カゲロウプロジェクト
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カゲロウプロジェクト

アニメ「メカクシティアクターズ」ロゴ。
ジャンル青春
小説:カゲロウデイズ
著者じん(自然の敵P)
イラストしづ
出版社エンターブレイン
レーベルKCG文庫
刊行期間2012年5月30日 - 2017年12月29日
巻数全8巻
漫画:カゲロウデイズ
原作・原案などじん(自然の敵P)(原作)
しづ(キャラクター原案)
わんにゃんぷー(キャラクター原案)
作画佐藤まひろ
出版社メディアファクトリー
掲載誌月刊コミックジーン
レーベルジーンコミックス
発表号2012年7月号 - 2019年3月号
巻数全13巻
アニメ:メカクシティアクターズ
原作じん
総監督新房昭之
監督八瀬祐樹
シリーズ構成じん
脚本じん
キャラクターデザイン阿部厳一朗
音楽ANANT-GARDE EYES
TeddyLoid、石風呂
じん、中西亮輔
アニメーション制作シャフト
製作アニプレックス、シャフト
1st PLACE、MAGES.
TOKYO MXBS11
放送局#放送局参照
放送期間2014年4月 - 6月
話数全12話
映画:カゲロウデイズ-in a day's-
原作じん
監督しづ
制作JUMONJI(アニメーション制作)
1st PLACE
製作『カゲロウデイズ-in a day's-』製作委員会
配給ウルトラシープ
封切日2016年11月4日
上映時間20分
アニメ:メカクシティリロード
原作じん
放送局
放送期間-
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『カゲロウプロジェクト』は、音楽家[1]、小説家、脚本家のじん(自然の敵P) (以下じん[注 1])によるマルチメディアプロジェクト。じんが2011年から発表している楽曲に加え、2012年に楽曲で描かれる物語を題材としたじん自身の執筆による小説、じんの原作を元にした佐藤まひろによる漫画が発表されている。また、アニメ化の企画も決定し、2014年4月から6月まで『メカクシティアクターズ』を放送した。楽曲のボーカルには、IA初音ミクといったヤマハの歌声合成技術VOCALOIDを使ったボーカル音源を使用している。代表曲に「カゲロウデイズ」、「チルドレンレコード」、「ロスタイムメモリー」、「夜咄ディセイブ」など。音楽パッケージの累計発売数は2016年4月時点で70万枚を突破し[2]、書籍の累計発行部数は2021年4月時点で1500万部を記録している[3]
シリーズ展開
1作目の公開

カゲロウプロジェクトの作品は、2011年2月にじんが動画共有サービスニコニコ動画で発表した曲「人造エネミー」に始まる[4]。この第1作目の「人造エネミー」はパソコンのソフトウェアからの主観とその主観からのメッセージを描いた曲で、後に発表される小説や漫画でも第1話に対応している[4]

また、「人造エネミー」に対するTwitterでのコメントをきっかけに、じんはイラストレーターのしづと交流を持っている[4]。2作目の「メカクシコード」では、しづが動画のイラストを担当し、その後もじんの動画のイラストの他、CDのジャケットイラストや小説の挿絵も手がけることになる[4]
1作目の公開後

1作目公開の後、じんは本格的に長い物語を作ろうと考え、登場人物たちの所属する「メカクシ団」を設定し、「目」をテーマに据えて、物語を描いた楽曲を次々と発表する[4]。なお、これらの楽曲は、作品世界の時系列とは異なる順序で発表されている[5]。こうした一連の楽曲の中でも、2011年9月に発表された3作目の「カゲロウデイズ」は、ニコニコ動画では翌2012年1月までに100万回以上の再生数を記録する大きな人気を集め、多くのファンを引き込むことになった[4][5]。「カゲロウデイズ」は、そのストーリー性を含んだ歌詞と世界観から、様々な考察[注 2]が行われた曲でもある[5]

5作目「想像フォレスト[注 3]」をはじめ、映像製作に携わるわんにゃんぷーは、ニコニコ動画で「【手描き】カゲロウデイズ【自己解釈PV】」を発表しており、この作品をきっかけにじんの作品の制作に加わることになった[4]。「カゲロウデイズ」をはじめとする関連動画の総再生数は2015年4月10日までに1億回を超えた[7]
小説化・漫画化へ

2012年3月30日には、CDおよびじん自身の執筆による小説の発売、じんの原作を元にした漫画連載が発表され、楽曲発のマルチメディア展開が始動した[7]。2012年5月30日に、カゲロウプロジェクト関連曲を収録したCDの第1弾、アルバム『メカクシティデイズ』が発売。同日に小説の第1弾『カゲロウデイズ ?in a daze-』も発売され、楽曲をつなぐ物語が初めて明らかとなった[4]

アルバムと小説はそれぞれオリコンの週間ランキングで、CDアルバム6位、文庫本10位にランクインしている。翌6月には月刊コミックジーンで漫画『カゲロウデイズ』の連載も開始された。同年8月15日発売のシングル「チルドレンレコード」は同月第四週のオリコンの週間シングルランキングで3位にランクインしている。

2013年5月25日20:00には「夕景イエスタデイ」や「マリーの架空世界」、「少年ブレイヴ」や「サマータイムレコード」などの2ndアルバムに入っている楽曲の一部をニコニコ生放送で公開した。

2013年2月17日にニコニコ動画に投稿された「夜咄ディセイブ」は投稿から20分後に8万回再生、投稿から約4時間59分で殿堂入り(10万回再生)を達成。VOCALOIDを使った曲としては歴代2位の速さとなった。翌31日後にミリオン再生[4]
アニメ化の発表

2013年5月29日発売の『メカクシティレコーズ』にて、アニメタイトルが『メカクシティアクターズ』に決まったことが発表された。2013年8月15日に行われたじんのライブ「ライブ・イン・メカクシティ」のアフターパーティで、制作はシャフト、監督は新房昭之であることが発表され、その後、2013年12月25日に東京・名古屋・大阪の街頭ビジョンとアニメイト一部店舗にて公開された少年ブレイヴのPVの後に日程が2014年の4月ということが発表された。

その後2014年1月1日に発売された「MEKAKUCITY V's」(メカクシティブイズ)は1月8日のオリコンランキングで第1位を獲得。

2014年1月25日23時59分45秒に、アニメ「メカクシティアクターズ」の出演キャストとアニメビジュアルの紹介が始まった。以後、毎週土曜に同時刻で続報を順次発表された。そこで4月12日0時からの放送となった。

2016年8月15日に、ニコニコ生放送にて行われた『SEEK at MEKAKUCITY』で、新作「メカクシティリロード」の制作が発表された。媒体・制作などのその他詳細情報は不明。
あらすじ
第一章

8月14日、引き篭もりの青年・シンタローこと如月伸太郎は、パソコンに居ついている電脳少女・エネのいたずらのせいでマウスとキーボードにコーラをかけて故障させてしまい、換えの品を購入するために止むを得ずエネと共に2年ぶりに外出するが、買い物に行った先のデパートで立て篭もり事件に巻き込まれ人質となってしまう。人質になった彼は、エネを使いコンピューターをハッキングしてシャッターを開こうと考える。すると隣にいた猫目の少年・カノが「もう少しで隙ができる」と言い、直後テロリスト達が混乱し始める。混乱の最中、自由になったシンタローはエネをコンピューター室にハッキングさせ、シャッターを開かせるがその直後シンタローは銃声を聞き、意識が途絶えてしまう。

翌朝、シンタローはメカクシ団という奇妙な団体のアジトで目覚める。そこには妹であるモモこと如月桃の姿があり、事件の顛末を聞かされることになる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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