カノープス_(企業)
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グラスバレー
Grass Valley Canada

市場情報非上場
本社所在地 カナダ
カナダケベック州モントリオール
設立1959年4月7日
業種情報通信機器、放送機器
事業内容映像編集機器、配信関連機器およびソフトウェアの開発、販売
代表者ティモシー・ショルダース(社長兼CEO)
従業員数1440人
外部リンク ⇒http://www.grassvalley.com/
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グラスバレー(英語:Grass Valley Canada)はアメリカ合衆国の放送映像機器メーカー及びそのブランドカリフォルニア州グラスバレーにて創業。現在の本社はカナダケベック州モントリオール

2020年8月現在は、ブラックドラゴンキャピタルの傘下である。かつてはベルデンの傘下だった。
沿革

1959年にカリフォルニア州グラスバレーにて、ドナルド・ヘアー(Donald Hare)により創業。1964年に最初の映像機器として映像配信アンプをNABショーのホテルでデモを実施。1968年にグラスバレー・グループはビデオ・スイッチャーの1号機を発売し、評判を得た。

1974年にテクトロニクスと合併し、その後15年間は経営が安定していたが、テクトロニクスは1999年に映像機器事業を売却。グラスバレー・グループ社(Grass Valley Group, Inc.、略称GVG)として独立。

2002年にフランスの電機大手トムソン・マルチメディア(現テクニカラー社)がグラスバレー・グループ社を買収[1]。2008年にトムソンが経営危機に陥り、2009年にはGVGの売却予定を発表[2]。2010年に投資団フランシスコ・パートナーズが買収し[3]2011年からサンフランシスコを本拠に経営を開始。2013年に本社をオレゴン州ヒルズボロに移動[4]

2014年2月、米国ベルデン社がGVGの買収を発表[5]

2020年4月に、ブラックドラゴンキャピタルがグラスバレー株式の買収で合意[6]、2020年7月2日に正式に買収が完了した[7]旧グラスバレーロゴ
グラスバレー株式会社

グラスバレー株式会社
Grass Valley K.K.
種類株式会社
市場情報非上場東証JQ 6774
2001年7月27日 - 2002年11月18日東証2部 6774
2002年11月19日 - 2006年6月30日
本社所在地 日本
650-0044
兵庫県神戸市中央区東川崎町1-1-3
神戸クリスタルタワー内
設立1983年4月1日
(カノープス電子株式会社)
業種電気機器
事業内容映像編集、配信関連機器およびソフトウェアの開発、販売
代表者北山 二郎(代表取締役社長)
資本金9千万円9千万
売上高66億1,825万円
(2008年12月期)
従業員数196人
(2009年3月末現在)
決算期2月末日
外部リンク ⇒http://www.grassvalley.jp/
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グラスバレー株式会社(Grass Valley K.K. )は、日本ビデオ編集機器、コンピュータ周辺機器メーカー。現在はアメリカの大手電機メーカー、グラスバレー社の傘下である。旧トムソン・カノープス株式会社。旧称時のブランド名は、天体のカノープスと同様のCanopusを使用していた。カノープスのように、光り輝く企業であることが目標であり、社名の由来である。
沿革

1983年 - 神戸市東灘区にてカノープス電子株式会社創業。

1992年 - 社名をカノープス株式会社に変更。

2001年7月27日 - JASDAQ市場に新規登録。

2002年11月19日 - 東証2部に市場変更(銘柄コード:6774)。

2005年12月 - フランスの大手電機メーカートムソンが日本法人の子会社を通じて株式公開買い付け(TOB)を行うことになり、トムソングループ傘下となることが決定。

2006年6月30日 - トムソンの持株比率が94.31%になったため、上場廃止

2007年 - グラスバレージャパンと経営統合し、グラスバレーの傘下となる。

2008年10月1日 - 社名をトムソン・カノープス株式会社に変更。

2011年3月1日 - 2011年1月にアメリカのグラスバレー社がテクニカラー(旧トムソン)グループから独立、それに伴い社名をグラスバレー株式会社に変更。

2011年11月1日 - 本社機能を神戸クリスタルタワーに移転。

2012年2月 - MEDIAEDGE事業を新設されたMEDIAEDGE株式会社に譲渡[8]

製品の歴史
創業?1990年代前半

カノープス電子株式会社として初めての製品は、NEC PC-98用のZ80ボードであるPlus80(PLUS・80、PLUS-80 SYSTEM(プラスエイティ システム))。PC-88のクロス開発や、CP/M-80の動作環境として使用された。程なく、A/D変換ボードが主力となり、後のビデオキャプチャ製品に続く事になる。大阪に立ち寄ったビル・ゲイツに自社製JPEGコーデックのデモンストレーションを行う。
1990年代PowerWindow 968

Windowsへの移行に伴うグラフィックアクセラレータへの需要に対して、PowerWindowシリーズを発表。独自のドライバ技術により、他を圧倒する性能を見せたことから、その開発技術を讃えてカノープス・チューン(カノプーチューン)などの造語も生まれた。カノープス製の一部のグラフィックカード用ドライバは、同じグラフィックチップを搭載した他社のグラフィックカードに流用することも可能であったが、当該カードのメーカーが製作した純正ドライバよりも、カノープス製ドライバの方が動作安定性が高く、ベンチマークなどでも高い数値を示す例が多く見られたため、カノープスは日本製PCハードウェアベンダとしての地位を確立していった。グラフィックカードにおけるカノープス・チューンが顕著に見られる一例に、NEC PC-9800シリーズのCバス用拡張ボードとしてリリースされた、PowerWindow968が挙げられる。当該製品のグラフィックチップには、Cバスの転送速度を鑑みれば明らかにオーバースペックと言えるS3のVision968が実装されていたが、ボトルネックを感じさせない速度で動作し、多くのユーザーを驚かせた。

また、A/D変換ボードの流れを汲むビデオキャプチャ製品を発表。PowerCaptureシリーズは10年近く販売を続け、ロングセラーとなる。
2000年代GeForce 3搭載ビデオカード・SPECTRA X21TVチューナーボード・MTV2000

グラフィックアクセラレータコモディティ化に伴い、主力をビデオキャプチャTVチューナービデオ編集に移し、MTV2000に代表されるMTVシリーズや、DVStorm-RTに代表されるDVシリーズがメインとなる。PowerWindowシリーズは、開発チーム G.I.WORKSによるPCエンスー向けの製品、SPECTRAシリーズとなる。また、普及型VODシステムのはしりとなるMediaEdgeシリーズを発表し、システム分野への進出を図る。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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