カランカス隕石
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座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}南緯16度39分52秒 西経69度02分38秒 / 南緯16.66444度 西経69.04389度 / -16.66444; -69.04389落下した数日後に発見された27.70gの破片、スケールキューブは1cm3

カランカス隕石(カランカスいんせき、Carancas meteorite)は2007年9月15日にペルーボリビア国境付近にあるプーノ県カランカス村に落下した石質隕石である。落下後、クレーターをつくり、ヒ素化合物を含む地下水の蒸気を発生させ、落下地点に近づいた村人たちに健康被害(ヒ素中毒)を与えた。
概要

2007年9月15日、現地時間11時45分、カランカス村の湿地に隕石が落下し、幅13m、深さ4.5mのクレータを作り、周辺に焼け跡が見られた。付近の人々は煙の尾をひいて輝く火球を目撃し、落下の爆風は1kmはなれた地域研究センターの窓を破った。この隕石落下が特異なのは、落下地が 3,800 m以上の高地であったために、大気による減速が少なかったことで、落下地から煙が立ちのぼり、数分間持続した。直径約14mで深さ5mのクレーターができ、隕石の熱でクレータの中に蒸気が発生した。

落下後すぐに、落下地に集まった600人以上の村人が、皮膚障害、吐き気、頭痛、下痢、嘔吐の原因不明の症状を起こした。この地区の土壌には砒素化合物が含まれており、有毒ガスが発生したと考えられている。その後多くの隕石破片が回収され、回収された総重量は300gを超えたが、持ち去られたものも多く正確な総重量は不明である。H4-H5に分類される普通コンドライトである。
外部リンク

Meteoritical Bulletin Database: Carancas


ペルーのCarancas隕石とクレーター 日本スペースガード協会










有史以降の主な隕石衝突
地球上

2000年以前

861年直方隕石

1492年エンシスハイム隕石

1516年南丹隕石

1632年南野隕石

1783年の流星物体(英語版)

1860年の流星物体

1908年ツングースカ大爆発

1913年の流星物体

1947年シホテアリニ隕石落下

1954年ホッジス隕石

1960年ガオ・ギニー隕石

1969年アエンデ隕石

1969年マーチソン隕石

1972年の昼間火球

1976年吉林隕石

2000年タギシュ・レイク隕石

2001年以降

2002年東地中海の火球

2002年シベリアの火球

2007年カランカス隕石

2008 TC3(アルマハータ・シッタ隕石)

2008年バザード・クーリー隕石

2009年スラウェシ島の火球

2012年サッターズミル隕石

2012年イギリスの流星物体

2013年チェリャビンスク州の隕石落下

2014 AA

2018 LA(英語版)

2019 MO(英語版)

2022 EB5

2023_CX1


木星

1994年シューメーカー・レヴィ第9彗星

2009年木星衝突(英語版)

2010年木星衝突(英語版)

関連項目

地球近傍天体

地球近傍小惑星

地球横断小惑星

潜在的に危険な小惑星

流星物質


流星

火球

隕石

流星群の一覧

火球の一覧

隕石の一覧

隕石の空中爆発の一覧

木星への天体衝突


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