カリフォルニア州知事の一覧
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ギャビン・ニューサム、現職のカリフォルニア州知事

カリフォルニア州知事: Governors of California)の一覧では、アメリカ合衆国カリフォルニア州の知事の一覧を掲載する。

知事職はカリフォルニア州政府行政部門のトップであり、州軍の総司令官である。知事は州法を執行する義務があり、カリフォルニア州議会が議決した法案を承認または拒否する権限、議会を召集する権限、弾劾の場合を除き恩赦を認める権限がある[1]

現職を含め、これまでに40代の知事がいる。その多くは政治だけに留まらず広い分野で国家全体に関わる影響力を与えてきた。第8代のリーランド・スタンフォードは1891年にスタンフォード大学を創設した。後にアメリカ合衆国最高裁判所長官を務めた第30代のアール・ウォーレンは、知事選のときに3大政党からの候補者指名を受け、事実上対立候補のいなかった唯一の知事である。第33代のロナルド・レーガンは映画俳優組合の会長であり、後にアメリカ合衆国大統領になった。第38代のアーノルド・シュワルツェネッガーも俳優として名声を得ていた。第37代のグレイ・デイビスはカリフォルニア州知事としては初めて、アメリカ合衆国の州知事としては2人目となるリコールを受けた者となった。連続最長の任にあったのはアール・ウォーレンであり、3回の選挙で当選し、任期の合計は10年近くになった。最短は第6代ミルトン・ラザムであり、就任からわずか5日後に自らを空席だったアメリカ合衆国上院議員に指名して辞任した。第39代ジェリー・ブラウンは第34代として1975年から1983年まで知事を務めており、合計4期16年間在職した。
知事の一覧ピーター・ハードマン・バネット、初代リーランド・スタンフォード、第8代ロムアルド・パチェコ、第12代ハイラム・ジョンソン、第23代アール・ウォーレン、第30代州知事、第14代アメリカ合衆国最高裁判所長官ロナルド・レーガン、第33代州知事、第40代アメリカ合衆国大統領アーノルド・シュワルツェネッガー、第38代

カリフォルニア州は米墨戦争後のメキシコ割譲によってアメリカ合衆国の領土になった。他の州とは異なり、一度も準州の状態にならないまま、1850年9月9日に州として認められた。

1849年に制定されたカリフォルニア州憲法では、州知事の任期を2年間とし、その任期の開始日を定めていなかった。1862年に修正条項が批准され、任期は4年間となった[2]。さらに1879年に任期の開始日を選挙後の1月第1月曜日と定めた。1990年、憲法修正命題140号の成立により[3]、任期を2期までに制限した。この修正以前に2期を超えて務めた知事はアール・ウォーレンのみだった。現職知事のジェリー・ブラウンは過去に2期(1975年-1983年)を務めているが、この任期制限が導入される以前のことだったので、3期目の就任が可能だった。1849年憲法では副知事の職も制定しており、知事が空席になった場合には知事に昇格することを定めている[4]。知事と副知事は別々の投票で選出される。.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{}  民主党 (16人)[脚注 1]  ノウ・ナッシング党 (1)  共和党 (22)[脚注 2]  進歩党 (1)[脚注 2]

[脚注 3]知事就任日離任日政党副知事[脚注 4]任期[脚注 5]
1 ピーター・ハードマン・バネット1849年12月20日1851年1月9日民主党 ジョン・マクドウガル.mw-parser-output .frac{white-space:nowrap}.mw-parser-output .frac .num,.mw-parser-output .frac .den{font-size:80%;line-height:0;vertical-align:super}.mw-parser-output .frac .den{vertical-align:sub}.mw-parser-output .sr-only{border:0;clip:rect(0,0,0,0);height:1px;margin:-1px;overflow:hidden;padding:0;position:absolute;width:1px}1⁄2[脚注 6][脚注 7]
2ジョン・マクドウガル1851年1月9日1852年1月8日民主党デイビッド・C・ブロデリック[脚注 8]1⁄2[脚注 9]
3ジョン・ビグラー1852年1月8日1856年1月9日民主党サミュエル・パーディ2
4J・ニーリー・ジョンソン1856年1月9日1858年1月8日ノウ・ナッシング党ロバート・M・アンダーソン1
5ジョン・B・ウェラー1858年1月8日1860年1月9日民主党ジョン・ウォークアップ1
6ミルトン・ラザム1860年1月9日1860年1月14日レコンプトン民主党ジョン・G・ダウニー1⁄2[脚注 10]
7ジョン・G・ダウニー1860年1月14日1862年1月10日レコンプトン民主党アイザック・N・クイン[脚注 8]1⁄2[脚注 9]
パブロ・デ・ラ・ゲラ[脚注 11]
8リーランド・スタンフォード1862年1月10日1863年12月10日共和党ジョン・F・チェリス1
9フレデリック・ロウ1863年12月10日1867年12月5日ユニオニスト共和党ティム・N・マチン1[脚注 12]
10ヘンリー・ハントリー・ヘイト1867年12月5日1871年12月8日民主党ウィリアム・ホールデン1
11ニュートン・ブース1871年12月8日1875年2月27日共和党ロムアルド・パチェコ1⁄2[脚注 10]
12ロムアルド・パチェコ1875年2月27日1875年12月9日共和党ウィリアム・アーウィン[脚注 8][脚注 13]1⁄2[脚注 9]
13ウィリアム・アーウィン1875年12月9日1880年1月8日民主党ジェイムズ・A・ジョンソン1
14ジョージ・クレメント・パーキンス1880年1月8日1883年1月10日共和党ジョン・マンスフィールド1
15ジョージ・ストーンマン1883年1月10日1887年1月8日民主党ジョン・ダゲット1
16ワシントン・バートレット1887年1月8日1887年9月12日民主党ロバート・ウォーターマン[脚注 14]1⁄2[脚注 15]
17ロバート・ウォーターマン1887年9月12日1891年1月8日共和党スティーブン・M・ホワイト[脚注 16][脚注 13]1⁄2[脚注 9]


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