カップヌードル
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この項目は画像改訂依頼に出されており、ロゴマークを高解像度版とするよう画像改訂が求められています。(2023年3月)

カップヌードル


販売会社日清食品
種類即席麺(カップ焼そばを含む中華麺・和風麺)、即席米飯、冷凍米飯
販売開始年1971年
完成国 日本
香港(海外)
関係する人物安藤百福
外部リンクhttps://www.cupnoodle.jp/
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シーフードヌードル

カップヌードル(英語: Cup Noodles、和製英語: Cup Noodle[注 1])は、日清食品1971年昭和46年)9月18日より販売しているカップ麺、およびカップライス、冷凍ライスのブランド。略称は「カプヌ」[1]

「カップヌードル」および「カプヌ」は、親会社にあたる日清食品ホールディングス登録商標である[2]
概要

世界初のカップ麺であるロングセラー商品であり、時代とともに多様化によって、さまざまな風味の商品や「ミニ」「BIG」などの異なるサイズの商品も発売されている[3]。いずれもカップに熱湯を注いで3分で食べられるタイプであり、扁平の細麺と粉末スープとフリーズドライ化された具材が入っている。

大量生産にあたってはさまざまな工夫が凝らされている。のちに多くの食品メーカーから同種の商品が発売されたが、味別の販売数ランキング(2006年時点)は、第1位「オリジナル(しょうゆ)」、第2位「シーフード」、第3位「カレー」となっており、「オリジナル(しょうゆ)」は発売以来首位を継続している[4]

2011年時点で世界80カ国で発売され、発売以降の世界累計販売数は310億食[5]、2016年3月に400億食[6]、2021年8月には500億食を達成した[7]

カップは、かつては発泡スチロール製であったが、次々に発生する問題により、紙製となったり異なる加工法を採用するなど変化がある(後述)。

フィリピンでは「シーフードヌードル」が高い人気を得ており、日本からの土産物として定番化した商品となっている[8]
名称2006年までタイムズスクエアに設置されていた看板の様子

マーケットラテン文字表記備考
日本CUP NOODLE和製英語
発売当初の米国CUP O'NOODLES英語の cup of noodles の省略形
日本以外の現在CUP NOODLES英語表記、cup noodleは英語でカップ麺一般

日本国内向け商品のラテン文字表記は、単数形の「CUP NOODLE」であるが、日本国外向け商品のラテン文字表記については単数形ではカップの中に1本の麺が入っているような誤解を招く可能性があることから複数形の「CUP NOODLES」を用いる[9]。国内では「CUP NOODLE」のブランドがすでに幅広く定着していることから、海外展開後も「CUPNOODLE」表記を続けているが[9]、「世界のカップヌードル」シリーズ(トムヤムクンヌードルなど)は、世界各国の料理をカップヌードルで再現するというコンセプトから、海外向け商品の表記に合わせて「CUP NOODLES」としている[9][10]

なお、アメリカ合衆国で発売した当初は、cup of noodles を意味する「CUP O'NOODLES」だった。1996年から2006年までの間、ニューヨークタイムズスクエアに製品を模した巨大な看板が設置され、看板のカップから湯気が出るという演出がなされていた[11]

中国語表記では「合味道」となる[12]
開発史

当時の日清の社長でチキンラーメンの開発者である安藤百福が、紙コップで手軽に食べられるラーメンを、と発案して作られた。それぞれの開発の変遷についてはカップヌードルミュージアムで詳細を知ることができる。
出発点

1966年(昭和41年)、安藤がチキンラーメンの日本国外進出を目指してロサンゼルスのスーパーマーケットに売り込んだものの、アメリカには手近にがないことに気づかされる。そして、アメリカ人バイヤーが考えた末にチキンラーメンを砕いて紙コップに入れ[13]、これに熱湯を注いでフォークで食べたことがヒントになった。安藤はラーメンが丼と箸という枷を逃れて日本国外へ進出することを見据え、いつでもどこでも食べられる容器入りのインスタントラーメンの開発を思い立った。早速売り込みから戻った安藤はホテル内で試したが、当時の紙コップはを用いたパラフィン紙製だったこともあり、「紙コップ臭くておいしく食べられなかった」と後に述べている。このことから、後に『環境ホルモン報道問題』による影響から他社のカップ麺容器が紙コップ製に置き換えられた時期でも、本製品のカップ素材は発泡スチロール製のまま長らく変更されなかった(後述)。ただし、食品衛生基準が厳しい西ドイツでは陶製の容器で販売され、価格も日本のものより1.5倍ほど高価であった。

日本向け製品で用いられているアルミ箔と紙を貼り合わせた構造の密封性の高いフタは、安藤がアメリカから帰国する際の機内食で出されたマカダミアナッツの密封パックで使われていたものをヒントにしている。安藤はこのパックを開封したものに加え、未開封のものを別に1つもらって持ち帰り、容器の開発時の資料とした。その現物は今も日清食品で保管されている。
容器と構造

発売当初より2008年(平成20年)3月までは、全商品発泡スチロール製の容器が採用されていた。

2008年(平成20年)4月以降は一部先行商品を除き、環境保護の観点から発泡ポリエチレン断熱皮膜加工の紙製カップ(通称・エコカップ)へと切り替わっている。また、これまで包装フィルムに印字されていた賞味期限の年月日表記が容器の底に印字されるようになり、製造工場[注 2](例:関東工場製造、静岡工場製造、関西工場製造、下関工場製造、札幌日清製造)の表記も付くようになった。

発売当初から長期間採用された発泡スチロール製の容器は乾燥麺の封入で容器自体の強度を上げたりと、梱包方法ひとつをとってもさまざまな工夫の積み重ねと試行錯誤の繰り返しにより決定された。麺は「瞬間油熱乾燥法」と呼ばれる方法で製造されている。一般の袋入りインスタントラーメンの麺塊は厚みが3 cm程度であるのに対し、当製品の麺塊はカップの形状に合わせた円錐台形である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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