カッレ・ロバンペラ
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カッレ・ロバンペラ
2023年セントラル・ヨーロピアン・ラリーにて
基本情報
国籍 フィンランド
WRCでの経歴
活動時期2017 -
コ・ドライバー ヨンネ・ハルットゥネン
所属チームシュコダトヨタ
出走回数64
チャンピオン回数2(2022年2023年
優勝回数12
表彰台回数20
ステージ勝利数169
通算獲得ポイント734
初戦2017年 ウェールズ・ラリーGB
初勝利2021年 ラリー・エストニア
最終勝利2024年 サファリラリー
最終戦2024年 サファリラリー
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カッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera, 2000年10月1日 - ) は、フィンランドラリードライバー。

2022年2023年世界ラリー選手権 (WRC)チャンピオン、および2019年WRC2 Proクラスのチャンピオン。元WRCドライバーのハリ・ロバンペラは父にあたる。

名前は「カッレ」「カリ」、姓は「ロヴァンペラ」「ロバンペッラ」などの表記揺れがある
経歴

WRCドライバーの父を持つだけに、経験を積むのは早かった。6歳からKP61型トヨタ・スターレットを用いて、農場や凍った湖などでオフロードのドライブの経験を積み続けた[1]。8歳の時には車を自由自在に操る映像が動画共有サイトで公開され、話題を呼んだ[2][3]。そしてフィンランドの名伯楽であるティモ・ヨウキのマネージメントの下、ラリー人生を進めていくことになる。
2015年シーズン - ラトビア・ラリー選手権R2クラス

2015年、当時14歳のロバンペラは、ラリー競技参加にあたって運転免許が不要であるラトビアで競技キャリアを開始した。スペシャルステージ間の公道区間ではコ・ドライバーのリスト・ピエティライネンがロバンペラの代わりに運転した。(ピエティライネンは父ハリ・ロバンペラのコ・ドライバーでもあった)2015年10月18日、ロバンペラはシトロエン・C2R2で参戦したラトビア・ラリー選手権R2クラスにおいてタイトルを獲得した[4]
2016年シーズン - ラトビア・ラリー選手権オープンクラス

2016年シーズンの最初の3戦で、ロバンペラは300馬力4WDのWRC2クラス車両シュコダ・ファビアS2000を運転した[5]。1月16-17日に行われたシーズン最初のラリーにおいて、ロバンペラは全8ステージのすべてで勝利し、2位のラルフス・シルマシスに1分10秒のタイム差をつけて優勝した[6]

2016年1月の第2戦、ロバンペラは第2ステージでパワーステアリングを失い、1分以上タイムロスしたが、最終的に全10ステージ中9ステージで勝利する追い上げを見せ、2位のライモンズ・キシエルズに20.4秒の差をつけて優勝した[7]

2016年5月、ロバンペラは2016年バルチック・ラリー・トロフィーの初戦であるクルゼメ・ラリーで2位に入った。このラリーでロバンペラはファビアS2000の車軸に問題を抱え、後輪のトルクを失った状態で走行した[8]

残りのシーズン全戦で、ロバンペラは最新型のシュコダ・ファビアR5を運転した。ロバンペラは6月のラリー・ジェマイティヤで2位に入った後、8月にエストニアで行われたタリン・ラリーで優勝した[9]。ロバンペラはその後、9月のリエパーヤ・ラリーを2位で終えた。

2016年10月、シーズン最終戦のラトビア・ラリーでロバンペラは優勝し、ラトビア・ラリー選手権オープンクラスのタイトルを獲得した。2016年シーズンにおいて、ロバンペラは4戦で優勝したほか、3戦で2位に入り、表彰台を逃したのは1度のみだった。16歳でタイトルを獲得したロバンペラは、全世界の国内オープンクラス・ラリー選手権における史上最年少のチャンピオンとなった[10]

なおこの年にロバンペラがデビュー前のヤリスWRCをテストドライブしていたことが噂されたが、これは後に事実であったと判明している。フィンランドのファクトリーでトヨタのWRC参戦に向けて準備を進めていたチーム代表のトミ・マキネンは、若手ドライバーを見出すためにエサペッカ・ラッピテーム・スニネンと共にロバンペラ(8月だったので当時15歳)を秘密裏にテストに参加させた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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