カミンズ
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カミンズ・インコーポレイテッド
Cummins Inc.

種類株式会社
市場情報NYSE: CMI
S&P 500 Component
本社所在地 アメリカ合衆国
47201
500 Jackson Street, インディアナ州コロンバス
設立1919年 (105年前) (1919)
業種製造業
事業内容ディーゼルエンジン発電機などの製造・販売
代表者トム・リネバルガー (会長CEO)
資本金22億1000万US$(2017年12月)
売上高連結 204億2800万US$(2017年12月期)
営業利益連結 23億6500万US$(2017年12月期)
純利益連結 9億9900万US$(2017年12月期)
総資産連結 180億7500万US$(2017年12月期)
従業員数約61,600人(2019年)
決算期12月末日
主要子会社Cummins Power Systems LLC
Cummins Turbo Technologies Ltd.
Cummins Emission Solutions Inc.
Cummins Filtration Inc.
関係する人物クレシー・ライル・カミンズ(創業者兼技術者)
ウィリアム・グラントン・アーウィン(創業時の投資家)
外部リンクwww.cummins.com/jp/
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カミンズ(Cummins Inc.)は、アメリカ合衆国エンジンメーカー。ディーゼルエンジンを中心に、代替燃料エンジン、発電機などの動力源、各種コンポーネントの生産・販売・アフターサービスを行っている。

1919年創業。本社はインディアナ州コロンバスにある。
概要

190以上の国と地域に600以上の販売会社・代理店、7200店以上のディーラー、約61000人の従業員を擁する(2019年)、国際的エンジンメーカー。ニューヨーク証券取引所に上場しており、2019年12月期の売上高は約236億US$、純利益は約23億US$[1]。アメリカ国外での売上高が全体の約43%を占める(2019年)。

エンジン事業では排気量2.8 - 95Lのディーゼルおよび天然ガスエンジンのサプライヤーとして国際的に大きなシェアを持つ。北アメリカでの大型トラック用エンジンの市場占有率は約38%を占める(2017年)[2][3]

エンジン本体のほか、発電機や各種コンポーネント事業も展開している。発電機は“Onan”(Cummins Power Systems社)、ターボチャージャーは“Holset”(Cummins Turbo Technologies社)、エアクリーナーなどのフィルター類は“Fleetguard”(Cummins Filtration社)のブランド名を持つ。
拠点
海外拠点・現地法人

欧州 : イギリス ノーサンプトンシャー州

アジア : シンガポール 韓国 ソウル 中国北京

南米 : ブラジル サンパウロ

南太平洋地区 : オーストラリア ビクトリア州

主要生産拠点

アメリカ合衆国

コロンバス (インディアナ州)

シーモア (インディアナ州)

ロッキーマウント (ノースカロライナ州)

ジェームズタウン (ニューヨーク州)


イギリス

ダーリントン (イングランド)

ダベントリー (イングランド)


ブラジル サンパウロ

メキシコ サン・ルイス・ポトシ

インド

プネー

ジャムシェードプルタタ・カミンズ(Tata Cummins Pvt. Ltd.)


中国

襄陽市 - 東風カミンズエンジン(??康明斯??机有限公司)

北京市 - 北京福田カミンズエンジン(北京福田康明斯??机有限公司)

重慶市 - 重慶カミンズエンジン(重?康明斯??机有限公司)

西安市 - 西安カミンズエンジン(西安康明斯??机有限公司)


日本 栃木県小山市コマツカミンズエンジン株式会社

ロシア ナーベレジヌイェ・チェルヌイ (タタールスタン共和国) ※カミンズ・カマ(ЗАО Камминз КАМА)

トルコ イズミル (BMC Sanayi ve Ticaret A.?.(トルコ語版)によるライセンス生産

※は合弁会社による生産。
略歴インディ500参戦時のカミンズエンジン(1950年)

1919年に創業者のクレシー・ライル・カミンズ ( Clessie Lyle Cummins 1888-1968) が、カミンズ・エンジン社を設立したことに始まる。

カミンズは1908年からしばらくの間、コロンバスの銀行家投資家でもあったウィリアム・グラントン・アーウィン(William Glanton Irwin 1866-1943)の自家用車運転手を勤めていたことがあったが、次世代の内燃機関であったディーゼルエンジン開発に強い関心を抱いており、アーウィンに懇請したことでその後援を得て、エンジン開発事業に乗り出したのである。

当初はオランダのHvid社のライセンス供与を受けた6馬力の農業用エンジンを生産した。この小型エンジンは流通大手シアーズ・ローバックでも扱われた。

高速エンジンの大型化を図ったカミンズ社であったが、1924年には船舶用エンジン開発に失敗して倒産の危機に瀕する。それでも辛うじて事業の継続を得、この過程で、技術者のヌードセン (H.L. Knudsen) の協力をも得て効率に優れる直噴式高速ディーゼルエンジンの開発を進展させた。

1929年には、パッカードの中古リムジンに、自社製のディーゼルエンジンを搭載した試作車をウィリアム・アーウィンが運転し、ニューヨーク自動車ショーに直接乗り付けて出展した。特製パッカードはディーゼルエンジンならではの経済性を発揮し、「1ドル39セント(当時)の燃料費でインディアナ州からニューヨーク市へ行けた」とアピールされた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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