カミーユ・クローデル_(映画)
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カミーユ・クローデル
Camille Claudel
監督
ブリュノ・ニュイッテン
脚本ブリュノ・ニュイッテン
マリリン・ゴールディン
ミサ・テラミ(協力)
原作レーヌ・マリー・パリス
製作ベルナール・ダルティーグ(フランス語版)
製作総指揮クリスティアン・フェシュネール(フランス語版)
イザベル・アジャーニ
出演者イザベル・アジャーニ
ジェラール・ドパルデュー
音楽ガブリエル・ヤレド
撮影ピエール・ロム(フランス語版)
編集ジョエル・アッシュ(フランス語版)
ジャンヌ・ケフ
製作会社レ・フィルム・クリスティアン・フェシュネール(フランス語版)
Lilith Films I.A.
ゴーモン
アンテンヌ2(フランス語版)
Films A2
DDプロダクション(フランス語版)
Ministere de la Culture et de la Communication
Centre National de la Cinematographie (CNC)
Sofica Creations
Sofimage
Soficas Investimage
Images Investissements
Soffia
配給 ゴーモン
ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画
公開 1988年12月7日
1989年10月7日
上映時間175分
158分(短縮版)
製作国 フランス
言語フランス語
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『カミーユ・クローデル』(Camille Claudel)は、1988年フランスの映画。フランスの女性彫刻家カミーユ・クローデルの生涯を描いた伝記映画である。カミーユの弟ポール・クローデルの孫レーヌ=マリー・パリス[1]の書籍[2]を原作としている。監督はブリュノ・ニュイッテン。主演のイザベル・アジャーニは共同製作者も務めている。
ストーリー

1885年、20歳の女性彫刻家カミーユ・クローデルは一緒に創作しているイギリス人のジェシー・リップスコムからオーギュスト・ロダンは女たらしという忠告を受ける。1年ローマに行く師匠ブーシェの後任としてロダンが挨拶にくる。「地獄の門」を制作中のロダンを最初は高慢なタイプだと距離を置いていたカミーユだったが、難しいパロス産の大理石で作った足の彫刻がロダンに認められる。カミーユに感化されてランボーの『イルミナシオン』を読み、詩人になることを願っている弟のポール・クローデルが姉の悩みを聞いてくれる。リセに会いに行くと、ヴィクトル・ユーゴーが亡くなったと教えられる。国葬の後、ロダンが言い寄る。断ったにもかかわらず、故郷ビルヌーブ村に内縁の妻ローズ・ブーレを連れて訪ねてくる。

ロダンは弟子となった自分の半分の年齢で美しいカミーユを芸術家として尊敬しあい、彼女と愛しあうようになるが、ローズと別れることができない。2人の仲は社交界でも噂になる。ポールが外交官になりたいというのでロダンから外務省に依頼してもらうと話す[注 1]。父親はカミーユが「カレーの市民」などロダンの手伝いばかりしてサロン作品を出さないのを叱り、天才の家系なのにと責める。カミーユはロダンの子を妊娠するが中絶する。建設中のエッフェル塔が見える中、ローズに殺されそうになると失踪する。

ロダン像を記憶だけで制作したことから「カミーユ嬢は巨匠だ」とロダンが皆に話している最中、カミーユは「ローズを取るか私を取るか」とロダンに詰問するが、「ローズは病気だ」などと理屈をつけて断られ、ロダンと別れる。ランボーの影響で カトリックに改宗したというポールはアメリカの外交官になる。カミーユは「帰国する頃には私も成功するわ」と約束すると、ポールは流産したという姉の許を去る。画商ブロやクロード・ドビュッシーがカミーユの作品を気に入り、接触してくる。


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