カミーユ・ビダン
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カミーユ・ビダン (Kamille Bidan)は、アニメ機動戦士Ζガンダム』に登場する架空の人物で、同作品の主人公。エゥーゴモビルスーツパイロット(階級は中尉待遇)で、宇宙世紀を舞台とするガンダムシリーズにおいて史上最高のニュータイプ能力を秘めた少年[1]。続編『機動戦士ガンダムΖΖ』などにも登場する。担当声優飛田展男

血液型AB型[2]。公式設定は身長168.2cm、体重59.5kg。星座はさそり座。両親に不満を抱いている。得意なものは物理、工学関係。趣味は機械いじり[3]
経歴及び劇中での活躍
グリプス戦役以前
生い立ち
宇宙世紀0070年(初期設定では0069年[3]11月11日、父フランクリン・ビダン、母ヒルダ・ビダンの長男として生まれ、後にサイド7(グリーン・ノア)に移住する。劇中では、出生地は語られていないが、小説版では地球(東京近郊のニューシートかニイザシティ)で生まれたとされている。一人称は「僕」もしくは「俺」。劇場版では「僕」を使うことのほうが多い。両親が共に地球連邦軍の技術士官で、どちらも家庭を顧みず仕事を優先するいわゆる仕事人間であるため、孤独な少年時代を過ごす。不倫にふける父と、そんな父の振る舞いに気付かぬ振りをして仕事に没頭する母に、それぞれ強い不満を抱く。
ハイスクール時代
「カミーユ」という名が女性的であることに激しい劣等感をもつ。そのため、小型飛行機であるホモアビスやジュニア・モビルスーツなどに熱中したり(MSの大会では優勝するほど[注 1])、ハイスクールでは空手[注 2]に所属したりするなど、「男性的」な趣味に傾倒していく。劣等感と家庭環境も併せて、非常に繊細で感情の起伏が激しい性格に育つ。一方で生活能力に乏しく、幼馴染みのファ・ユイリィに依存する所が大きい。教師たちからは模範的な生徒と見られているが、同級生からは中性的で端整な容姿などから、男としての侮辱行為として「石の少女」[4]と陰口を言われている。またファと一緒にいるところを「エス」とちゃかされるシーンがある。
グリプス戦役(『機動戦士Ζガンダム』)
エゥーゴへの逃亡
宇宙世紀0087年3月2日、
ホワイトベースのキャプテンだったブライト・ノアが指揮する旅客用小型シャトルであるテンプテーションが入港したため、彼に会いに行くべく仮病を使って空手部をサボり、ファとともにグリーン・ノアの宇宙港へ向かうが、同僚であるカクリコン・カクーラーを迎えに来ていたティターンズの将校ジェリド・メサに「女性的な名前」を馬鹿にされ激昂し、ジェリドを殴りつけMPに逮捕される。ジェリドの操縦するガンダムMk-IIの墜落事故のどさくさに紛れて脱走し[5]、偶然始まったエゥーゴによる同機の強奪作戦に個人的なティターンズとMPへの復讐心から加担し、そのままエゥーゴのクワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)らと共にグリーン・ノアを脱出する。
両親との死別
上記の行動により、ティターンズに協力していた両親がバスク・オムによって人質にされてしまい、簡易カプセルに閉じ込められた母ヒルダはジェリドのハイザックに撃たれてカプセルを破壊され、生身のまま宇宙に放り出される。父のフランクリンは一度は救出されるが、彼はアーガマからリック・ディアスを強奪、そこをエゥーゴとティターンズの戦闘に巻き込まれ死亡し、結果的に両親を失う結果となる。これによりティターンズの本質を知ったカミーユは、ティターンズと戦う決意を固めていく。
ガンダムMk-IIの専属パイロットに
エゥーゴの指導者であるブレックス・フォーラや、ヘンケン・ベッケナー、クワトロらからニュータイプとして天賦の資質があると見込まれ、エゥーゴの正規パイロットになることを薦められる中、MSの訓練を受けていない民間人でありながら、連邦軍のベテランパイロットであるライラ・ミラ・ライラを撃墜するという戦果を挙げ、アーガマのクルーからはアムロ・レイの再来と称される(ただし、カミーユとしてはアムロと重ねられるのは迷惑だったらしく、アムロ本人に出会ったときにそれを打ち明けている)。それ以来カミーユは、ガンダムMk-IIの専属パイロットとなり、ニュータイプの資質を開花させていく。また、同じ時期に、ティターンズより転向したエマ・シーンの窮地を察知し、それを救うという活躍を見せる。だがその一方で、エゥーゴのスポンサーであるアナハイム・エレクトロニクスから社長の意向を伝えに来たウォン・リーに、ハロの修理に専念していたためミーティングに遅刻したことをとがめられ、それに対し謝罪どころか反論して怒りを買い殴打による「修正」を受けたにもかかわらず、しばらくの間そのことからふてくされた態度をとって、クワトロととエマからも前者では「軍とはああいうもの。殴られたくないなら、自分のミスを無くせ」、後者では「自分の都合で大人と子供を使い分けないで」と叱責を受けるなど精神的に未熟な面も多々ある(テレビ版のみ)。
地球への降下
同年5月、ジャブロー基地への攻撃作戦のため地球に降下し、地球連邦軍の守備隊やジェリドらティターンズと戦うが、ジャブローの地下に核爆弾が設置されていることがわかると地上での支援組織「カラバ」と合流して脱出する。この戦いでも、先に地上に降下したものの囚われの身となっていたレコア・ロンドの居場所を感知し、一緒にいたカイ・シデンとともに救出する活躍を見せている。その後、宇宙への離脱を図る中でアムロ・レイやカツ・コバヤシらと出会う。その出会いの中で、あくまで自分の正体を明かそうとしないクワトロの、逃げ隠れするような姿勢に苛立ちを隠せないカミーユは、「修正」と称して殴りかかる。なお、小説版では正体を察した上で陰で笑い話の種にし、劇場版ではハヤト・コバヤシとカイとの会話から正体がシャア・アズナブルであることを察し、殴りかかってはいない。
フォウとの出会い
その後、ニューホンコンブライト・ノアの家族とも出会い、カラバのアウドムラ追撃の指揮を執っていた連邦軍のベン・ウッダーにより彼らとアムロが人質になった際には、マリン・ハイザックと交戦し、これを撃破して人質奪還のきっかけを作るという活躍を見せるが、敵側の強化人間フォウ・ムラサメとの運命的な出会いは、地球に降りたカミーユにとって大きな出来事となる。彼女と出会い、淡い恋に落ち短いデートの中で口付けを交わすほどの仲となるも、サイコガンダムのパイロットである彼女と戦うことになる。しかし、互いに名前へのコンプレックスを持っていたことからカミーユはフォウとの交戦中、彼女に心中を打ち明ける。それに応えたフォウの捨て身の行動と、アムロ達アウドムラのクルーの援護によって宇宙へ離脱。フォウと別れる直前カミーユは、彼女に対して初めて、今までコンプレックスだった自分の名前が好きだと告げる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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