この項目では、動物について説明しています。お笑い芸人については「カピパラ」をご覧ください。
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カピバラ
動物園のカピバラ。
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
界:動物界 Animalia
門:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
綱:哺乳綱 Mammalia
目:齧歯目 Rodentia
科:テンジクネズミ科 Caviidae
亜科:Hydrochoerinae
属:カピバラ属 Hydrochoerus
種:カピバラ H. hydrochoerus
学名
Hydrochoerus hydrochaeris
(Linnaeus 1766)[1]
シノニム
Sus hydrochaeris Linnaeus, 1766[1][2]
Hydrochaeris hydrochaeris Brisson, 1762[1][2]
和名
カピバラ[3]
英名
Capybara[1][2][3]
カピバラ(Hydrochoerus hydrochaeris、和名: オニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)[4])は、テンジクネズミ科カピバラ属に分類される齧歯類。H. isthmiusと2種でカピバラ属を構成する。種小名はギリシャ語で水の豚を意味し、漢名も水豚と呼ばれる。現生種の齧歯類では最大の種である[5][注 1]。南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息する[7]。 グアラニー語の「ka'apiuara(細い草を食べる者)」にちなみ、それがスペイン語に転訛して「Capibara」と呼ばれるようになった。日本では同じ言語の「Kapiyva」(草原の主)に由来するとの説が一般に広く流布している[7]が明確な根拠はない。和名はオニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)。なお、日本ではしばしば誤ってカピパラやカビパラと表記されることもある。 体長106 - 134センチメートル[3]。体重オス35 - 64キログラム、メス37- 66キログラムと現生の齧歯類でも最大[3]。 体毛はタワシのような手触りの硬く長いもので、体を震わせるだけで水を落とすことが出来る[7]。 前肢の指は4本、後肢の趾は3本[3]。指趾の間には小型の水かきがある[3]。下顎の大臼歯は左右に4本ずつ(他のテンジクネズミ科は3本ずつであったため区別されていた)あり、第1 - 3大臼歯の3本と、第4大臼歯1本の大きさがほぼ等しい[3]。肛門の周囲に臭腺(肛門腺)がある[3]。 オスは鼻面に卵状に盛り上がった毛で被われない臭腺(モリージョ[7][注 2])が発達するが、メスではほとんど発達しない[3]。オスは肛門腺の周囲の体毛が抜けやすく固く透明なカルシウム塩で覆われるが、メスは肛門腺の周囲の体毛が抜けずに粘着質の分泌物で覆われる[3]。 カピバラ属のみでカピバラ科を形成する説もあった[3]。2002年に発表されたGHR遺伝子のエクソン・TTF遺伝子のイントロン・ミトコンドリアDNAの12S rRNAの塩基配列を決定し最大節約法と最尤法によって行われた系統解析では、カピバラ属がモコ属 河辺にある開けた草原から熱帯雨林など様々な環境に生息する[3]。性格は非常に穏やかで、人間になつくことからペットとしても人気がある。2 - 200ヘクタールの行動圏内で生活するが、通常は10 - 20ヘクタールの行動圏内で生活する[3]。行動圏は重複することもあり、乾季には特にその傾向が強く2つ以上の群れが同じ場所で採食を行うこともある[3]。雨季には優位のオスと1頭から複数頭のメス・複数頭の幼獣・劣位の複数頭のオスからなる成獣が平均10?20頭の群れを形成するが[7]、40頭に達する群れを形成することもある[3]。乾季には少なくなった水場にこれらの群れが集まり、約100頭に達することもある[3]。群れの構成は主な個体は変動が少なく閉鎖的で、単独のオスが群れに加わろうとすると群れにいるオスによって排除される[3]。一方で劣位のオスは変動的に群れへ合流・離脱を繰り返す[3]。 昼間は水中で休み、午後遅くから夕方に採食を行う[3]。
呼び名
形態
分類
生態
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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