カセットロン
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カセットロン(Decepticon Mini-Cassette)は、『トランスフォーマー』シリーズに登場する架空の部隊である。デストロンに所属している。
概要

カセットテープをモチーフにしたデストロンの諜報部隊で、メンバー全員がカセットテープに変形する。

ポータブルカセットプレーヤーをモチーフにしたサウンドウェーブがリーダーである。後に、同じくカセットテープがモチーフである、サイバトロンカセットボットが登場した。

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』まで活躍した。

また、カセットボットとは異なり、動物型のメンバーは言葉を話すことができないが、『ザ☆ヘッドマスターズ』では動物型の数体も言語を話す場面があり、宇宙の情報屋カウンターパンチ(ダブルスパイ)の登場で、自分たちの地位が危うくなることを恐れた。サウンドウェーブとの信頼は元より厚く、サウンドブラスターとして復活した際には大いに喜んだ。サウンドブラスターを「兄貴」と慕う。

本編においてカセットロンと呼ばれたのは、主に日本で制作された作品であり、海外作品では『2010』で1回呼ばれただけである。
リーダー
情報参謀 サウンドウェーブ / Soundwave

声 - 政宗一成 / 英 - フランク・ウェルカー

メガトロンの右腕。ポータブルカセットプレーヤーに変形。その諜報能力を駆使して、仲間の弱味を握る陰険さや、卑劣な作戦を好む一面を持っている。

体の大きさを変えて日用品として人間社会に潜入したり、電磁波により他者の心を読むブレインスキャン、石油などのエネルギー資源からエネルゴンキューブを生成する機能、飛行能力などの能力も備えている。

常に無感情。顔のデザイン上、表情もうかがえず、冷静沈着な行動を取っているが、ラジカセに変形するブロードキャストだけには敵愾心を剥き出しにする[1]。また、第39話(英語版では第46話)「チルドレン・プレイ」でトランスフォーマーよりも巨大な宇宙人の子供アロンの飼い猫・ナイトロー(こちらもトランスフォーマーより巨大)に追いかけられた際には、珍しく慌てながら仲間に救援を求めていた。

音波を使った攻撃や工作活動を得意とし、胸のケースにはカセットテープから変形する小型ロボットの部下「カセットロン」を収納している。セイバートロン星にいたころは街灯を思わせる形態に変形。スパイ活動を行っていた。

一人称は主に「俺」(まれに「私」)。原語版でも日本語版でも、常に片言で発言する。

第55話(英語版では第60話)「ひきおこされた戦争」で、エアーボットが飛ばされた過去のセイバートロン星でもメガトロンのそばにいたことから、デストロンには900万年以上前から所属していたことが分かる。元は街灯TFのはずが@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}出身地はセイバートロン星ではなく、音楽惑星の出身であるとされている。[要出典]

カセットロンを出撃させる際の掛け声は「イジェクト」、胸部に収容する際の掛け声は「リターン」。

自らがリーダーとなるよりは、組織内での栄達を志向するタイプである。スタースクリームのように表立ってメガトロンへ反逆する場面はないが、その一方で日和見主義の一面もあり、『ザ・ムービー』ではメガトロンを含めた負傷兵の放逐に賛同し、スタースクリームがメガトロンを捨て去ろうとした際にも止めに入らず、メガトロン亡き後スタースクリームビルドロンが新リーダーに立候補する中、サウンドウェーブも立候補していた。

『2010』第14話「音楽惑星の挑戦」では録音機能を生かして活躍した。

続く『ザ☆ヘッドマスターズ』でブロードキャストと相打ちとなり死亡するが、サウンドブラスターとして復活する。

武器は「振動ブラスターガン」と右肩の「エレクトリックランチャー」。左手から100万ボルトのサイバートニックエレクトロウェーブを放つ。玩具では銃身を外すことにより乾電池に変形させ、背部に収納が可能。額の飾りには無線が仕込まれており、戦闘時にはそこと胸部から攻撃用の音波を出している。

初代(G1)より時系列上過去のストーリーである『ビーストウォーズ』に、起動前の姿が登場。『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』の第20話においても一瞬ではあるが、同型のトランスフォーマーが登場している。

アナザーストーリーに当たる『ギャラクシーフォース』では、サウンドウェーブと同型のステレオが登場している。

また、デストロンマークはサウンドウェーブの顔がモチーフになっている。
情報参謀 サウンドブラスター / Soundblaster

声 - 政宗一成

『ザ☆ヘッドマスターズ』第4話「カセット大作戦」より登場。

第2話「マスター星の謎」で、ブロードキャストとの死闘で相討ちとなって倒れたサウンドウェーブが、スコルポノックのハイテクによって復活した姿。ポータブルカセットプレーヤーに変形。

身体は藍色から黒色になり、胸のケースの形状が変化した(玩具ではカセットロンを2体収納できる)。

性格も以前とほとんど変わらないが、敬語で話すことが多くなった。また、第16話「帰って来た不死身の帝王」では岩に躓いて転んだり、自分で足を踏んで痛がるというコミカルな面を見せている。

ガルバトロンへの忠誠心は健在であり、腑抜けになってしまったサイクロナスに代わってガルバトロンの右腕的存在になる。自身が責任を取りつつ、メガザラックの復讐心を利用することを進言したこともあった。
メンバー
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』より登場
特殊破壊兵 フレンジー / Frenzy
声 -
城山知馨夫鈴木勝美(未放送分)/ HM - 掛川裕彦紫(玩具では青)のカセットテープ[2]から、ヒューマノイドに変形。


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