カナダ_(戦艦)
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「アルミランテ・ラトーレ(旧:カナダ)」
艦歴
発注アームストロング社
起工1911年11月27日
進水1913年11月27日
購入1914年9月9日
就役1915年10月
売却1920年4月
退役1958年10月
日本で解体1959年
性能諸元
排水量基準:25,000 トン
(1931:28,600トン)
満載:32,000トン
全長625 ft (190.5 m)
全幅92 ft 6 in (28.2 m)
(1931:31.4 m)
吃水33 ft 最大 (10.1 m)
(1931:8.5 m)
機関竣工時:ヤーロー式石炭・重油混焼水管缶21基
+パーソンズ高圧型直結タービン2基&同低圧型直結タービン2基計4軸推進
1931年時:ヤーロー式重油専焼水管缶21基+パーソンズ式ギヤード・タービン4基4軸推進
最大出力37,000 hp
航続性能10ノット/4,400 海里
燃料石炭:3,300トン
重油:520トン
最大速力22.75 ノット
兵員竣工時:1,160 名
1920時:1,175 名
兵装竣工時
EOC 35.6cm(45口径)連装砲5基
15.2cm(50口径)単装砲16基
76.2cm(45口径)単装高角砲2門
50口径3ポンド(47mm)単装速射砲4基
21インチ水中発射型魚雷発射管4基
1931年時
Mark I 35.6cm(45口径)連装砲5基
Mark XVII 15.2cm(50口径)単装砲12基
10.2cm(45口径)単装高角砲4基
47mm(50口径)単装速射砲4基
20mm機銃4丁
21インチ水中発射型魚雷発射管 4基
装甲舷側:115?229mm(水線部)
甲板:102mm
司令塔:200mm
砲塔:254mm(前盾)
バーベット:100?254mm
司令塔:150?279mm

カナダ (英語: HMS Canada) は[注釈 1]アームストロング社で建造された戦艦[2]アルミランテ・ラトーレ級戦艦ネームシップ[3][注釈 2]。外観からしばしばアイアン・デューク級戦艦 (Iron Duke-class battleships) の一隻と見なされるが、アイアン・デュークの主砲は34.3cm砲(45口径13.5インチ砲)に対し[5]、本級は35.6cm砲(45口径14インチ砲)と異なる。

もともとは南アメリカの建艦競争の中でチリイギリス超弩級戦艦2隻を発注したことに始まる[6]。本艦は幾度かの改名によりアルミランテ・ラトーレ (Almirante Latorre) となる[注釈 3]。だが完成直前に第一次世界大戦がはじまり、イギリスに買収されてカナダ (HMS Canada) と改名され[8]イギリス海軍で就役した[9][注釈 4]。本艦はイギリス海軍のグランド・フリートに所属し、ユトランド沖海戦に参加した[11][12]

第一次世界大戦終結後、南アメリカにおける強国の勢力均衡 (Balance of power) をとるためにチリ海軍に引き渡され、アルミランテ・ラトーレとして再就役した[13]。1929年(昭和4年)にイギリスで大改装を行い、防御力の改善や機関部の近代化が行われた[14]。1958年(昭和33年)5月に退役後[15]、翌年に日本まで曳航され[16]、その後横須賀で解体された[11][17]。部品は記念艦三笠」の修復に用いられた。


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