カノプス壺
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カノプス壺

カノプス壺(カノプスつぼ、canopic jar)は、ヒト形の臓器収蔵器。カノポス壺やカノープス壺、カノポス容器などの表記もあるが、一般的には「カノプス壺」でそのまま呼ばれる。
使用例

古代エジプトにおいてミイラを作る際、魂が宿るとされていた心臓を除き、特に重要と考えられていた臓器を取り出し、保存するために使われていたと考えられている。外装にはオシリス神像やその子供たちなどが彫られており、特に主要なものは以下の4つ(ホルスの4人の息子)である。
イムセティ
人間の姿をしており、肝臓を守る神とされていた。
ハピ
ヒヒの姿をしており、を守る神とされていた。
ドゥアムトエフ
山犬の姿をしており、を守る神とされていた。
ケベフセヌエフ
の姿をしており、を守る神とされていた。
名前の由来

神話によると、カノプスはメネラオス王の水先案内人だったが、トロイアからの帰還途中に事故に遭い、死亡し、ギルダの海岸に葬られたため、町にカノポスの名が付いた。この町は現在のアブキールにあたる。

そして、その町ではオシリス神の像が壺の形で崇拝されていた。これと、ミイラ用のヒト形臓器収蔵器の形が似ているところからこの名が、19世紀につけられた。
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、カノプス壺に関連するカテゴリがあります。

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