オール・シュック・アップ
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この項目では、チープ・トリックのアルバムについて説明しています。エルヴィス・プレスリーの楽曲については「恋にしびれて」をご覧ください。

『オール・シュック・アップ』
チープ・トリックスタジオ・アルバム
リリース1980年10月24日[1]
録音モントセラトロンドン Air Studios[2]
ジャンルハードロックパワー・ポップ
時間33分58秒
レーベルエピック・レコード
プロデュースジョージ・マーティン
専門評論家によるレビュー


AllMusic link

Rolling Stone link

チャート最高順位

21位(日本[3]

24位(アメリカ[4]

チープ・トリック アルバム 年表

デイ・トリッパー
(1980年)オール・シュック・アップ
(1980年)ワン・オン・ワン
(1982年)

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『オール・シュック・アップ』(All Shook Up)は、チープ・トリック1980年に発表した5作目のスタジオ・アルバム
背景

蒼ざめたハイウェイ』(1977年)以降のスタジオ・アルバムをプロデュースしてきたトム・ワーマンが外されて、ビートルズとの仕事で知られるジョージ・マーティン(プロデューサー)及びジェフ・エメリックレコーディング・エンジニア)が起用された[1]。ただし、バン・E・カルロスによれば、レコード会社の方はプロデューサーの変更に対し否定的だったという[1]。「ストップ・ディス・ゲーム」は、当初は「Can't Stop the Music」というタイトルだったが、ヴィレッジ・ピープルを題材とした映画『ミュージック・ミュージック』(原題: Can't Stop the Music)との混同を避けるために改題された[1]

本作リリース前の1980年8月25日、トム・ピーターソンがバンドを脱退した[5]
反響

バンドの母国アメリカでは、Billboard 200で24位に達し、バンドにとって4作目の全米トップ40アルバム(EPを含む)となった[4]。また、シングル「ストップ・ディス・ゲーム」はBillboard Hot 100で48位を記録した[4]。日本盤LPは1980年11月1日に発売され、オリコンLPチャートでは6週トップ100入りし、最高21位を記録した[3]
評価

スチュワート・メイソンはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「チープ・トリック史上初の、全く面白くないアルバム」「T・レックスの一連のヒット曲を想起させるであろうBaby Loves to Rockは歓迎すべき曲だが、このアルバムを救うには至っていない」と批判している[6]。一方、David Frickeは1981年3月19日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中4点を付け「サウンド及び激情は、バンドが1977年に発表したデビュー・アルバムの、無骨なヘヴィメタルがゴリゴリする様に近い」「チープ・トリックは単に新たなビートルズというだけでなく、ザ・ムーブエレクトリック・ライト・オーケストラが引き継いできたビートルズ的な英国ポップの伝統と、ザ・フーヤードバーズに通じるハードロックを、長きにわたり魂を込めて継承してきた一連の流れの最新版である」と評している[7]。また、渋谷陽一は本作の日本盤LPのライナーノーツにおいて「先祖帰りともいえる内容になっている。一枚目の音に近いのだ」と評している[8]
収録曲

特記なき楽曲はリック・ニールセン作。
ストップ・ディス・ゲーム - "Stop This Game" (Rick Nielsen,
Robin Zander) - 3:54

ジャスト・ガット・バック - "Just Got Back" - 2:03

ベイビー・ラヴズ・トゥ・ロック - "Baby Loves to Rock" - 3:16

キャント・ストップ・イット - "Can't Stop It but I'm Gonna Try" - 3:30

ワールズ・グレイテスト・ラヴァー - "World's Greatest Lover" - 4:49

ハイ・プリースト(オブ・リズミック・ノイズ) - "High Priest of Rhythmic Noise" - 4:10

ア・タンブリン・ダウン - "Love Comes a-Tumblin' Down" - 3:05

アイ・ラヴ・ユー・ハニー - "I Love You Honey but I Hate Your Friends" - 3:50

ゴー・フォー・ザ・スロート - "Go for the Throat (Use Your Own Imagination)" - 3:00

フー・ザ・キング - "Who D'King" (R. Nielsen, Bun E. Carlos) - 2:15

2006年リマスターCDボーナス・トラック


グッド・タイムズ・バッド・タイムズ(シングル・ヴァージョン) - "Everything Works If You Let It"

デイ・トリッパー(ライヴ・ヴァージョン) - "Day Tripper (Live)" (John Lennon, Paul McCartney)

キャント・ホールド・オン(ライヴ・ヴァージョン) - "Can't Hold On (Live)"

グッド・ガール(未発表スタジオ・ヴァージョン) - "Such a Good Girl"

テイク・ミー・アイム・ユアーズ(未発表スタジオ・ヴァージョン) - "Take Me I'm Yours" (R. Nielsen, R. Zander)

参加ミュージシャン

ロビン・ザンダー - ボーカル

リック・ニールセン - ギターキーボード

トム・ピーターソン - ベース

バン・E・カルロス - ドラムス

脚注・出典[脚注の使い方]^ a b c d Swanson, Dave (2015年10月24日). “ ⇒35 Years Ago: Cheap Trick Reach a Turning Point With 'All Shook Up'”. Ultimate Classic Rock. Loudwire Network. 2017年8月26日閲覧。
^ Cheap Trick - All Shook Up (Vinyl, LP, Album) at Discogs


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