カリタス女子中学校・高等学校
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度37分45.3秒 東経139度33分31.7秒 / 北緯35.629250度 東経139.558806度 / 35.629250; 139.558806
カリタス女子中学校・高等学校(カリタスじょしちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、神奈川県川崎市多摩区中野島にあるキリスト教カトリック系の私立中高一貫女子校。
ケベック・カリタス修道女会(フランス語版)によって創設された学校法人カリタス学園の運営で、設立は1961年。
校名のカリタス(caritas)はラテン語で神の愛、慈しみ、愛徳を意味する。
カリタス幼稚園・カリタス小学校は系列校。カリタス小学校から毎年80名程度が内部進学する。 一人ひとりの生徒が、日々神様に活かされている喜びを感じながら、 自分のためだけなくすべての人のために働くことができる人間へと成長していくことを目指す。 キリスト教の価値観と創立者の精神に基づいた教育を行う上での、4つの指針を表す。 授業・終礼挨拶は「ごきげんよう。」お辞儀はとても丁寧に深々とする。最敬礼。朝礼のみ最敬礼で「おはようございます。」である。学期は前期・後期の2期制。高校1年、2年、3年のことを校内では4年、5年、6年と呼ぶ。 英語?フランス語教育 英語に加えてフランス語を公用語とするカナダ?ケベック州に学園のルーツを持つため、外国語教育が非常に盛んである。中学校ではフランス語が必修科目である。中学生は英語を第一外国語、フランス語を第二外国語として学習し、高校生は英語またはフランス語どちらかを第一外国語として選択する。英語・フランス語共にネイティブの教員、講師による本格的な授業も行われる。 理科教育 カリタス学園の近隣に存在する多摩川や多摩丘陵についての学習を 「タマロジー(Tamalogy)と名付け、地質調査や水生生物の観察といったフィールドワークを実施している。多摩川や生田緑地に実際に赴き、複雑な自然環境への理解を深めることを目的とする。 進学指導 高校生は私立文系コース、国立文系コース、理数コースの3コースを選択する。私立文系コースは外国語・国語・社会を中心に、国立文系コースは外国語・国語・数学を中心に、理数コースは数学・理科・英語を中心とした力を入れたカリキュラムとなる。2013年度から高校1年生からの選択は廃止となり語学選択のみで、高校2年生からとなった。 基本的に土曜日の授業はなく、週5日制。全ての曜日が7限ある。1限につき45分間の授業となる。 中学1年生はオリエンテーションキャンプに、中学2年生はイングリッシュキャンプなど、宿泊行事が盛んである。修学旅行は中学3年生は京都・奈良に、高校2年生は九州に行く。 フランス語を第一外国語として履修することのできるカリタスの他に、暁星中学校・高等学校、白百合学園中学校・高等学校、雙葉中学校・高等学校、聖ドミニコ学園中学校・高等学校などでフランス語教育連絡協議会を結成しており、毎年6月頃にこの5校でフランス語劇やスピーチの発表会である「フランス語フェスティバル」を開催している。1月下旬には全学年対象の英語・フランス語の外国語発表会、2月中旬には中学合唱コンクールも行われる。理科の校外学習で動物園実習、地学実習も行われる。 文化祭は例年9月下旬から10月上旬に2日間開催される。マルグリット祭(通称「マ祭」)と呼ばれている。
教育理念
教育目標
カトリック的世界観に立って、ケベック?カリタス修道女会の基本方針の下に、教養ある徳の高い女子を育成することを目的とする。
「普遍的な愛をもって人に尽くす」
4つの心
祈る心:神に心を開き信頼する人間を育てる
学ぶ心:一人ひとりの可能性を十全に伸ばす
交わる心:普遍的愛の心を育てる
奉仕する心:福音的社会を目指して奉仕する人間を育てる
沿革
1849年、ケベックに派遣された メール マルセル・マレ
1953年、ケベック・カリタス修道女会の3人のシスターが来日
1954年、東京都世田谷区若林にケベック・カリタス修道女会本部修道院を設置
1957年、カリタス学生寮開設(現在はなし)
1960年、学校法人カリタス学園を設立
1961年、神奈川県川崎市多摩区中野島にカリタス修道院・カリタス女子中学高等学校を開設
1964年、カリタス女子高等学校に2年制の専攻科を設置、小学校校舎が落成。
1966年、高等学校専攻科を発展的改組しカリタス女子短期大学英語科を開設
2006年4月より中高新校舎での授業を本格的に開始
2011年1月27日、外国語発表会が第30回を迎えた
2013年4月より高校1年生からのコース選択が高校2年生からとなる
校則
校舎
2006年4月より中高新校舎での本格的な授業を開始。それぞれの教科に教科センターを設置し、教科教室型運営方式を採用。
2008年度 第53回神奈川県建築コンクール一般建築物部門で「優秀賞」を獲得した。
教育の特色
制服
冬服は白いブラウスに紺色のジャンパースカート。中学生と高校生で冬服のみジャンパースカートの形が異なる。同色のブレザーを着用する。ブレザーは着用自由期間がある。カーディガンは紺1色で生地は厚地。冬服のみ校章のマーク入り。
夏服はツーピース。白いセーラー型ブラウスに紺スカート。カーディガンは紺、白の2色で生地は薄地。
制服の紺色は「カリタスブルー」と呼ばれる。
ブラウスに付けるリボンの色は、冬服・夏服共に中学生は赤、高校生は紺色。
学年の靴紐の色が定まっており、1年:白、2年:ピンク、3年:黄、4年:緑、5年:赤、6年:青となっている。
夏服の正装は白いソックスで、冬服はブレザー着用に黒ストッキングまたは黒タイツが正装となる。
2020年度より制服が改訂される。
行事
年間行事
前期
4月 入学式、始業式、新入生オリエンテーション、高3実力テスト、球技大会、防災・下校訓練
5月 中学・高校マリア祭(中学・高校別)、高2九州修学旅行、前期中間テスト
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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