カウントダウン
Countdown
監督ジャスティン・デク
『カウントダウン』(Countdown)は、2019年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はジャスティン・デク、出演はエリザベス・ライル(英語版)とジョーダン・キャロウェイ(英語版)など。自分の余命が分かる恐怖のスマホアプリを題材にしている[4]。
ストーリー
プロローグ
とあるパーティーで、数人の若者が余興として“カウントダウン”という余命予測アプリを各々のスマートフォンにインストールする。周囲が数十年の余命を発表していく中で、コートニーという少女の余命は3時間30分ほどと表示されていた。それから3時間後、帰宅するコートニーは酔っ払った恋人エヴァンの運転を危険視し、彼の車を降りて夜道を1人で歩き始める。すると、スマートフォンに“カウントダウン”から「利用規約違反」という通知が送られてきた。カウントに怯えながらもコートニーは無事に帰宅するが、バスルームの天井から何者かに襲われ、カウントがゼロになるのと同時に絶命してしまう。その頃、エヴァンは衝突事故を起こし、コートニーが乗るはずだった助手席には木が突き刺さっていた。
カウントダウンの始まり
病院で看護師として働くクイン・ハリスは、骨折した右足の手術を翌日に控えたエヴァンから、“カウントダウン”の存在とコートニーが時間通りに死んだことを知らされる。エヴァンの“カウントダウン”が示す約19時間40分後は手術の予定時刻に重なっており、彼は死を悟っていた。クインは“カウントダウン”を誰かの悪戯だと考えたが、興味を持った看護師や医師がインストールしていき、クインも気軽にインストールしてしまう。すると、クインの余命は2日と22時間30分ほどになっていた。翌日、思い詰めたエヴァンが手術を回避するため病室から逃げ出すと、“カウントダウン”から「利用規約違反」の通知が送られてくる。エヴァンは背後に現れた黒い人影から必死に逃走するが、逃げ込んだ避難階段で死んだはずのコートニーに襲われ死亡した。エヴァンの死を知ったクインは“カウントダウン”に怯え、カウントがゼロになる日に約束していた母親の墓参りをキャンセルすると、直後に「利用規約違反」の通知が送られてくる。アンインストールができない“カウントダウン”について自宅で調べてみると、コートニーの死を報じた記事が見つかった。コメント欄にはインストールしてから死者の幻覚が見えると語る少女の動画があり、クイン自身もエヴァンの幻覚と遭遇する。恐怖したクインはスマートフォンを破壊して車に逃げ込んだ後、人気が多いことに安心して眠ってしまう。
マットと共に活動開始
翌朝、車中泊したクインを起こしたのは妹のジョーダンだった。実家から逃げてきたジョーダンを追い返し、クインは新しいスマートフォンを購入するため携帯電話ショップに行くが、初期状態だと確認したにもかかわらず、店を出るまでの間に“カウントダウン”が勝手にインストールされてしまう。困惑して店長に詰め寄るクインを店内で見ていたマット・モンローは、店を出た彼女を追いかけて自分も“カウントダウン”の死が迫っていることを明かす。カウントがゼロになるまで24時間を切っているクインとマットは、「まともに読まなかった利用規約に助かるヒントがあるのでは」と考え、バーの酔っ払いを利用して利用規約を確認する。そこには「運命を受け入れろ。運命を変えようとすれば規約違反になる」と書かれており、カウントがゼロになる時間に訪れる死そのものは避けられないと悟る。それでも2人はなんとか助かろうと考え、悪魔の専門家だというジョン神父を頼ることにした。“カウントダウン”に似た伝説を知るジョン神父は、アプリのプログラムコードを覗くことを提案する。携帯電話ショップの店長に頼み込んで確認した“カウントダウン”のプログラムコードには、ラテン語の文章に加えて利用者全員の名前と余命が記述されており、数値を弄れば余命のカウントを変更することができた。2人はクインとマット、そしてクインの数分前にカウントがゼロになるジョーダンのカウントを延長してもらう。
悪魔の呪い
安堵したクインはマットを連れて自宅に戻り就寝するが、夜中になるとカウントが元に戻ってしまった。2人はクインの実家に向かい、死んだ母親の幻覚に襲われていたジョーダンを助けると、ジョン神父のもとに駆け込んでプログラムコードに書かれていたラテン語の文章を読んでもらう。