カシオペヤ座Cassiopeia
カシオペヤ座の恒星
属格形Cassiopeiae
略符Cas
発音[?kasi.??pi?.?] Cassiopeia, 口語的に/?kasi?o?pi?.?/ Cassiopeia; 属格 /?kasi.??pi?.i?/
象徴カッシオペイア
概略位置:赤経 22h 57m 04.6s - 03h 41m 14.1s[1]
概略位置:赤緯+77.69° - +46.68°[1]
20時正中12月上旬[2]
広さ598.407平方度[3] (25位)
バイエル符号/
フラムスティード番号
を持つ恒星数53
3.0等より明るい恒星数4
最輝星α Cas(2.23等)
メシエ天体数2
確定流星群ペルセウス座流星群[注 1]
6月カシオペヤ座μ流星群
カシオペヤ座ψ流星群
12月カシオペヤ座φ流星群[6]
隣接する星座きりん座
ケフェウス座
とかげ座
アンドロメダ座
ペルセウス座
テンプレートを表示
カシオペヤ座(カシオペヤざ、ラテン語: Cassiopeia)は、現代の88星座の1つで、プトレマイオスの48星座の1つ[7]。古代ギリシアの伝承に登場するエチオピアの王妃カッシオペイアをモチーフとしている[8]。3個の2等星と2個の3等星が、ラテン文字のWの形に並ぶ姿で知られる。このW字は、天の北極を探すための指極星として用いられる。北緯44°より北の地域では、星座全体が地平線に沈むことのない周極星となる。
星座名の正式な日本語表記は「カシオペヤ」と定められているが、いくつかの国語辞典では見出し語を「カシオペア座」とするものもある[9]。
主な天体
恒星「カシオペヤ座の恒星の一覧」も参照
α・β・γの3つの2等星がある[10][11][12]。5等星のρ星とV509星は、非常に珍しい黄色極超巨星に分類される大質量星である。
2023年9月現在、国際天文学連合 (IAU) によって8個の恒星に固有名が認証されている[13]。
α星:太陽系から約231 光年の距離にある、見かけの明るさ2.23 等、スペクトル型K0-IIIaの巨星で、2等星[10]。カシオペヤ座で最も明るく見える。固有名の「シェダル[4](Schedar[13])」は、アラビア語で「胸」を意味する言葉に由来する[14]。