カサブランカ_(映画)
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カサブランカ
Casablanca
ポスター
監督マイケル・カーティス
脚本ハワード・コッチ(英語版)
ジュリアス・J・エプスタイン
フィリップ・G・エプスタイン
原作マレイ・バーネット(英語版)
ジョアン・アリスン(英語版)
『皆がリックの店にやってくる(英語版)』
製作ハル・B・ウォリス
製作総指揮ジャック・L・ワーナー
ナレータールー・マーセル
出演者ハンフリー・ボガート
イングリッド・バーグマン
ポール・ヘンリード
クロード・レインズ
コンラート・ファイト
シドニー・グリーンストリート(英語版)
ピーター・ローレ
音楽マックス・スタイナー
撮影アーサー・エディソン(英語版)
編集オーウェン・マークス(英語版)
製作会社ワーナー・ブラザース
配給 ワーナー・ブラザース
セントラル映画社
公開 1942年11月26日
1946年6月20日
上映時間102分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費1,039,000ドル[1]
興行収入3,398,000ドル(北米配収)
3,461,000ドル(海外配収)[1]
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『カサブランカ』(英語: Casablanca)は、1942年アメリカ合衆国恋愛ドラマ映画監督マイケル・カーティス、出演はハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマンなど。
概要

原作はマレイ・バーネット(英語版)とジョアン・アリスン(英語版)による上演されなかった戯曲『皆がリックの店にやってくる(英語版)』で、親ドイツヴィシー政権の支配下にあったフランス領モロッコカサブランカを舞台に、かつて深く愛し合った末に別れた男女の思いがけない再会と愛の再燃を描いている[2]第二次世界大戦にアメリカが参戦した翌年の1942年に製作が開始され、同年11月26日に公開された。第16回アカデミー賞にて作品賞監督賞脚色賞の3部門を受賞。配給ワーナー・ブラザース

第二次世界大戦中に撮影されたこの作品は、女性(バーグマン)への愛と、チェコスロバキアのレジスタンス指導者である彼女の夫(ヘンリード)のヴィシー支配下の都市からの逃亡を助けるかの選択を迫られるアメリカ人駐在員(ボガート)に焦点を当てている。
ストーリーボガートとバーグマン

1941年12月、親ドイツのヴィシー政権の管理下に置かれたフランス領モロッコの都市カサブランカ。ドイツの侵略によるヨーロッパの戦災を逃れた人の多くは、中立国のポルトガル経由でアメリカへの亡命を図ろうとしていた。

主人公であるアメリカ人男性のリック(ハンフリー・ボガート)は、パリが陥落する前に理由を告げずに去った恋人イルザ・ラント(イングリッド・バーグマン)と、彼が経営する酒場「カフェ・アメリカン」で偶然の再会を果たす。パリ時代の思い出である『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』が切なく流れる。

イルザが店を去って再び過去の痛みにリックは苦しむ。

イルザの夫で、現在はドイツに併合されたチェコスロバキア人のドイツ抵抗運動の指導者ヴィクター・ラズロ(ポール・ヘンリード)は現地のオルグと接触、脱出のチャンスをうかがっていた。フランス植民地警察のルノー署長(クロード・レインズ)は計算高い男だが、流れに逆らうように異郷で生きるリックにシンパシーを感じ、かつてスペインのレジスタンスに協力したリックに、ラズロには関わるなと釘を指す。現地司令官であるドイツ空軍のシュトラッサー少佐は、ラズロを市内に閉じ込める。

イルザは、夫を助けられるのは闇屋のウーガーテ(ピーター・ローレ)からヴィシー政権の発行した通行証を譲り受けたリックしかいないと、必死に協力を乞う。そして通行証を渡そうとしないリックに銃口さえ向ける。しかし引き金を引くことが出来ないイルザ。2人はお互いの愛情を確かめ合う。

リックは、ラズロとイルザが通行証を欲しがっている事実をルノー署長に打ち明け、現場でラズロを逮捕するようにと耳打ちする。手柄を立てるために、約束の閉店後の店にやってきたルノーだが、リックの本心は、2人を亡命させるためにルノーを空港まで車に同乗させて監視の目を欺く点にあった。シュトラッサーを射ち殺してでも彼女を守ろうとするリックは、過去の痛みに耐えていた彼ではなかった。

愛を失っても大義を守ろうとしたリックを前にして、実はレジスタンスの支援者であったルノーは、自由フランスの支配地域であるフランス領赤道アフリカブラザヴィルへ逃げるように勧めて、見逃すことにする。


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