オーヴァーナイト・センセーション
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この項目では、マザーズ・オブ・インヴェンションのアルバムについて説明しています。その他の用法については「Overnight Sensation」をご覧ください。

『オーヴァーナイト・センセーション』
フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンションスタジオ・アルバム
リリース1973年9月
録音1973年3月 - 6月
ジャンルハードロック[1]コメディ・ロック[1]、その他いろいろ
時間34分26秒
レーベルディスクリート・レコード、ライコディスク
プロデュースフランク・ザッパ
専門評論家によるレビュー


Allmusic link

Robert Christgau (C) ⇒link

チャート最高順位

15位[2](ノルウェー)

32位[3](ビルボード・ポップ・アルバム)

フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンション アルバム 年表

グランド・ワズー
(1973年)オーヴァーナイト・センセーション
(1973年)アポストロフィ (')
(1974年)

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『オーヴァーナイト・センセーション』(Over-Nite Sensation)は、フランク・ザッパをリーダーとするマザーズ・オブ・インヴェンションによる、1973年リリースのアルバムである。
概要

1973年3月から6月にかけて、カリフォルニア州イングルウッドのボリック・サウンド・スタジオ、グレンデールのホイットニー・スタジオ、ロサンゼルスパラマウント・スタジオなどで録音された。また、このアルバムは2チャンネル・ステレオと4チャンネル・ステレオ (Quadraphonic sound) の2形態でリリースされた。(LP初版は2チャンネル版も4チャンネル版と同じマスターが使われている。通常のステレオ・ミックスは作られず、4チャンネルを2チャンネルにミックス・ダウンしたものが再発版では使われている。)

このアルバムにおけるザッパの音楽へのアプローチが、過去のそれとは大きく異なっていることから、本作はザッパの経歴上のターニング・ポイントとみなされている。具体的には、ザッパを象徴する音楽的挑戦がなくなったわけではないものの、非常に取り付きやすいサウンドを取り入れていることが、その特徴である。

本作においてザッパは、プログレッシブ・ロックフュージョン、さらにはファンクやその他のスタイルの強い影響下にある複雑な楽曲を、3分ないし6分の精緻な構成で見事に作り上げた。歌詞はおおむねパロディ的なもので、セックス(「ダーティ・ラヴ」「カマリロ・ブリロ」「ゾンビー・ウーフ」、代表例は「ダイナ・モー・ハム」)や社会問題への言及(TV番組に対する辛辣な諷刺「アイム・ザ・スライム」)その他(「フィフティー・フィフティー」「モンタナ」)をテーマとしている。

『オーヴァーナイト・センセーション』と、同じメンバーのグループで録音された次のアルバム『アポストロフィ (')』はイーグル・ロック・エンタテインメント社 (Eagle Rock Entertainment) の音楽ドキュメンタリー・シリーズ『クラシック・アルバムズ』(Classic Albums) の題材として取りあげられ、2007年5月1日にDVDとしてリリースされた。
収録曲

作詞・作曲はいずれもフランク・ザッパによる。
カマリロ・ブリロ - "Camarillo Brillo
" - 3:59

アイム・ザ・スライム - "I'm The Slime" - 3:34

ダーティ・ラヴ - "Dirty Love" - 2:58

フィフティー・フィフティー - "Fifty-Fifty" - 6:09

ゾンビー・ウーフ - "Zomby Woof" - 5:10

ダイナ・モー・ハム - "Dinah-Moe Humm" - 6:01

モンタナ - "Montana" - 6:35

参加メンバー

フランク・ザッパ - ギターヴォーカル(「フィフティー・フィフティー」を除く)

ジョージ・デューク - シンセサイザーキーボード

ブルース・ファウラー - トロンボーン

トム・ファウラー - ベース

ラルフ・ハンフリー - ドラム

リッキー・ランスロッティ - ヴォーカル(「フィフティー・フィフティー」「ゾンビー・ウーフ」)

サル・マルケス - トランペット、ヴォーカル(「ダイナ・モー・ハム」)

ジャン=リュック・ポンティ - ヴァイオリン、バリトン・ヴァイオリン

イアン・アンダーウッド - クラリネットフルートアルト・サックステナー・サックス

ルース・アンダーウッド - パーカッションマリンバヴィブラフォン

キン・ヴァッシー - ヴォーカル(「アイム・ザ・スライム」「ダイナ・モー・ハム」「モンタナ」

ティナ・ターナー&ジ・アイケッツ(Debbie Wilson & Linda "Lynne" Sims ) - バッキング・ヴォーカル(アンクレジット)

製作

プロデューサー - フランク・ザッパ

エンジニア - フレッド・ボークグレン、スティーヴ・デスパー、テリー・ドナヴァン、バリー・キーン、ボブ・ストーン

リミキシング - ケリー・マクナブ

デジタル・リマスタリング - バーニー・グランドマン、ボブ・ストーン

アレンジャー - フランク・ザッパ

テクニシャン - ポール・ホフ

カヴァー・デザイン - フェレンク・ドブロニー、
カル・シェンケル

イラスト - デヴィッド・マクマッケン

チャート

アルバム

1973年 -
ビルボード・ポップ・アルバム…32位

脚注^ a b Huey, Steve. “Review of Over-Nite Sensation”. Allmusic. 2008年1月26日閲覧。
^norwegiancharts.com - Frank Zappa - Over Nite Sansation
^ “ ⇒Awards for Over-Nite Sensation”. Allmusic. 2008年1月26日閲覧。

外部リンク

アルバムの歌詞と詳細情報

リリースの詳細










フランク・ザッパ / マザーズ・オブ・インヴェンション
オリジナルアルバム

フリーク・アウト! / アブソリュートリー・フリー / ウィー・アー・オンリー・イン・イット・フォー・ザ・マニー / ランピー・グレイヴィ / クルージング・ウィズ・ルーベン&ザ・ジェッツ / アンクル・ミート / ホット・ラッツ / バーント・ウィーニー・サンドウィッチ / いたち野郎 / チャンガの復讐 / フィルモア・ライヴ '71 / 200モーテルズ / ジャスト・アナザー・バンド・フロム L.A. / ワカ/ジャワカ / グランド・ワズー / オーヴァーナイト・センセーション / アポストロフィ (') / ロキシー&エルスウェア / ワン・サイズ・フィッツ・オール / ボンゴ・フューリー / ズート・アリュアーズ / ザッパ・イン・ニューヨーク / スタジオ・タン / スリープ・ダート / シーク・ヤブーティ / オーケストラル・フェイヴァリッツ / ジョーのガレージ / ティンゼル・タウン・リベリオン / 黙ってギターを弾いてくれ / ユー・アー・ホワット・ユー・イズ / たどり着くのが遅すぎて溺れる魔女を救えなかった船 / ザ・マン・フロム・ユートピア / ベイビー・スネイクス / ロンドン・シンフォニー・オーケストラ Vol.I / ザ・パーフェクト・ストレンジャー / ゼム・オア・アス / フランチェスコ・ザッパ / シング・フィッシュ / ミーツ・ザ・マザーズ・オブ・プリヴェンション / ダズ・ヒューモア・ビロング・イン・ミュージック? / ジャズ・フロム・ヘル / ロンドン・シンフォニー・オーケストラ Vol.II / ギター / ブロードウェイ・ザ・ハード・ウェイ / ザ・ベスト・バンド / メイク・ア・ジャズ・ノイズ / プレイグラウンド・サイコティクス / アヘッド・オブ・ゼア・タイム / イエロー・シャーク


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