カッサシオン(Kassation(独)cassazione(伊)cassation(仏・英))とは、1750年頃から1775年頃にかけて流行した管弦楽曲の形式の1つ。セレナーデやディヴェルティメントと同様、小曲を連ねた多楽章の形式をとり、晩餐会などのパーティで演奏された祝典音楽の1つである。
ディヴェルティメントが屋内、カッサシオンとセレナーデが屋外での演奏のためという区別はあるが、明確ではなく、三者は実質的にほぼ同じものであると考えられている。
主な曲
エトムント・アンゲラー (レオポルト・モーツァルトという説もあり真偽がはっきりしないが、現在ではアンゲラーが作曲者として有力)
おもちゃの交響曲(原曲は「ト長調のカッサシオン Cassatui ex G」)
ハイドン
(全4曲)
モーツァルト
ニ長調 K.100(62a)(1769年)
セレナード第1番と同一曲。
ト長調 K.63(1769年)
変ロ長調 K.99(63a)(1769年)
更新日時:2016年10月4日(火)18:19
取得日時:2018/11/01 04:08