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カナメモチ
カナメモチ
分類
カナメモチ(要黐、学名:Photinia glabra)は、バラ科の常緑小高木である。カナメモチという名は、扇の要に使い、モチノキ(黐)に似るためといわれる。別名としては、かなめがし、かなめのき、あかめもち、あかめのき、そばのき(花序がソバに似るためといわれる)などがある。
樹高は3 - 5m。葉は互生する。形状は両端のとがった長楕円形で長さ5?10cm、革質、縁に細かい鋸歯がある。柄は短い。若葉は紅色を帯び美しい。花は5月ごろに開花。枝先に径約10cm半球状の集散花序を出し、小さな白色の五弁花を多数つける。果実は球状で紅熟する。
庭木、特に生垣によく用いる。また、幹は硬く、器具の柄として利用される。
カナメモチ属 Photinia serrulata(シノニム: P. serratifolia):中国本土・台湾から東南アジアにかけて分布する。日本では岡山県・愛媛県・南西諸島にかけて、点在的に分布記録があるが、このうち本土の記録は栽培個体の逸出だと思われ、南西諸島では自生が確認されているのは徳之島のみで、他の記録ははっきりしないとされる。中国では墓樹に利用されるなど栽培もされる。花に強い芳香がある。
シマカナメモチ Photinia wrightiana:小笠原諸島・琉球列島に分布する。小笠原諸島では比較的よくみられるが、琉球列島では数が少ない。
ベニカナメモチ(レッドロビン)Photinia×fraseri(P. glabra × P. serrulata→カナメモチとオオカナメモチの雑種):新芽が非常に鮮やかな赤になる。鑑賞価値が高く、生け垣などに利用される。カナメモチとよく似ているが、カナメモチの葉柄には鋸歯の痕跡(茶色の点に見える)が残るが、レッドロビンには無いことで区別できる。
若葉は赤い。
関連項目
木の一覧
犬山市(市の木がカナメモチ)
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更新日時:2019年3月19日(火)17:57
取得日時:2019/07/22 00:01