オール・アラウンド・ザ・ワールド_(リトル・ウィリー・ジョンの曲)
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「オール・アラウンド・ザ・ワールド」
リトル・ウィリー・ジョンシングル
B面ドント・リーヴ・ミー・ディア
リリース1955年7月[1][2]
規格7インチシングル
録音

1955年6月27日

ニューヨーク

ジャンルブルースリズム・アンド・ブルース
時間2分53秒[2]
レーベルキング・レコード (4818)
作詞・作曲Titus Turner
チャート最高順位


第5位 (US Billboard R&B chart)(1955年)[3]

リトル・ウィリー・ジョン シングル 年表

Mommy What Happened To Our Christmas Tree
(1953年)All Around The World
(1955年)Need Your Love So Bad
(1955年)

ミュージックビデオ
All Around the World - YouTube


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オール・アラウンド・ザ・ワールド(All Around the World)は、R&Bシンガー、リトル・ウィリー・ジョンの1955年リリースの楽曲である。タイタス・ターナーが書いたソウルフルなアップテンポのシャッフルで、1968年にリトル・ミルトンがGrits Ain’t Groceriesと改名してシングル・リリースしたことでも知られている[4]。ジョンにとっては数多くのレコーディングを残したキング・レコードにおける最初のシングルでもあった。
概要

「オール・アラウンド・ザ・ワールド」のソングライター、タイタス・ターナーはアトランタ出身のR&Bシンガーであり、リトル・ウィリー・ジョンの1959年の楽曲「リーヴ・マイ・キトゥン・アローン」のソングライターでもある。「オール・アラウンド・ザ・ワールド」はターナーがマーキュリー傘下のウィング・レーベルからリリースしたシングル盤(1955年6月リリース)がオリジナルで、ジョンのバージョンは彼のシングルがリリースされた1か月後にキング・レコードのシングル盤としてリリースとなっている[5][6]

ターナーのオリジナル・バージョンはヒットしなかったが、ジョンのバージョンはR&Bチャートで5位となり、ターナーにとってこの曲はソングライターとしての初めての成功を収めた楽曲となった。
歌詞

「お前を愛していないなんてあり得ない」と説く熱烈なラヴ・ソングである。それぞれのヴァースは「ベイビー、お前を愛しているんだ。知っているだろう」と歌ったのち、以下の歌詞で締めくくられる:[7]

もし俺がお前を愛していないなんてことになれば

グリッツは食品ではなく、卵は家禽ではなく

そしてモナ・リザは男だったことになる
参加ミュージシャン

Little Willie John リトル・ウィリー・ジョン - vocals

Willis Jackson ウィリス・ジャクソン - tenor saxophone

Champion Jack Dupree チャンピオン・ジャック・デュプリー - piano

Mickey Baker
ミッキー・ベイカー - guitar

Ivan Rollie (or Rolle) アイヴァン・ローリー - bass

Calvin Shields カルヴィン・シールズ - drums[8]

リトル・ミルトンのバージョン

「グリッツ・エイント・グローサリーズ (オール・アラウンド・ザ・ワールド)」
リトル・ミルトン の
シングル
B面アイ・キャント・クイット・ユー・ベイビー
リリース1968年[4]
規格7インチシングル
ジャンルブルースリズム・アンド・ブルース
時間2分37秒[4]
レーベルチェッカー・レコード (1212)
作詞・作曲Titus Turner
チャート最高順位


第13位 (US Billboard R&B chart)(1968年)[9]

第73位 (US Billboard Pop chart)(1968年)[9]

リトル・ミルトン シングル 年表

Let Me Down Easy
(1968年)Grits Ain't Groceries (All Around The World)
(1968年)Just A Little Bit
(1969年)

ミュージックビデオ
Grits Ain't Groceries (All Around The World) - YouTube


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リトル・ミルトンは、ジョンのオリジナル・バージョン・リリースの13年後となる1968年、チェス傘下のチェッカーからシングルとしてこの曲をリリースした。

題名を変更し「グリッツ・エイント・グローサリーズ (オール・アラウンド・ザ・ワールド)」とした[4]。ゆったり目のシャッフルだったジョンのバージョンからは一転、テンポを上げてファンキーに仕上げたミルトンのバージョンは、R&Bチャート13位、ポップ・チャートでも73位に食い込むヒットとなり、ミルトンの代表曲のひとつとして知られるようになった[6]
その他のカヴァー

この曲は、他にはルー・ロウルズ、サヴォイ・ブラウン、ウェット・ウィリー、ジョン・ブッテらがレコーディングしている[10]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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