この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "カラータイマー"
カラータイマーは、特撮ドラマ「ウルトラシリーズ」に登場する架空の装置。
ウルトラ戦士が胸に付けている発光体で、生命源のウルトラ心臓に繋がったバロメーターである。 カラータイマーはウルトラ戦士のエネルギー残量を意味していて、通常は青色だが、活動制限時間が迫る(もしくはエネルギーが少なくなる)と赤色に変わって点滅すると同時に警告音を発する。さらに時間が経過すると、点滅と警告音の間隔が速まる(逆に遅くなる場合もある)。 作品によっては「ビームランプ」(『ウルトラセブン』)、「ライフゲージ」(『ウルトラマンガイア』)、「エナジーコア(コアゲージ)」(『ウルトラマンネクサス』)、「パワータイマー」(『ウルトラマンマックス』)など異なる名称で呼ばれるが、機能的にはほとんど変わらず、総称として「カラータイマー」と呼ばれることが多い。カラータイマーは、手術で取り付けられる人工物とされている。形や点滅・変色までの時間、音色などは、シリーズごとに設定が異なり、同じウルトラマンでも作品によって音が変わっているケースも見られる。 カラータイマーはウルトラマンの心臓と接続されていて、エネルギーを司る重要な中枢器官であると同時に、弱点でもある。カラータイマーの光が消えるとウルトラマンは活動不能になり、破壊されるとウルトラマンは死亡してしまう。しかし、実際にはカラータイマーはウルトラマンの生命を表すというより、消費するエネルギーの残量を示す燃料計に似た機能を果たしている。たとえカラータイマーの発光が停止するか、怪獣や宇宙人によって倒されたとしても、何らかの形でエネルギーが補給されればウルトラマンはしばしば甦るからである。これに関しては、「ウルトラマン大辞典」(中経出版 監修:円谷プロダクション)での初代ウルトラマンのカラータイマーの解説(p93)において、「エネルギー残量表示システム」と記載されているほか、「ウルトラマン超ひみつ100」(小学館 監修:円谷プロ)でも「カラータイマーはウルトラ戦士のエネルギー量を知らせる装置だ」という解説(p22)がある。 なお、『シン・ウルトラマン』に登場したウルトラマンとゾーフィにはカラータイマーの描写はない。ただし活動制限はあり、ウルトラマンはエネルギーを消耗すると赤いラインが緑に変色し、限界が近づくと消えてしまう。 ウルトラマンの胸に存在する半球状の発光体。通常は青く発光しているが、ウルトラマンの地球での活動時間が残り少なくなると、発光色が青から赤に変わって点滅を始めると同時に警告音を発する。 児童書では「ウルトラマンは死ぬと光となって消滅する」と記されている物があるが、実際の劇中ではこのような描写は見られず、カラータイマーが停止してもウルトラマンの体は消滅せずに残り、他のウルトラ族の力で復活することができる。 ウルトラマンジャックのカラータイマーは、エネルギーの消費量によって点滅開始が早まる。また、活動時間の限界も通常は3分だが、ウルトラマンレオは2分40秒で、体長が小さいとその時間はずっと長くなる。 初代ウルトラマンのデザインを行った成田亨の最初の案には、カラータイマーは存在していなかったと言われる(現存するデザイン検討時の資料でもカラータイマーは見られない)。しかし作劇上、ウルトラマンに弱点を持たせる必要があるとして、成田のデザイン案に後からカラータイマーが付加された。“究極の人体”としてウルトラマンをデザインした成田は、カラータイマーを付加されたことが不服だったという(成田亨#ウルトラマンのデザインも参照)。 カラータイマーの装着・未装着に関しては、長い間、曖昧な設定が出回っていたが、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、「宇宙空間で長時間活動する者はカラータイマーを装着している」「カラータイマーにはプラズマスパークタワーの光が入っている」という設定が追加され、設定が統一された。そのため、光の国に住む一般市民や、宇宙空間での活動が少ない宇宙警備隊訓練生にはカラータイマーが見られない。ただし、カラータイマーがどのような経緯で取り付けられるのかは明らかにされていない。 円谷プロの企画室長であった金城哲夫の「さらばウルトラマン 準備稿シナリオ」、また、それをもとに児童書に執筆された「小説 ウルトラマン」では、ゼットンにカラータイマーを叩き潰されると激痛が走って、ウルトラマンが死亡する描写がある。
概要
M78星雲シリーズ
ウルトラマン
Size:108 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef