カスタムロボ
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カスタムロボ
ジャンル
ロボットアクションRPG
開発元ノイズ
発売元任天堂
主な製作者見城こうじ
1作目カスタムロボ
1999年12月8日
最新作激闘!カスタムロボ
2006年10月19日
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『カスタムロボ』 (CUSTOM ROBO) は、ノイズ開発、任天堂発売のアクションRPG(メーカー側での呼称は「ロボットアクションRPG」)である。マリーガルマネジメントの出資を受けて開発された。

この項では、初代『カスタムロボ』および「カスタムロボシリーズ」全般についても述べる。
概要

『カスタムロボ』とは、3D空間でカスタムロボ同士のバトルを行うアクションゲーム。タイトルにもなっている、劇中に登場する「カスタムロボ」は、全長30cmほどの小型ロボットである。カスタムロボを入手した少年が友人やライバルとバトルを行いながら成長していき、最後には悪の組織を滅ぼす、または世界チャンピオンとなるという少年漫画王道をいくストーリーである。

ロボット本体(ロボ)・ガン・ボム・ポッド・レッグを自分なりに組み合わせてカスタマイズできるのが大きな特徴。バトルは「ホロセウム」と呼ばれる3D空間の中で行われ、「ジャンプ」や「空中ダッシュ」等を採用した空間的、立体的なバトルを行うことができる。

公式なジャンルは「ロボットアクションRPG」とされるが、一般的な「アクションRPG」とは異なり、マップを自由に移動して人々と会話しストーリーを進める「RPGパート」と、カスタムロボを用いて相手と戦う「バトルパート」を交互に繰り返してストーリーを進めていく形式である。また、レベルの概念も存在せず、主人公やロボが成長する事はない。カスタマイズのバリエーションはシナリオを進めるごとに増えていくものの、基本的にバトルの結果はプレイヤーの実力・戦略・カスタマイズの相性に全てが懸かっており、そういう意味でもバトル部分はアクションRPGというよりも、空中戦込みの対戦格闘ゲームに近い雰囲気となっている。

カスタムロボ バトルレボリューション』はロボットのデザイン等は大きく異なるが、コンセプトはほぼ同じである。『カスタムロボGX』は2D作品で、他作品とはバトルシステムが異なっている。『カスタムロボ バトルレボリューション』については単独記事も参照の事。
シリーズ

以下に、各シリーズの特徴と違いなどを述べる。
カスタムロボ

NINTENDO641999年12月8日発売。

カスタムロボシリーズの第一弾。主人公が誕生日プレゼントでカスタムロボ「レイ」を手に入れるところから物語は始まる。親戚のシンイチ達とロボバトルを楽しみながら、主人公がコマンダーとして成長していく物語である。ゲームシステムはこのとき既に完成されていた。このシナリオモードで集めたパーツを「カスタマイズ」して、アーケードモード(勝ち抜き戦)やVSバトル(対人戦)等を行う事ができる。

2022年7月15日から『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』の収録ソフトのひとつとして『V2』と同時に配信が開始した[1][2][3][4]。配信ソフトになるのはこれが初となる。
本作の特徴
『初代』の時点ではまだガン、ボム、ポッド、レッグの4種類しかカスタマイズできず、シナリオモードではロボを最初に手に入れる1種類しか使用できなかった(フリー対戦モードでは複数のロボを使用可能)。バトルは1on1のみで、オートで敵を狙い、目標の変更ができなかったため、戦闘に3人以上は参加できなかった。
オリジナル版とNINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineの違い
BATTLE!の部分が半透明になっている。ゲーム全体のフレームレートが30fpsに固定されている。
カスタムロボV2

NINTENDO642000年11月10日発売。振動パック対応。

前作から1年後の設定。物語は主人公が懸賞で当選したレイUを受け取るところから始まる。

2008年2月19日Wiiバーチャルコンソールで、2016年6月8日Wii Uのバーチャルコンソールでそれぞれ配信が開始された。

2022年7月15日からは『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』の収録ソフトのひとつとして配信が開始した[1][2][3][4]
本作の特徴
新たにやりこみ要素として、激闘編が追加された。これは今後の全ての作品に受け継がれている。ロボとパーツ、ホロセウム(バトルステージ)の種類が大幅に増え、ロボのタイプにストライクバニッシャー型、バーニングビースト型が追加され、4種類のみであるものの違法ロボも登場した。スタイルもパワースタイル、ジャンパースタイルが加わった(ロボの数はシリーズ最多)。ただし、初心者用パーツは削除された。また、前作ではシナリオモードにおいてロボの変更は不可能だったが、今作から旅立ち編(シナリオモードはこの作品以降この名称となっている)において変更を行い、別のロボで戦う事ができるようになった(ただし、シナリオ上では常にレイUを使用しているという扱いで進行する)。2on2バトルが追加され、同時にでは無いものの、4人までバトルに参加できるようになった。ただし初代にあったアーケードモードは廃止になっている。
他機種版による違い
Wii版では一部エフェクトが黒くなっていたり(ウェーブボム等)、フリーズボムおよびB型の爆風が半透明になっている。BATTLE!の部分が微妙に暗くなっている。Wii U版では明度を下げる代わりに、前述のエフェクトに手が加えられていない。NINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineでは明度がオリジナル同様になり、Wii版では改変されていた一部エフェクトが元通りになった。当バージョンに限り、ジャイアントボムおよびジェノサイドボムの爆風が半透明になっている。比較的にBATTLE!の部分が半透明になっているほか、ゲーム全体のフレームレートが30fpsに固定されている。
カスタムロボGX

ゲームボーイアドバンス2002年7月26日発売。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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