カプシクム・キネンセ
ハバネロの果実
分類(APG IV, Cantino et al. (2007)[1])
カプシクム・キネンセ[2][3] Capsicum chinense は小型の低木となるトウガラシ属の1種である[4]。ハバネロなどの唐辛子の品種はこの種に属する。 アマゾン流域西部の起源であると考えられており、中央アメリカ、西インド諸島からブラジルにかけての低地で栽培される[4]。普通トウガラシと呼ばれるのは同属のCapsicum annuum
概要
染色体数は 2n=24[4]。江川・田中 (1984)は、本種とキダチトウガラシ C. frutescensとの種間雑種は12の対合と高い花粉稔性を示し、形態的も類似していることから、両種は別種ではなく同種と考えるべきであるとしている[5]。 本種または本種を含む交雑種には以下のような栽培品種が知られている。
品種
7-Pot chili(トリニダード島)
7-Pot Primo (ルイジアナ州)
キャロライナ・リーパー Carolina Reaper
Adjuma(スリナム)
Aji chombo(パナマ)
Aji dulce (プエルトリコ、ベネズエラ)
Arriba Saia(ブラジル)
Datil (フロリダ州)
Fatalii(アフリカ南部)
ハバネロ Habanero chile(カリブ海、中央アメリカ、メキシコ)
レッド・サビナ 'Red Savina'
Cabai gendol(インドネシア)
海南黄灯?椒 Hainan yellow lantern chili(海南島)
'Madame Jeanette(スリナム)
ブート・ジョロキア Bhut jolokia(アッサム州、キダチトウガラシとの交雑種)
ドーセット・ナーガ 'Dorset' Naga pepper(イギリス)
Scotch bonnet(ジャマイカ、トリニダード)
トリニダード・スコーピオン Trinidad scorpion (トリニダード島)
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー Trinidad Scorpion Butch T pepper
Trinidad Moruga Scorpion
SBカプマックス
ドラゴンズ・ブレス Dragon's Breath(イギリス)
ペッパーX Pepper X(サウスカロライナ州)
学名