要基地としてで、プラエトルの住居があった(Id. xxx. 39)。 市役所聖レミギウスのバスティオンヴィア・ローマ

歴史家フロルスは、カラリスをウルブス・ウルビヌム(urbs urbinum)またはサルデーニャの首都と呼んだ。彼はウルブス・ウルビヌムがグラックス兄弟によって攻略され厳しく懲罰を加えられたと描いている(ii. 6. § 35)。しかしこの文書はすっかりリウィウスによって与えられた記事と食い違っている。サルデーニャでのグラックスの戦争は、都市がローマへの忠誠を表したもので、反乱は山岳地帯の部族を封じ込めたのである(xli. 6, 12, 17)。ユリウス・カエサルポンペイウスが争ったローマ内戦では、カラリス市民は初めカエサルに賛同した。その後すぐサルデーニャ諸都市もそれにならった(Caes. B.C. i. 30)。カエサル自身はアフリカ大陸からの帰還の途中、自身の船団をこの地に寄港させた(Hirt. B. Afr. 98.)。わずか数年後、サルデーニャがポンペイウスの部下メナスの手に陥落した後、カラリスはどんな抵抗運動も示す島唯一の都市となった。しかし、短期間の包囲戦で陥落した(カッシウス・ディオ xlviii. 30.)。

ローマ帝国時代に歴史上何が起きたか記載がないが、引き続きカラリスは島の首都であったとみなされる。そしてローマ植民地とならなかったことで、住民はローマ市民の権利を獲得した(大プリニウス iii. 7. s. 13; ストラボン v. p. 224; ポンポニウス・メラ, ii. 7; アントニーニ・イティネラリウム pp. 80, 81, 82, )。西ローマ帝国滅亡後、サルデーニャ島の残りと共に、カラリスはヴァンダル族の手に陥落した。しかし、中世を通じてその重要性は維持されたことがわかっている。

クラウディアヌスは、岬または土地の先端へ向かって都市の長さが伸びたとして古代都市について記述している。都市の突出は、カラリス港を敵から隠すためにあった。大規模艦船のために良い停泊地が好まれた。そのうえ、唯一の良く隠された道路が固定され、スタニョ・ディ・カリャリ(Stagno di Cagliari)と呼ばれる大規模塩湖または潟がカラリスと接続した。塩湖は狭い地峡で湾と行き来ができ、カラリスの内港または係船地として古代から用いられてきたとクラウディアヌスは記述している(クラウディアヌス. B. Gild. 520-24.)。カラリスと接続した岬は明らかに、プトレマイオス(Κ?ραλι? π?λι? κα? ?κρα)によって注目されていた。しかし、大プリニウスのカラリタヌム・プロモントリウム(Caralitanum Promontorium)は、先端(現在のカルボナーラ岬。カリャリ湾の東の境となっている)以外の土地を記述せず、島全体の南東端にあったとする。現在はカヴォリ島と呼ばれる小さなフィカリア島のことだろう(大プリニウス、 l. c.; Ptol. iii. 3. § 8)。
カリャリのジュディカーティ詳細は「w:Giudicato of Cagliari」を参照ダルセーナ

ヴァンダル族支配の後に立ち替わって、東ローマ帝国が台頭し、カリャリは判事(giudicato)が支配する独立王国の首都となった。


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