カメレオン_(漫画)
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カメレオン
ジャンル
少年漫画ヤンキー漫画暴走族漫画
漫画
作者加瀬あつし
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル少年マガジンコミックス
発表号1990年17号 - 2000年10号
巻数全47巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『カメレオン』は、ヤンキーを題材とする加瀬あつしによる日本漫画作品。また、これを原作として実写化オリジナルビデオ)、アニメ化OVA)、ムービーコミック化された映像作品がある。
概要

週刊少年マガジン』(講談社)にて、1990年から2000年まで連載。単行本は少年マガジンコミックスで全47巻。サブタイトルはそれぞれ「YAZAWA・○○」となっている。第23回講談社漫画賞少年部門受賞。2020年12月時点で累計発行部数は3000万部を突破している[1]

ストーリーは全て、作者・加瀬の実体験を基にしている[2]

2008年17号の『週刊少年マガジン』本誌にて、真島ヒロの作画によるリメイク作品も掲載された。

2011年には『月刊ヤングマガジン』誌上において、『疾風伝説 特攻の拓 外伝 ?Early Day’s?』(原作佐木飛朗斗、作画:所十三)連載開始にあわせたトリビュート企画「ぶっこみのあつし&健&ミサワ」(加瀬あつし・和久井健地獄のミサワ)に参加し、短編「ぶっかけのヤザワ」を同年6月号に掲載。十数年ぶりに再登場した矢沢栄作と浅岡ひかるが、『疾風伝説 特攻の拓』の登場人物についてコメントする内容の短編となっている。

2013年には『月刊少年マガジン』において、読み切り短編『カメレオン SevenYearsAfter』を同年12月号に掲載[3]。『カメレオン』から7年後の時代設定で、翌月から開始の連載作品『くろアゲハ』へ向けて、橋渡し的なプレストーリーの番外編となっている。「加瀬あつしマンガ家25周年記念作品!」と銘打って[4]、続編となる『くろアゲハ』の連載が同年12月6日発売の2014年1月号より開始された[5]。関連作品間の時系列は、「本作」→「ポリ公マン」→「カメレオン SevenYearsAfter」→「くろアゲハ」→「本作最終話ラスト」の順となる。

2021年4月に中野で「カメレオン30周年記念展」が開催され、5月には30周年を記念したイベント「カメレオン30周年記念展 in 松戸」が作品の舞台でもある千葉県松戸市で開催された[6]
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2015年2月)(使い方

中学時代に学校中の不良からイジメの標的とされていた矢沢栄作は、高校進学を機に不良デビューを果たす。バラ色の高校生活を夢見る矢沢だったが、お調子者の性格や運の悪さが災いし、次々と有名な不良との諍いに巻き込まれることになる。しかし矢沢は数々の危機をハッタリと悪運と悪知恵で切り抜け、次第に多くの不良達を惹きつけるカリスマへと変貌していく。
登場人物
成田南高校(なりたみなみこうこう)

通称「成南(なりなん)」、初期は「南高(なんこう)」とも。ヤザワらが通う成田にある県立高校。基本的には平凡な高校だが、ヤザワらが巻き起こす多くの事件の舞台となり、校舎が半壊したこともある。

結城直人とのエピソード以降は、結城グループを出資者とする私立高校と設定が変更された。
ヤザワの同級生
矢沢 栄作(やざわ えいさく)
本作の主人公。作中では「ヤザワ」や「エーサク」とカタカナ表記されることが多い。
津田沼在住。中学時代には「ロデム[7]」と呼ばれ凄惨なイジメを受けていたが、成南進学にあたりヤンキーデビュー。身長が130cm(3年生の際は140cm)しかなく、容貌は下膨れの不細工面。B型。眼が大きく「宇宙人のような顔」とも称される。ヒカルに恋心を抱いているが本人には迷惑がられていたものの、次第に惹かれあっていく。自らの意志とは関係なくトラブルに巻き込まれてしまうが、土壇場で強運に恵まれることと持ち前のハッタリで次第にカリスマ性を高めていった。ただし強運の後ではしっぺ返しの不運が来る事が多く、友情や信頼、名声を得た反面、金銭的・物質的利益はゼロになるのが殆どである。相沢と椎名を和解させた功績から、成南の番長として周囲に認められ、後に暴走族「OZ(オズ)」を結成、初代総長となる。小学生の女の子にやられてしまうほどケンカは弱いが、ニーヤを秒殺したりゲンにあびせ蹴りを喰らわせたりと、自分の意思では発揮できないものの、強運を呼び込むことによる秘めた力は非常に高い。釣りやゲームなど、ケンカ以外では多才な面を持っており、特に魚釣りに関しては日向にも引けを取らないプロ級の腕前である。後に妖乱との抗争にて神元 仁の霊に取り憑かれた際は、驚異的なドライブテクニックを発揮した。また、非常に打たれ強く、回復も早い。滝沢とのタイマン戦の際は、中鉢を二発で轟沈した滝沢のパンチを何度喰らっても、ボロボロになりながらも立ち上がり、最後には逆転勝利に繋がった。ハッタリの際の言葉は、周囲の状況や相手の本性を冷静に見極めた上での、核心を突いた言葉であり、決して嘘という訳ではない(初期の頃は保身のために強引にこじつけていることも多いが)。悲惨なイジメの過去を背負っているが、非常に楽天的な性格。また、学力こそ低いもののIQは140と知能は高く、危機に瀕する度に瞬間的に打開策や対抗策をひらめかせ、どんな苦痛も覚悟でそれを決行するなど、かなりの発想力と度胸を持つ。頭の良さが学業の成績に結びつかないのは、興味の対象がすべて性に向いているからであり、学問に対し性的興奮を与える暗示をかけられた際には驚異的な学力の向上を見せた。その性欲はすさまじく、淫声CDを渡された際には部屋中をティッシュで満たすほどのめり込むほど。また、秋子という姉がいるのだが、彼女から「姉弟の壁などあっさり破って関係を迫るはずだ」と放言されるなど、親族としても全く信用されていない。男根の大きさは(ギャグ的な描写もあるが)人外の領域。童貞なのだが、イジメで女子の胸を揉まされた際には、女子の方から求めさせてしまうほどの性技を持つ。仲間に対しては口では良い事を言っていても、成り上がりと保身に凝り固まった腹黒い心理描写がされていたが、OZを結成して以降は仲間を思いやる描写が増え、ハッタリだけでなく本音で相手にぶつかることも多くなった。特に羽村や藤丸に対してはハッタリなしの説得を試みており、後に錯乱した藤丸に殺されそうになった久米を間接的ではあるが自らの意志で助けたり、下心があったとはいえ演習場の爆撃の中からイリオモテヤマネコの子猫を助けるなど、人間的にも成長しているそうで変化は無い。浮気しているような台詞を時折並べながらもヒカルのことは真剣に思っており、彼女が危機に追い込まれた時は、本気で自己を犠牲にしてでも救おうとしている。黄泉との抗争終了後、自らが開催した「ヤザワ祭り」にて(相沢と椎名の企みによる)成り行きから東大受験を目指すことになり、ヤンキーを引退。苦節の末ヒカルと恋人同士となり、何とか自分の力で受験に挑み、(これまた成り行きからの)人命救助の功績で特待生扱いで合格に成功する。ただし、強運を発揮した後の不運によるしっぺ返しが凄まじく、最終回ではふとした不注意から校長の顔に日向の退学届を叩きつける大失態を犯して合格の権利を放棄したとみなされ、さらに相沢、椎名、坂本が先導して全校生徒を煽ったことで引くに引けなくなり、成南を卒業式の日に自主退学するというあまりにも惨めなしっぺ返しを食らうと同時に、全校生徒の前で泣きながら走り去るという赤っ恥をかかされる羽目になってしまった。しかし、東大への道を蹴るという成功ルートを失うこの行為が「東大程度では納まらない」と捉えられた結果周囲に更に讃えられ、後にヒカルとの間に一子・栄光(えいこう)をもうけ、ヤザワの栄光は未来へと語り継がれる事となる(相沢曰く「ガキになんて名前背負わせやがって」)。
浅岡 ひかる(あさおか ひかる)
本作のヒロイン。名前は「ヒカル」とカタカナ表記されることが多い。また「浅岡 光」との表記もある[8]。正義感が強く、純粋で優しい性格。寝ている椎名の頭に、どうしても我慢できないと言って口紅でイタズラをする一面もある。ヤザワから想いを寄せられ日常的に異常な愛情表現を受け、トラブルにも巻き込まれるため辟易している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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