カウボーイ
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この項目では、北米大陸などの牧場労働者について説明しています。その他の用法については「カウボーイ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "カウボーイ" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2019年3月)
カウボーイを描いた絵画 "The Herd Quitter." (油彩画チャールズ・マリオン・ラッセル1897年

カウボーイ(: cowboy)は、北アメリカ大陸オーストラリアなどの牧場で見られる、畜産業に従事する牧場労働者のこと。牧童(ぼくどう)。また、同種の職業に従事する女性をカウガール(英: cowgirl)と呼ぶ。

メキシコ南米などのスペイン語圏における「バケーロ」(vaquero)[注 1]、それを英語風にした「バッカルー」(buckaroo)と同じ意味である。
概要
意味の変遷仕事(Cattle drivep)中のカウボーイ。 コロラド州

元々“カウボーイ”と言う単語は“牛泥棒”を意味したとも言われ、牛飼に対する単語は、スペイン語の“vaquero”が使われていた。しかし、19世紀後半に入ると、メキシコやテキサスなどを中心に大陸南部から、西部、中西部にかけての原野で野生化していた“を駆り集め(round-up)”、それを市場である東部やゴールドラッシュに沸く西部に届けるために大陸横断鉄道の中継地である中西部や北部の町へ “馬と幌馬車を連ね何日もかけて移送する業務 ロングドライブ(Long Cattle Drive)”に従事していた労働者を指す言葉に変化していった。よって当時は牧場主や牧童、牛飼をカウボーイと呼ぶことは無かったが、現在は牛の世話をする牧童という意味で一般化している。

西部開拓の完全な終焉を迎えた20世紀に入ると、西部劇や小説などにおいてノスタルジックなロマンをかきたてる対象として美化され始め、現在ではアメリカの象徴ともいえる存在となっている。また職業に関係なく、踵の高いブーツカウボーイブーツ)を履きカウボーイハットを被った者等も“カウボーイ”と呼ばれることがあり、特にそういう格好をした農業従事者やトラックドライバーやカントリー・ミュージシャンなどが そう呼ばれることも多い。

また、その野性的で勇敢なイメージはアメリカ男性の一般的肖像とされ、それが転じたスラングとして、“粋な伊達男(色男)”、“やんちゃ坊主”、“目立ちたがり屋”、“無茶な運転をするドライバー”などをカウボーイと呼ぶ場合もある。
文化

スペインをはじめイギリスヨーロッパの文化や牧童の風俗習慣とアメリカ先住民の文化がミックスされカウボーイの文化が形成された。これはアメリカの初期の歴史そのものであり、その影響は現在のアメリカのファッションスポーツレジャーからや風俗習慣まで幅広く浸透していて、アメリカという国を特徴づける大きな要因となっている。

カウボーイはネイティブ・アメリカンとは仇敵でありながら、経済活動も盛んであり、その文化的影響も大きい。そしてネイティブアメリカンとバッファローとハイイロオオカミが織り成す、悠久の昔からつづく関係とその文化がカウボーイを支えていた。
人種ナット・ラブ(英語版)(1854 ? 1921):アフリカ系アメリカ人のカウボーイで、以前は奴隷だった。

アフリカ系アメリカ人のカウボーイも存在するが、ハリウッド映画や「マカロニ・ウェスタン」の影響で白人のイメージが強い。1860年代から1880年代における放牧牛を扱う業界で働いた労働者のうち25%が黒人のカウボーイであり、その数は6000?9000人と推定されている[1][2][3][4]。「en:Black cowboys」も参照

なお、映画というフィクションでつくられたイメージについては、#映画のカウボーイ像の節を参照されたし。
必需品
バッファロー

カウボーイにとってバッファローは干肉などの食用だけではなく、その皮も「丈夫な皮革」としてネイティブアメリカンを通してタタンカ皮という名称で取引され、カウボーイの必需品の様々な物に加工された。
馬具

ヨーロッパにおける伝統的馬術に対し、彼らの馬術はカウボーイ馬術として確立されていて、また馬具もカウボーイ独特な物になっている。バディ相棒)であり、その馬が死ぬまで乗ったが、その期間は10年に満たなかったという。

サドル(「」くら) - サドルで特徴的なのは、投げ縄や牛追い鞭を括り付けるホーンという突起(グリップ)が付いている事である。

ストラップ(「」あぶみ) - 騎乗時に馬の脇腹に垂らして足を乗せるが、19世紀半ば、カウボーイの死因1位は落馬の際に鐙から足が抜けず、馬に引き摺られての事故死だった[5]

ビット(「食み」ハミ

スパー(拍車・輪拍) - スパーは馬術と同様にヨーロッパの伝統的な馬具とは違い、スペインの装飾をもとに独自に変化したもので、カウボーイのアイデンティティーを表すファッションにもなっている。

道具アメリカの荒野で野営する幌馬車:アイダホ州,1940年

開拓の常であるが、社会基盤がない場所での生活は危険が伴うことや狩猟のための「銃」が必要であり、様々な問題を内包しながらもカウボーイの文化としてもアメリカとしても必需品となっている。 

コーチ・ワゴン(馬車)- 幌馬車とも呼ばれるが、単に荷車としての貨物用もある。現在のアメリカの車社会においてもその影響の名残が見られ、コンバーチブルコーチビルダーと言う表現に見て取れる。またピックアップトラックが好まれるのも馬と荷車を模していると言われる。

ガン() - ライフル散弾銃回転式拳銃(リボルバー)などがあり[注 2]、リボルバーは簡素なものからスペインの装飾とネイティブアメリカンの装飾が元になった装飾が施されているものも多い。バッファローに対する狩猟や家畜の放牧に必要なものである。
ボウイナイフ

ナイフ - ブーツナイフやボウイナイフ(ボーウィとも表記)が一般的で、特にボウイナイフは北アメリカの歴史と言っても良い位にポピュラーな物であるが、バッファローを絶滅寸前にまで追いやった歴史の産物ともいえる。ナイフは家畜の耳に印をつけたり、病気の治療や予防にも使われた。

ロープ(投げ縄) - ラリアットともいう[注 3][注 4]

ブルウィップ(英語版)(牛追い


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