カシオペヤ座イプシロン星
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カシオペヤ座ε星[1]
Epsilon Cassiopeiae
仮符号・別名Segin[1][2]
星座カシオペヤ座
見かけの等級 (mv)3.37[1]
3.35 - 3.38(変光)[3]
変光星型疑わしい[3]
分類B型主系列星[1]
Be星[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α) 01h 54m 23.7261769782s[1]
赤緯 (Dec, δ)+63° 40′ 12.372216932″[1]
赤方偏移-0.000028[1]
視線速度 (Rv)-8.30 km/s[1]
固有運動 (μ)赤経: 32.982 ミリ秒/[1]
赤緯: -19.232 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π)7.1119 ± 0.3688ミリ秒[1]
(誤差5.2%)
距離460 ± 20 光年[注 1]
(141 ± 7 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV)-2.4[注 2]

ε星の位置
物理的性質
質量9.2 ± 0.2 M?[4]
表面重力3.5 (log g)[5]
自転速度30 km/s[6]
スペクトル分類B3Vp_sh[1]
表面温度15,174 K[5]
色指数 (B-V)-0.15[7]
色指数 (U-B)-0.60[7]
色指数 (R-I)-0.12[7]
年齢1,540 ± 300 万年[4]
他のカタログでの名称
カシオペヤ座45番星[1]
BD +62 320[1]
FK5 63[1]
Gaia DR2 511974502719733376[1]

HD 11415[1]
HR 542[1]
HIP 8886[1]
NSV 652[1]
SAO 12031[1]
Template (ノート 解説) ■Project

カシオペヤ座ε星は、カシオペヤ座にある3等星の恒星である。
特徴

カシオペヤ座ε星は、カシオペヤ座のW字で一番、左側にあり、一番暗い。スペクトル型はB3Vp_shで、水素核融合反応を起こす主系列星とされる。2003年、Coteらが、カシオペヤ座ε星のスペクトルに水素の輝線が見られたことから、この恒星がBe星であることを主張した。高速で自転しているため、形状は回転楕円体になっており、周囲には降着円盤が形成されているガス殻星とされている。この降着円盤が水素の輝線を発生させているとされている。表面温度は15,174Kで、太陽の5,778K[8]よりも約1万Kも高温である。この表面温度だと、可視光では青白く見える[9]
名称

固有名のSegin[1][2]うしかい座γ星の固有名 Seginus の誤転写が元になったとされる[2][10]。この名称はアントニーン・ベチュヴァーシュ星図にしか見られず、その出所が明らかではないが、2017年9月5日国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、カシオペヤ座ε星の固有名として、Segin を正式に承認した[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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