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カタバミ
Oxalis corniculata Fig. from book (1796)
分類(APG III)
狭義: Oxalis corniculata L. f. villosa (M.Bieb.) Goiran[2]
シノニム
Oxalis corniculata L. var. trichocaulon H.Lev. (1910)[3]
Xanthoxalis corniculata (L.) Small (1903)[4]
変種・品種[5]
ケカタバミ O. c. var. trichocaulon
ウスアカカタバミ O. c. f. atropurpurea
ホシザキカタバミ O. c. f. plena
アカカタバミ O. c. f. rubrifolia
カタバミ(片喰み[6]・酢漿草、学名: Oxalis corniculata)はカタバミ科カタバミ属の多年草。日本の地方名には「かがみぐさ」「すいば」「しょっぱぐさ」「すずめぐさ」「ねこあし」「もんかたばみ」などがあり、『日本方言大辞典』[7]には180種以上が記録されている。中国名は酢漿草[1]。中国では「三葉酸草」「老鴨嘴」「酸味草」「満天星」などの別名がある。
日本では近年、よく似たオッタチカタバミという帰化種が急増している[8][9]が、古い図鑑には掲載されていないため、カタバミと誤認されていることもある。カタバミとオッタチカタバミの違いについては「オッタチカタバミ#カタバミとの違い」を参照 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}地下に球根を持ち[6]、さらにその下に大根のような根を下ろす。地を這う匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる[6][要検証 – ノート]。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草の1種である[6]。 葉は球根の先端から束に出る[6]。葉身は、ハート型の3枚が尖った先端を寄せ合わせた形の三出複葉で[6]、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。ふつう葉の色は黄緑色だが、赤紫色のアカカタバミという品種もある[6]。 春から秋にかけて、黄色の花を咲かせる[6]。花びらは5弁[6]。日向では花を出すが、日陰に咲いてしまうと花がしぼんでしまうのが大きな特徴である。 果実は円柱状で先が尖り、真っ直ぐに上を向いてつく[6]。成熟時には動物などが触れると、自ら弾けて赤い種子を勢いよく飛ばす[6]。最大1メートル (m) 程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。 葉や茎は、シュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸塩を含んでいるため、咬むと酸っぱい[6]。シュウ酸は英語で oxalic acid というが、カタバミ属 (Oxalis) の葉から単離されたことに由来する。また、葉にはクエン酸、酒石酸も含まれる。カタバミ属の植物をヒツジが食べると腎臓障害を起こすとの報告がある[要出典]。 ヤマトシジミの幼虫が食草とする。 世界中に分布、ヨーロッパ周辺という話もあるがよく分かっていない。日本では、本州から九州にかけて分布し、畑や庭、道ばたなどで見られる[6]。
形態・生態
地上部
根
葉
四つ葉
花
果実
分布
下位分類
変種アカカタバミ
ケカタバミ O. c. var. trichocaulon
全体的に毛が少し多め[10]。