カコフォニー
出身地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州
ジャンルネオクラシカルメタル[1]
活動期間1986年 - 1989年
レーベルシュラプネル・レコーズ
旧メンバー
ピーター・マリノ
マーティ・フリードマン
ジェイソン・ベッカー
ジミー・オーシェア
アトマ・アナー
ディーン・カストロノヴォ
カコフォニー(Cacophony)は、1986年に結成されたアメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド。後にメガデスに加入するマーティ・フリードマンと、後にデイヴィッド・リー・ロスのバンドに参加するジェイソン・ベッカーが在籍していたことで知られる[1]。 ベッカーはシュラプネル・レコーズ創設者のマイク・ヴァーニーにデモ・テープを送り、それが高く評価されたことから、フリードマンとのバンド結成を持ちかけられた[2]。なお、フリードマンは以前にも、ハワイ
来歴
ボーカリストのピーター・マリノは、1983年にシュラプネルからデビューしたバンド「Le Mans」のメンバーであった[4]。なお、「Le Mans」のドラマーだったケニー・スタヴロプロスも、後にカコフォニーに参加している[4]。
1987年にはデビュー・アルバム『スピード・メタル・シンフォニー』を発表し、同作は後に、『ギター・ワールド』誌のスタッフが選出した「速弾きアルバムの名盤トップ10」において9位にランク・インした[5]。1988年には、フリードマンのソロ・アルバム『ドラゴンズ・キス』(カタログ番号:SH-1035)とベッカーのソロ・アルバム『パーペチュアル・バーン』(カタログ番号:SH-1036)を経て、カコフォニー名義でのセカンド・アルバム『ゴー・オフ』(カタログ番号:SH-1040)が発売され、レコーディングでは当時バッド・イングリッシュに在籍していたディーン・カストロノヴォがドラマーとして参加したが、同作に伴うツアーではケニー・スタヴロポーラスがドラムスを担当した[6]。
カコフォニーは1989年に解散し、フリードマンは同年のうちにメガデスのオーディションを受けて、1990年2月には正式加入した[7]。なお、フリードマンとベッカーはカコフォニー解散後も親交を保っており、フリードマンが2014年に発表したソロ・アルバム『インフェルノ』には、ベッカーとの共作による「ホラーズ」が収録され[8]、ベッカーのアルバム『Triumphant Hearts』(2018年)にはフリードマンが妻の奥田日和と共にゲスト参加した[9]。
メンバー
ピーター・マリノ - ボーカル
マーティ・フリードマン、ジェイソン・ベッカー - リードギター、リズムギター
ジミー・オーシェア - ベース(『ゴー・オフ』のレコーディングおよびツアーに参加)
アトマ・アナー - ドラムス(『スピード・メタル・シンフォニー』に参加)
ディーン・カストロノヴォ - ドラムス(『ゴー・オフ』のレコーディングに参加)
ケニー・スタヴロポーラス - ドラムス(ツアー・メンバー)
ディスコグラフィ
『スピード・メタル・シンフォニー』 - Speed Metal Symphony (1987年)
『ゴー・オフ』 - Go Off! (1988年)
脚注[脚注の使い方]
出典^ a b Huey, Steve. Cacophony Biography, Songs & Albums - オールミュージック. 2022年1月1日閲覧。
^ Sharma, Amit (2019年5月28日). “Jason Becker and Marty Friedman: “Music comes out of silence... and I have a lot of silent time, without a pesky guitar interrupting my thoughts!””. MusicRadar. Future plc. 2021年12月31日閲覧。
^ “BAND ALBUM”. Marty Friedman Official Website. 2021年12月31日閲覧。